ルンバ205と105+と105の違いを比較して、どれがおすすめかまとめていきたいと思います。
今や各メーカーがロボット掃除機を開発していますが、今もロボット掃除機の代名詞といわれるのが「ルンバ」シリーズですよね。
今回は2025年4月に新たにリリースされた3モデル、205、105+、105の違いを比較してみたところ、ゴミの処理について大きな違いがありました。
205はゴミを本体内で圧縮するタイプで、105+はステーション内の紙パックにゴミを溜めておく機能があり、105には自動ゴミ収集機能は付いていませんでした。
いずれも複雑な機能のないシンプルなロボット掃除機で、お掃除レベルに差はありませんので、ゴミの処理についてどこまでの機能を求めるかがカギになりそうですね。
本文では、ルンバ205と105+と105の違いを比較し、どれがどんな人におすすめなのか詳しく紹介していきます。
▼ルンバ205

▼ルンバ105+

▼ルンバ105

ルンバ205と105+と105の違いを比較
ルンバ205と105+と105の違いを、項目ごとにまとめていきます。
ゴミ捨ての仕組みについて
3モデルの最も大きな違いが、ゴミ収集の仕組みです。
近年、各メーカーで人気になっているのが、ゴミをステーションに自動収集するタイプですが、205はこれまでにない「ゴミを圧縮して本体に溜める」機能が搭載されています。
これは業界初となる機能で、吸い込んだゴミを本体内でぎゅっと圧縮し続けることで、最大60日分もゴミ捨て不要となります。

105+はステーションでゴミを自動で収集し、紙製のパックに集める仕組みとなります。
紙パックは、0.7ミクロンという微細なアレルゲンを99%もシャットアウトして、空気中に戻しません。
紙パックの交換頻度は最大75日間となるため、ゴミ捨ての手間が大きく省けます。
105にはゴミを自動で収集する機能は付いておらず、本体にゴミが溜まったらその都度捨てることになります。
ブラシの構造
ブラシの構造にも違いがあります。
205のメインブラシはゴム製のシングルアクションブラシですが、105+と105はゴムと毛のブラシを採用しています。
吸引力自体は、具体的な数値は公表されていないものの、いずれも従来モデルより最大70%以上と謳っていますので、ブラシの材質によって大きく変わるものではないようです。
本体のサイズ
本体のサイズおよび重量は以下の通りになります。
- 205:幅35.8×奥行き35.9×高さ10.1cm 重量約3.83kg
- 105+:幅33.5×奥行き33.6×高さ10.4cm 重量約2.92kg
- 105:幅33.5×奥行き33.6×高さ10.4cm 重量約2.84kg
205が他の2モデルに比べて若干大きめですが、サイズ感に大きな違いはなさそうです。
重量については205が1kg近く重いですが、こちらはゴミ収集機能が内蔵されている分といえますね。
▼ルンバ205

▼ルンバ105+

▼ルンバ105

ステーションのサイズ
ゴミ収集の機能が異なるため、ステーションのサイズにも以下の通り違いが出てきています。
- 205:幅13.4×奥行き14.6×高さ8.8cm
- 105+:幅17.1×奥行き21.3×高さ29.3
- 105:幅7.4×奥行き13.6×高さ12.1
105+のステーションが際立って大きいですが、これはゴミを収納しておく機能があるためです。
205と105については、充電ステーション機能のみなので、狭い場所にも置けそうですね。
価格について
「ロボット掃除機は高価なもの」というイメージが先行しやすいですが、ルンバのこれら3モデルは比較的お手頃な価格帯です。
アイロボット公式サイトの価格(2025年5月20日現在)は、205と105+が59,200円、105が39,200円です。
自動でゴミを収集する機能のない105がもっとも価格帯が安く、機能と価格が比例しているといった印象です。
大きな違いはゴミ捨てについての機能だけなので、価格と照らし合わせて検討していただければと思います。
尚、価格は日々変動する可能性が高いので、常に最新の情報をチェックすることをおすすめします。
▼ルンバ205

▼ルンバ105+

▼ルンバ105

ルンバ205と105+と105の違いを表で比較
ここまでご紹介しがルンバ205と105+と105の違いを表で比較してみました。
特徴 | ルンバ205 | ルンバ105+ | ルンバ105 |
---|---|---|---|
ゴミ捨て方式 | 本体内圧縮(最大60日分) | 自動収集(紙パック・最大75日) | 本体に手動ゴミ捨て |
ブラシ構造 | ゴム製シングルアクションブラシ | ゴム+毛ブラシ | ゴム+毛ブラシ |
本体サイズ(cm) | 幅35.8×奥行35.9×高さ10.1 | 幅33.5×奥行33.6×高さ10.4 | 幅33.5×奥行33.6×高さ10.4 |
本体重量(kg) | 約3.83 | 約2.92 | 約2.84 |
ステーションサイズ(cm) | 幅13.4×奥行14.6×高さ8.8 | 幅17.1×奥行21.3×高さ29.3 | 幅7.4×奥行13.6×高さ12.1 |
価格(円) | 59,200 | 59,200 | 39,200 |
参考にしていただけたら嬉しいです。

