衣類乾燥と除湿が一台でこなせる便利家電、シャープの除湿機「CV-T71」と「CV-T190」。
どちらも2025年3月に登場した最新モデルですが、性能や使い勝手には明確な違いがあります。
この記事では、以下の6つの観点から両モデルの特徴を詳しく比べながら、どちらがおすすめか、ライフスタイルに合った選び方をご紹介します。
- 価格と発売時期
- 除湿能力
- 使い勝手(機能)
- 電気代
- 運転音
- サイズ・重さ
それぞれの違いを押さえて、ライフスタイルに合った納得のいく1台を選ぶ手助けになったら嬉しいです。
▼CV-T71

▼CV-T190

CV-T71とCV-T190の違いを比較
価格と発売時期は?
モデル | 発売時期 | 参考価格(楽天・2025年4月時点) |
---|---|---|
CV-T71 | 2025年3月 | 約45,800円 |
CV-T190 | 2025年3月 | 約101,000円 |
価格に倍以上の差がある両モデル。その違いにはしっかりと理由があります。
除湿能力と対応面積の違い
CV-T190は、1日あたり最大16.5Lの除湿が可能で、木造最大23畳/鉄筋最大47畳まで対応する高性能モデルです。
広めのリビングや湿気がこもりやすい家全体の除湿にも対応できます。
一方、CV-T71は除湿量が最大7.1Lで、対応面積も木造9畳/鉄筋18畳までと、寝室や洗面所などの小空間向けです。
広い部屋や家全体の除湿を考えている方にはCV-T190が、狭い部屋でのスポット除湿にはCV-T71が適しています。
衣類乾燥の時間と性能の違い
CV-T190は、約2kgの衣類を約74分で乾燥できる「速乾モード」が搭載されています。
上下左右の自動送風(デュアルルーバー)により、広範囲かつ効率的に衣類を乾かせます。
CV-T71は乾燥に約167分かかり、風向きは上下のみ(手動)とシンプル。少量の衣類をゆっくり乾かすのに向いています。
空気清浄・消臭機能
両モデルとも「プラズマクラスター7000」を搭載し、部屋干し臭や衣類の汗臭、タバコ臭などを抑える効果があります。

ただし、CV-T190は「カビ菌の増殖抑制」や「湿度コントロールによるカビ対策」など、空気環境そのものを整える機能もより充実しています。
▼CV-T71

▼CV-T190

使い勝手の違いにも注目!
CV-T190は「入/切タイマー」の両方が使えるほか、ルーバーも上下自動+左右手動に対応。
部屋全体へムラなく風を送れます。キャスター付きで移動も簡単。
運転音の大きさの違い
CV-T71は最大でも約40dBと静かで、音が気になる夜間や寝室での使用にも適しています。
一方、CV-T190は速乾モード時に43dB、除湿時で42dBと、やや音は大きめですが、パワフルな運転を考えれば十分静かといえます。
電気代と消費電力の違い
CV-T71は衣類乾燥時で約175~190W、除湿時も同程度と省エネ設計で、電気代は1時間あたり約5.9円前後。

CV-T190は除湿時300W、乾燥時365Wと高出力ながら、短時間で乾かせるため、1回あたりの電気代は大差が出ないこともあります。
省エネ重視ならCV-T71、時短重視ならCV-T190がおすすめです。
▼CV-T71

▼CV-T190

送風機能と風の届く範囲の違い
CV-T190はデュアルルーバーによる「上下約200cm/左右約170cm」のワイド送風に対応しており、2段干しにも対応可能。
一方、CV-T71は上下手動のみの送風で、範囲は限定されますが、狭い場所でのピンポイント乾燥に向いています。

