エコバックスのロボット掃除機、DEEBOT miniとN20 PRO PLUSの違いを比較して、どっちがどんな人におすすめか紹介していきます。
2025年5月に新発売された、DEEBOT史上最もコンパクトなminiと、DEEBOTシリーズには珍しいサイクロン式を採用したN20 PRO PLUS、全くカラーの違う個性派2モデルですが、どんな違いがあるのでしょうか。
吸引力が同じで、価格帯も同じなため、私自身迷うなと思ったのでまとめてみました。
- サイズ、カラー、外観
- ダストバッグが必要か、サイクロン式か
- Zero Tangleのバージョン
- モップの性能
- モップの自動洗浄&乾燥機能があるか
- マッピング機能のバージョン
- 静音性
- 乗り越えられる高さ
- 稼働時間と充電時間
ざっと挙げただけでも殆どの機能が異なっており、全く別物と言って差し支えないといえますね。
それだけに、どっちが我が家に合っているかをしっかり見極めたいですよね。
本文では、エコバックスのロボット掃除機、DEEBOT miniとN20 PRO PLUSの違いを比較して、どっちがどんな人におすすめしたいか紹介していきますね。
▼2025年発売DEEBOT mini
▼2024年発売DEEBOT N20 PRO PLUS
DEEBOTminiとN20 PRO PLUSの違いを比較
2025年発売のDEEBOT miniと、2024年発売のN20 PRO PLUSの違いを一つずつ比較していきます。
本体とステーションのサイズ
まず、miniはその名の通り、DEEBOT史上最もミニサイズのロボット掃除機です。
本体とステーションのサイズをそれぞれ比較すると、以下の通りになりました。
本体
- mini:直径28.6×高さ9.98cm
- N20 PRO PLUS:幅35.3×奥行き35.1×高さ9.6cm
ステーション
- mini:幅32×奥行き40×高さ38.5cm
- N20 PRO PLUS:幅35.6×奥行き45.1×高さ38cm
DEEBOT miniはさすがのコンパクトさですが、N20 PRO PLUSもかなりダウンサイズされており、高さについては本体、ステーション共にminiより低くなっています。


カラーと外観
インスタやYouTubeの広告で目にした人も多いと思いますが、miniはカラーバリエーションが豊富です。
ディープサファイア、サンシャインゴールド、エメラルドモス、アメジストヴェール、ブロッサムピンク、ミッドナイトブラックの6色を水タンクにあしらっていて、掃除機周りの印象がガラリと変わります。

一方のN20 PRO PLUSはホワイト一色となっています。
また、miniには手で持って運びやすいようにハンドルが付いているのも特徴です。
複数階、または大きな段差があるお家でも持って運ぶのに便利ですね。

ダストバッグが必要か、サイクロン式か
両モデル共に自動でゴミをステーションに溜めておける点については共通していますが、miniはダストバッグに、N20 PRO PLUSはステーション内のコンテナに収集するため、ダストバッグは必要ありません。
N20 PRO PLUSはDEEBOTでも珍しいサイクロン式で、ゴミやホコリと空気の通り道をしっかり分けながら収集します。
ダストバッグが必要ないので、長い目で見ても大きなコスト削減に繋がりますね。

ちなみに、溜まったゴミを処理する間隔(目安)は、miniが60日、N20が45日となっています。
▼2025年発売DEEBOT mini
▼2024年発売DEEBOT N20 PRO PLUS
Zero Tangleのバージョンが異なる
メインブラシに毛が絡みつくのを防ぐ「Zero Tangle」は、DEEBOTの新モデルでは定番となりつつありますよね。
どちらのモデルにも搭載されていますが、miniの方がバージョンアップされています。
DEEBOT miniには、従来より進化した「Zero Tangle2.0」が採用されています。
Zero Tangle2.0は、これまでにないトリプルV字構造で、45°のV字ブラシで毛を浮かせ、V字スパイラルブラシで毛を集め、V字コームが絡まりをほぐしていくという仕組みになっています。
従来のZero Tangleに比べて、髪の毛などが絡まるのを限りなくゼロに近づけた新技術です。
モップシステムのバージョン
水拭きモップシステムにも違いがありました。
- mini:OZMO Turbo 2.0
- N20 PRO PLUS:OZMO Pro 2.0
どちらも加圧モップが高速で動くことでしっかりと汚れを落とす仕組みですが、miniは2枚の丸形回転モップなのに対し、N20は半月型のモップです。
圧力をかけながら2枚のモップが回転するのがminiです。

