ヘルシオトースターAX-WT1と、ヘルシオグリエAX-GR2の違いを比較して、どっちがどんな人におすすめかまとめていきたいと思います。
「ヘルシオ」が初めて出たばかりの頃を覚えていますが、水蒸気の力で焼くという新たな発想に驚いたものです。
今では「ヘルシオ」といえば定番ブランドで、この12月にも新機種「AX-WT1」が発売されました。
今回は旧機種の「AX-GR2」との違いを比較してみましたが、大きな違いは以下の通りでした。
- 加熱方式の違いと水タンクの容量
- 焼き加減を細かく調整できるか
- 焼き芋やお餅を美味しく焼き上げるモードがあるか
- メモリー機能
- サイズとカラー
本文ではこれらの違いをもっと詳しく紹介しながら、AX-WT1とAX-GR2のどっちがどんな人におすすめなのか紹介していきますね。
▼ヘルシオトースターAX-WT1
▼ヘルシオグリエAX-GR2
AX-WT1とAX-GR2の違いを比較
ヘルシオトースターAX-WT1と、ヘルシオグリエAX-GR2の違いを比較していきます。
加熱のしかた
2モデルとも過熱水蒸気を利用してパンなどの食材を焼き上げますが、AX-WT1は過熱水蒸気メインでの調理になります。
一方のAX-GR2は過熱水蒸気に加え、上下4本のヒーターで庫内の温度をしっかりと上げながら調理します。
どちらかというとスチーム系の調理にはAX-WT1、ヒーターを活用したグリル系の調理にはAX-GR2が向いているといえます。
水タンクの容量
水タンクの容量は、AX-WT1が50ml、AX-GR2が40mlで、こちらはシンプルにアップデートされたといえます。
トースト2枚を1回焼くために必要な過熱水蒸気、つまり水分量は25mlで、AX-WT1では2回分焼けるということになります。
家族の多い人には水の注ぎ足しが要らない分、手間も時間も省けそうですよね。
AX-GR2は40mlで、2回転するには少し足りなかったので、これは嬉しいアップデートです。
焼き加減の調整について
好みに合わせて焼き加減を調整するのは両モデル共通していますが、AX-WT1は3段階の「ふわふわ度」で、1から3まで好みのふわふわ具合を選べます。
さらに焼き色は5段階に分かれていて、焼き色が微かに付く程度の1から、しっかりこんがり焼いた5まで、ふわふわ度と組み合わせて選べます。
より直感的な好みに合わせた焼き方を楽しめますね。
AX-GR2では「トースト・弱(生食パン)・中・強」の4つのモードから選ぶので、メニューによって使い分ける形になります。
▼ヘルシオトースターAX-WT1
▼ヘルシオグリエAX-GR2
お餅と焼き芋を美味しく仕上げるモード
AX-WT1に新たに搭載されたのが、お餅と焼き芋の焼き加減調整です。
お餅は、例えば磯辺焼きにして美味しい「こんがり焼き目」と、あんこ餅やずんだ餅に見栄えが良い「焼き目なしのやわらかお餅」の2通りの焼き方を選べます。
焼き芋もほくほくした香ばしい仕上がりと、低温でじっくり焼いて中がしっとりした状態を選べます(さつまいもの種類にもよります)。
お餅と焼き芋が好みの仕上がりで作れるなんて、つい食べ過ぎてしまいそうな嬉しい悲鳴といった感じです^^;
メモリー保存ができるかどうか
AX-WT1では、お気に入りの焼き加減を保存するメモリー機能が搭載されています。
例えば、焼き色は3、ふわふわ度3といったように保存しておけば、毎回設定する手間も省けます。
サイズと重量の違い
サイズについては以下の通りです。
- AX-WT1:幅340×奥行363×高さ270mm、重量5.0㎏
- AX-GR2:幅412×奥行306×高さ228mm、重量5.7㎏
AX-WT1は奥行きと高さが上回っているものの、幅がかなりコンパクトです。
一方のAX-GR2は幅があり、重さもあるのでどちらかというと平べったいどっしりとした印象です。
▼ヘルシオトースターAX-WT1
▼ヘルシオグリエAX-GR2
カラーバリエーションとデザイン
AX-WT1のカラーはブラックのみ、一方のAX-GR2はレッドとホワイトの2色です。
ヘルシオというと赤のイメージがありますが、AX-WT1はカラーもデザインもシュッとしたスタイリッシュな雰囲気です。
「スマートクラフトデザイン」の通り、全体はコンパクトで楕円形の窓も特徴的です。
小型のパネルは液晶表示でわかりやすく、ダイヤルもあまり主張しないデザインです。
AX-GR2はどっしりと存在感のあるデザインですが、深みのあるレッドは上品で高級感があり、ホワイトもどんなキッチンにも合わせやすいすっきりとした雰囲気です。