操作性・便利機能の違い
CV-T190には、1~9時間の「入/切タイマー」や湿度を5%刻みで調整できる「湿度設定機能」、さらに上下左右の自動ルーバーや温湿度センサーなど、高機能な操作性を備えています。
一方、CV-T71は「切タイマー(2・4・6時間)」や「手動ルーバー」「簡易的な内部乾燥機能」など、シンプルで直感的な操作が特徴です。
タンク構造・排水の違い
CV-T71のタンク容量は約2.5Lで、取り外しに便利なハンドル付き。
CV-T190は約4.5Lの大容量タンクを採用し、「感動タンクR」という構造により、取り出しや排水も非常にスムーズ。
また、両モデルとも連続排水に対応していますが、CV-T190は長時間の連続運転により適した設計です。

▼CV-T71

▼CV-T190

CV-T71とCV-T190の違いを表で比較
CV-T71とCV-T190の違いを表にして比較してみました。
項目 | CV-T71 | CV-T190 |
---|---|---|
衣類乾燥時間 | 約167分 | 約74分 |
乾燥容量目安 | 約2人分 | 約4人分 |
除湿能力 | 通常レベル | 約2.5倍の高性能 |
対応面積(木造) | ~9畳 | ~23畳 |
タイマー機能 | 切タイマー(2・4・6時間) | 入/切タイマー(1時間刻み 最大9時間) |
ルーバー調整 | 上下手動 | 上下自動+左右手動 |
キャスター | なし | あり(4輪自在) |
本体サイズ | コンパクト | 大型 |
重さ | 約9.6kg | 約16.9kg |
電気代(1回乾燥) | 約17円 | 約12円 |
運転音(最大) | 40dB前後 | 最大48dB |
▼CV-T71

▼CV-T190

CV-T71とCV-T190どっちがおすすめ?
CV-T71はこんな方におすすめ
- 一人暮らしや少人数家庭で使いたい
- コンパクトで静かな機種がいい
- 部屋干し中心でも省エネで対応したい
- 使用場所を頻繁に変える(軽量&ハンドルあり)
洗濯物の量が少なめの方には、必要十分な性能を備えたCV-T71で十分。
ムダなく使えるサイズ感で、使わないときの収納場所にも困らないと思います。
最大でも40dBと図書館レベルの静けさだから、夜間や在宅ワーク中でも気にならない人が多いレベルですし、音に敏感な方にも安心しておすすめできます。
約9.4kgの軽量設計に加え、持ち運びに便利なハンドル付きだから、洗面所・寝室・クローゼットなど、場所を問わず手軽に移動して使えます。
複数の場所で使うことを検討している場合にも適してます。
CV-T190はこんな方におすすめ
- 洗濯物の量が多く、早く乾かしたい
- 広いリビングや家全体を効率よく除湿したい
- 臭い戻りやカビの発生を防ぎたい
- 高機能で自動制御の快適さを重視したい
約2kgの洗濯物が約74分で乾燥完了するので、忙しい朝の支度や、雨続きの時期にも頼りになる1台になりそうです。
家族分の洗濯も、短時間でスッキリ乾かせるのが魅力です。
対応面積23畳とパワフルな除湿力なので、広めの空間でもムラなく快適というのも強みです。
「Wニオイ対策」と「カビバリア運転」で、乾燥中から取り込みまでニオイをケアしてくれて、カビの繁殖も抑えてくれるから、衣類も住まいも清潔に保てます。
▼CV-T71

▼CV-T190

CV-T71とCV-T190の違いを比較!シャープ除湿機どっちがおすすめ?まとめ
CV-T71は静音・省エネ・軽量で持ち運びやすく、コンパクトな住まいや少人数の世帯にぴったりです。
一方、CV-T190は高除湿力とスピード乾燥、ニオイ・カビ対策などの多機能性が魅力で、洗濯物が多いご家庭や広い部屋での使用に適しています。
それぞれ特徴があるので、ご自宅のライフスタイルに合わせて、最適なモデルを選ぶのが正解かと思います。
CV-T71とCV-T190の違いに悩んで比較していた方のお役に立てたら嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
▼CV-T71

▼CV-T190