1分間に480回もの超高速振動をすることで汚れをこすり落とすのがN20ですが、どちらも水拭きクオリティが高いのは間違いないですね。

モップの自動洗浄&乾燥機能があるか
モップの自動洗浄&乾燥機能があるのはminiのみです。
モップは自動で洗浄されて、45℃の温風で乾燥されるため、カビやにおい、雑菌の繁殖も防いで衛生的に使用できます。
N20にはモップ洗浄機能はないので、洗って乾かす作業が必要になります。
▼2025年発売DEEBOT mini
▼2024年発売DEEBOT N20 PRO PLUS
マッピング機能のバージョン
マッピング機能についても、miniの方が進化しており、TrueMapping 2.0が採用されています。
LDSレーザー、エッジ距離センサーを駆使してミリ単位で障害物が回避できるほか、100㎡の広さでもおよそ6分でマッピングが完成します。
一方のN20に搭載されているのはTrueMappingで、車間距離を測るのに使われるD-ToF技術を応用した仕組みで、こちらはおよそ8分でのマッピングが可能です。
段差の乗り越え
ロボット掃除機で段差がどこまで乗り越えられるのか?は購入を検討する上で重要視したいポイントですよね。
- mini:1.7cm
- N20 PRO PLUS:2.0cm
こちらはN20に軍配が上がりますが、わずか3mmの差ではあります。