操作パネルはシンプルで、イラストでモード変換がわかりやすくなっています。
価格について
ヘルシオトースターがAX-WT1にアップグレードしたことで、価格はどうなのか気になりますよね。
メーカーではオープン価格とされていますが、楽天などのECサイトでは価格設定がされていますよ。
この記事を作成している2024年12月19日現在、楽天での取扱価格はAX-WT1が51,480円、AX-GR2は売り切れとの表示がありましたが21,000円台でした。
楽天では一旦売り切れとなっているようですが、価格.comで調べたところ13,000円前後の最安値が見つかりました。
かなり価格に差が出ていますが、欲しい機能とあわせてじっくり検討して選びたいですね。
尚、価格は日々変動する可能性が高いので、常に最新の情報をチェックすることをおすすめします。
▼ヘルシオトースターAX-WT1
▼ヘルシオグリエAX-GR2
AX-WT1とAX-GR2の違いを表で比較
ここまでご紹介した
AX-WT1とAX-GR2の違いを表で比較してみました。
特徴 | ヘルシオトースターAX-WT1 | ヘルシオグリエAX-GR2 |
---|---|---|
加熱のしかた | 早め水メイン蒸気での調理 | 勢い水蒸気と上下4オンヒーターでの調理 |
水タンクの容量 | 50ml(トースト2枚を2回分焼ける) | 40ml(トースト2枚をほぼ2回分焼ける) |
焼き加減の調整 | 3段階の「ふわふわ度」と5段階の焼き色調整 | 4つのモード(トースト・弱・中・強) |
お餅と焼き芋を美味しく仕上げるモード | お餅(2種類の焼き加減)、焼き芋(2種類の焼き加減) | なし |
メモリー保存機能 | お気に入りの焼き加減を保存可能 | なし |
サイズ | 幅340mm × 奥行き363mm × 高さ270mm | 幅412mm × 奥行き306mm × 高さ228mm |
重量 | 5.0kg | 5.7kg |
カラーバリエーション | ブラック | レッドとホワイト |
価格 | 51,480円(2024年12月19日現在の楽天価格) | 13,000円台(2024年12月19日最新価格.com最安値) |
▼ヘルシオトースターAX-WT1
▼ヘルシオグリエAX-GR2
AX-WT1とAX-GR2どっちがおすすめ?
ヘルシオトースターAX-WT1とAX-GR2の違いを比較してきましたが、どっちがどんな人におすすめなのでしょうか。
AX-WT1がおすすめの人
- 好みの焼き方を細かく設定したい人
- お餅や焼き芋をよく焼く人
- あまり置き場所を取りたくない人
AX-WT1は、3段階のふわふわ度と5段階の焼き目から好みの仕上がりを選べるので、トーストにとことんこだわりたい人におすすめです。
数字よりも感覚、直感で選べるのも面白いですよね。
そしてもうひとつの新機能として、お餅と焼き芋を2通りの仕上がりで美味しく焼けるのもAX-WT1の魅力です。
お正月を前にして、お餅を美味しく食べたい人にもおすすめできそうです。
AX-WT1は幅が340mm、ぎゅっとコンパクトになっていますので、置き場所が広く取りづらいという人にも良さそうです。
キッチンにあると雰囲気が締まるようなスタイリッシュさも魅力ですよね。
AX-GR2がおすすめの人
- パンだけでなくお惣菜などもいろいろ作りたい人
- 旧モデルでもお手頃価格で求めたい人
AX-GR2は過熱水蒸気に加えてヒーターでしっかり加熱することで、パンだけでなく焼き料理にもいろいろ応用できます。
付属のレシピブックを使いこなしたい人にもおすすめです。
そして何より、お値段がかなりお手頃になっています。
過熱水蒸気の力でトーストを極上の仕上がりにするほか、クロワッサンや生食パンも出来立ての風味を楽しめますし、油を落としたヘルシー調理もできてこの価格というのは非常にコスパが良いといえます。
追加機能や新モデルということにこだわらないなら、AX-GR2はかなりお買い得ですよね。
▼ヘルシオトースターAX-WT1
▼ヘルシオグリエAX-GR2
AX-WT1とAX-GR2の共通の特徴
続いて、AX-WT1とAX-GR2に共通する特徴や機能について紹介していきます。
過熱水蒸気で焼き上げるしくみ
ヘルシオの最も大きな特徴は「過熱水蒸気」ですが、過熱水蒸気とは、水蒸気を100℃以上にさらに加熱させたものです。
庫内に過熱された水蒸気を放出し、食品を包み込むことで「しっかり焼けていながらも、中はふっくら」という食感を作り出します。