▼ルンバ205

▼ルンバ105+

▼ルンバ105

ルンバ205と105+と105どれがおすすめ?
ルンバ205と105+と105の違いを比較してきましたが、どれがどんな人におすすめなのかまとめていきます。
ルンバ205がおすすめの人
- 新機能「ゴミ圧縮」を試してみたい人
- ゴミ捨ての手間を軽くしつつ、紙パックのコストを抑えたい人
205は業界初の「ゴミ圧縮」機能が付いている点が魅力的ですよね。
本体内でゴミを圧縮するため、捨てる時のホコリも立ちにくいんじゃないかと推測しますが、新機能を試してみたい人には特におすすめです。
ゴミ捨ての手間を軽くすると同時に、紙パックのランニングコストもかからないので、長い目で見てコスパの良いモデルといえます。
ルンバ105+がおすすめの人
- 自動ゴミ収集機能を重視する人
- 紙パックがあったほうが安心という人
最近ではいろいろなメーカーで、自動でゴミを収集するモデルが開発されていますが、ゴミ処理の手間を大きく省けるメリットがあります。
105+では紙パックに最大75日分のゴミを収納できるだけでなく、0.7ミクロン以下の微細なチリやホコリも逃しません。
紙パックに収納し、パッと捨てられる便利さと安心感を求める人におすすめのモデルです。
ルンバ105がおすすめの人
- ゴミ捨てに多少手間がかかっても、価格が安い方が良い人
- 充電ステーションの置き場所が小さい方が良い人
105には自動ゴミ収集やゴミ圧縮といった機能は付いておらず、溜まったらその都度捨てることになります。
それでも、吸引と水拭きといったお掃除力は変わらないので、ゴミ捨ては多少面倒でも価格の手頃さは大きなメリットといえます。
よりシンプルに、求めやすいモデルを探している人にはもってこいです。
充電ステーションの置き場所も取らないので、例えばワンルームで一人暮らしといった人にはちょうど良いロボット掃除機ですね。
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▼ルンバ105+

▼ルンバ105

ルンバ205と105+と105の共通の特徴
続いて、ルンバ205と105+と105に共通する特徴について紹介していきます。
吸引力について
吸引力は3モデルとも共通しています。
従来の人気モデル、ルンバ600に比べて、吸引力が最大70倍にもアップした「パワーリフト吸引」で、カーペットの奥に潜り込んだ微細なチリまで逃がしません。

4段階のクリーニングシステム
ルンバ独自の4段階クリーニングシステムについても共通しています。
- パワフルな吸引力「パワーリフト吸引」
- 様々な床に対応した毛のブラシ
- 部屋の隅や壁際も一掃するエッジクリーニングブラシ
- マイクロファイバーモップで水拭き
吸引力が高いだけでなく、角や壁際もエッジブラシでかき出し、きれいにした床を水拭きするまでのお掃除フルコースといったところですね。
スマートスクラブ機能
スマートスクラブ機能は、これまではルンバの上位機種のみに搭載されていましたが、比較的お手頃な価格帯の3モデルにも採用されています。
水拭き用のモップパッドは、本体に内蔵されたポンプで均一に水が注ぎこまれるため、拭きムラも防止して床をきれいに拭き上げます。
注目したいのが「スマートスクラブ」機能で、人の手で雑巾がけをするように前後にごしごしと拭き掃除をします。
水の他に対応する洗剤も使えますが、ルンバ公式ページに記載されているiRobot社が認定する洗剤のみとなります。

▼ルンバ205

▼ルンバ105+

▼ルンバ105

お掃除の設定は自由自在に
3モデルいずれも、吸引のみ、水拭きのみ、吸引+水拭きセットの中からモードを好きなように設定できます。
水拭き不可のところ、汚れていてすぐに水拭きだけしたいところ等あると思いますが、お部屋の状態に合わせて設定できるのでとても便利です。
迅速で正確なマッピング
ナビゲーション&マッピング機能は、ClearView™ LiDAR技術によって行われます。
障害物を回避しながら、暗い場所でもスムーズに走行し、素早く正確なマッピングも行います。

アプリで簡単にお掃除カスタマイズ
生成されたマップは、スマホアプリで表示できます。
Roomba® Homeアプリは操作が簡単で、お掃除の開始と終了、清掃モード、水拭きの水量を設定できるほか、汚れやすい場所のエリア清掃、キッチンなどのスポット清掃なども指示できます。
もちろんスケジュール設定も可能なので、お出かけ時にスマホからお掃除を指示すれば、帰宅した時にはきれいにお掃除が済んでいます。

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センサーで安全なお掃除
ナビゲーションセンサーは、階段や高い段差からの落下防止、カーペットを検知して水拭きの際に避けるといったように、安心してお掃除を任せられる機能です。

音声アシスタント
3モデル共に、Amazon Alexa、Siri、Googleアシスタントを介した音声操作が可能です。
本体スイッチに触れることなく、スマートスピーカーに指示を出すことでいつでも自由にお掃除ができます。
音声アシスタント、本体スイッチ、アプリの3つからアプローチできます。

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▼ルンバ105+

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ルンバ205と105+と105の違いを比較まとめ
今年4月に新たにリリースされた、ルンバ205と105+と105の違いを比較して、どれがどんな人におすすめか紹介してきました。
お掃除の機能面で違いはなく、ゴミの収集、処理について大きく違っていました。
本体にゴミを圧縮して収納し、60日間ゴミ捨て不要の250、ゴミステーションに格納された紙パックに75日分のゴミを収納できる105+、ゴミ収集機能は特になく、溜まったら捨てるシンプル機能の105と、特徴は3つに分かれています。
特に205と105+は現時点で同価格なので、どちらのゴミ処理方法を選ぶかがカギになりますね。
ゴミ処理方法での比較となりますが、どれが我が家に合っているかじっくり検討されることをおすすめします。
ルンバ205と105+と105を検討中の人、どれを購入するか迷われている人の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
▼ルンバ205

▼ルンバ105+

▼ルンバ105