蒸気で包まれることで食品中の水分をしっかりキープすることが美味しさの秘密ですね。
サクッふわっの極上トースト
過熱水蒸気で焼き上げたトーストは、水分を逃さないまま中まで高温で加熱するため、ふっくら、ふわふわに仕上がります。
仕上げに高温で余分な水分を蒸発させることで外側のサクッと感もアップします。
もちろん、通常のトーストの他にもピザの具をのせてピザトースト、チーズや目玉焼きをのせたアレンジトーストも美味しく作れますよ♪
食パンだけでなく、バゲットやベーグル、クロワッサンなども外はカリっと、中はふんわり仕上がりますし、カレーパンは揚げたてのようなサクサク感を楽しめます。
時間が経ったパンも美味しく復活
生食パンがブームになった時期がありましたが、できれば買ってすぐに食べたいところですよね。
時間が経ってしまった生食パンは、水分が飛んでパサついたり食感が悪くなったりしがちですが、ヘルシオトースターなら出来立ての美味しい状態によみがえらせることが可能です。
デリケートな生食パンも、過熱水蒸気で水分を与えながら、ちょっと低めの温度帯でやさしく焼き上げます。
低めの温度で焼くため、余計な焼き目や焦げ目が付くこともありません。
モーニングセットで朝の時短に
朝食の定番といえば、トーストに目玉焼き、ウインナーなどが思い浮かびますが、ちゃんと用意しようと思うととっても大変ですよね。
ヘルシオトースターなら「モーニングセット」でパンも卵も、野菜などのおかずも一度に加熱できます。
忙しい朝にも栄養バランスのとれた理想的な食事を楽しめそうです。
いろいろなメニューにも対応
ヘルシオトースターには「コーティングトレイ」が付属されており、パンだけでなくいろいろなお惣菜やスイーツを作ることもできます。
シャープ公式サイトには「鮭の香草焼き」「焼きチーズフォンデュ」といったおしゃれなメニューや、「フレンチトースト」「アップルケーキ」といったスイーツも載っています。
トースター1台でいろいろな料理が作れるのも楽しいですよね。
▼ヘルシオトースターAX-WT1
▼ヘルシオグリエAX-GR2
ノンフライ調理でヘルシーに
ヘルシオトースターの過熱水蒸気の力は、お惣菜の揚げ物などを再加熱する時に「脱油効果」を発揮します。
温めながら余分な油を落とし、調理後のトレイには落ちた油がこんなに!というくらい溜まるので、ヘルシーさが目で見てわかります。
もちろん、揚げ物の衣もサックリ、カラッと仕上がるので、食感も出来立てレベルです。
安全性に配慮した設計
ヘルシオトースターは高機能なばかりではなく、安全性にも配慮した設計となっています。
過熱防止機能や自動OFF機能は、高い熱源をもつ家電にとってあると安心ですよね。
いろいろな調理にも使えるヘルシオトースターですが、シリコン容器やクッキングペーパーは使えないのでご注意くださいね。
アルミホイルや耐熱皿(オーブン対応のもの)は使用できます。
お手入れもラクラク♪
調理家電にとって「お手入れが楽」というのは大きなメリットですよね。
ヘルシオトースターAX-WT1とAX-GR2いずれも、焼き網や水タンク、パンくずトレイを取り外して洗えるので、いつもスッキリきれいに使えます。
トレイもコーティング加工されていて、汚れが付きにくいのも高ポイントです。
庫内は固く絞ったふきんで拭き掃除しますが、手が奥の方まで届きやすいつくりになっているのが特徴です。
メンテナンスがしやすいので、毎日気持ちよく使えそうです。
▼ヘルシオトースターAX-WT1
▼ヘルシオグリエAX-GR2
AX-WT1とAX-GR2の違いを比較まとめ
ヘルシオトースターAX-WT1とAX-GR2の新旧比較をして、どっちがどんな人におすすめなのか、共通する機能はどんなものがあるのか紹介してきました。
この12月に発売されたAX-WT1は、焼き上がりを細かく調整できるほか、焼き芋やお餅を美味しく焼けるモードに、便利なメモリー機能が追加されています。
一方のAX-GR2はヒーターで強力に加熱することで、パンだけでなく焼き料理にも強いのが特徴です。
価格もかなりお手頃になっているので、パンも料理も楽しみたい人に良さそうですよね。
いずれにしても価格差が大きいので、機能面をしっかり比較検討してみてくださいね。
ヘルシオトースターAX-WT1とAX-GR2の違いを調べている人、どちらを購入するか迷われている人の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
▼ヘルシオトースターAX-WT1
▼ヘルシオグリエAX-GR2