稼働音の静かさ
稼働音については、miniは最小55㏈とかなりの静音性を実現しています。
N20は65㏈となり、一般的な掃除機が70㏈程度と考えると静音性はありますが、miniの55㏈が際立ちます。
▼2025年発売DEEBOT mini
▼2024年発売DEEBOT N20 PRO PLUS
連続稼働時間と充電時間
連続稼働時間とフル充電までの時間は、以下の通りになります。
- mini:稼働2時間30分、充電3時間20分
- N20 PRO PLUS:稼働5時間、充電6時間30分
N20の方が稼働時間、充電時間共に約2倍の長さになっています。
サイズ的に搭載できるバッテリーが異なるのは当然ではありますが、一般的には充電不足で困ることはまずなさそうですね。
価格について
殆どの点で異なる2つのモデルですが、価格面に違いはあるのでしょうか。
この記事を作成している2025年6月10日時点では、エコバックス公式でminiが59,800円(定価69,800円)、N20 PRO PLUSは同じく公式販売サイトで44,800円(定価69,800円)となっていました。
どちらも定価は同じですが、期間限定でお得に購入できるようになっていました。
N20の方が現時点で値引き率は高くなっていますが、いずれにしても価格は日々変動しますし、キャンペーンのタイミング等もありますので、常に最新の情報をチェックすることをおすすめします。
▼2025年発売DEEBOT mini
▼2024年発売DEEBOT N20 PRO PLUS
DEEBOTminiとN20 PRO PLUSの違いを表で比較
DEEBOTminiとN20 PRO PLUSの違いを比較して表にまとめてみました。
| 比較項目 | DEEBOT mini | N20 PRO PLUS |
|---|---|---|
| 本体サイズ | 直径28.6×高さ9.98cm | 幅35.3×奥行き35.1×高さ9.6cm |
| ステーションサイズ | 幅32×奥行き40×高さ38.5cm | 幅35.6×奥行き45.1×高さ38cm |
| カラーバリエーション | 6色(ディープサファイアなど) | 1色(ホワイト) |
| ハンドル付き | あり | なし |
| ダスト収集方式 | ダストバッグ式 | サイクロン式(バッグ不要) |
| ゴミ処理間隔(目安) | 約60日 | 約45日 |
| Zero Tangleのバージョン | 2.0(トリプルV字構造) | 通常バージョン |
| モップシステム | OZMO Turbo 2.0(回転式) | OZMO Pro 2.0(高速振動式) |
| モップ自動洗浄・乾燥 | あり(温風乾燥あり) | なし |
| マッピング機能 | TrueMapping 2.0(約6分) | TrueMapping(約8分) |
| 段差乗り越え性能 | 1.7cm | 2.0cm |
| 稼働音 | 最小55dB | 約65dB |
| 連続稼働時間 | 約2時間30分 | 約5時間 |
| 充電時間 | 約3時間20分 | 約6時間30分 |
| 価格(2025年6月時点) | 59,800円(定価69,800円) | 44,800円(定価69,800円) |
見比べる際に活用していただけたら嬉しいです。
▼2025年発売DEEBOT mini
▼2024年発売DEEBOT N20 PRO PLUS
DEEBOTminiとN20 PRO PLUSどっちがおすすめ?
エコバックスのDEEBOT miniとN20 PRO PLUSの違いを比較してきましたが、どっちがどんな人におすすめなのかまとめていきます。
miniがおすすめの人
- モップの自動洗浄&乾燥は外せない人
- ゴミはダストバッグで処理したい人
- 毛絡み防止やマッピング等、より高機能なモデルを求める人
- 本体、ステーション共にコンパクトな方がいい人
- カラーバリエーションを楽しみたい人
DEEBOT miniはモップの自動洗浄と乾燥機能が付いているので、お掃除にかかる手間はほぼ要らないレベルまで軽減されます。
ゴミもダストバッグに収納されるため、ホコリが舞ったりゴミに触れることもなくスマートに捨てられます。
毛絡みを防ぐZero Tangle、モップシステムやマッピング等、新機種ならではのスペックの高さはやはり外せないですよね。
全体的に見てもminiの方がハイスペックなので、機能面での充実を求めるならminiがおすすめといえます。
そして名前通りにとてもコンパクトなので、ロボット掃除機を使うには狭くてちょっと…という人にもおすすめしやすいのが大きな特徴です。
カラーも6色とバラエティに富んでいて、家事に遊び心をプラスしたい人には選ぶのも楽しくなりますよね♪
N20 PRO PLUSがおすすめの人
- (タイミングによりますが)値引きされた旧モデルを求めたい人
- ダストバッグに掛かるコストを抑えたい人
- 段差をより高く乗り越える方が良い人
N20 PRO PLUSは、期間限定ではありますがお求めやすい価格になっており、旧モデルということもあって大きく値引きされています。
自動モップ洗浄と乾燥の機能はありませんが、毛絡み防止やマッピングなどが最新スペックでなくてもOKなら、非常にコスパが良いといえます。
コスパといえば、N20はダストバッグが不要なので、購入後のランニングコストが掛からない点も大きなメリットです。
ただしゴミの密封はされず、コンテナからゴミ袋等に捨てる形になります。
とはいえ、約45日間ゴミ捨て不要なので、ストレスになるほどではないでしょう。
N20は2cmの段差を乗り越えるので、廊下とお部屋の段差が気になる人にはより安心です。
▼2025年発売DEEBOT mini
▼2024年発売DEEBOT N20 PRO PLUS
DEEBOTminiとN20 PRO PLUSの共通の特徴
次に、DEEBOT miniとN20 PRO PLUSに共通する機能や特徴について紹介していきます。
吸引力は同じ
ここまで吸引力について触れてきませんでしたが、実は両モデル共に8,000Paと、吸引力は全く同じです。
8,000PaというとDEEBOT掃除機の中でも優秀ですし、一般的なロボット掃除機のレベルを超えているといっても過言ではありません。
パワフルな吸引力と高レベルの水拭き機能で、満足のいくお掃除ができる点についても共通していますね。
どちらも毛が絡みにくいブラシ構造
バージョンは違いますが、どちらも毛の絡みにくいブラシ構造になっています。
従来の掃除機では、メインブラシに長い髪の毛やペットの毛が絡みついてメンテナンスが大変になることも多くありましたが、そもそも「毛を絡ませない」という構造なので、使い勝手が大きく違ってきそうです。
エコバックスアプリで快適清掃
両モデル共に、ECOVACS HOMEアプリを使用することで、生活パターンに合ったお掃除をカスタマイズすることが可能です。
お掃除の開始、終了、スケジュール設定はもちろん、お掃除のエリア指定が可能なので、「今日はこの部屋は外す」といった細かな指示もできて便利です。
音声アシスタント
両モデル共に、エコバックス独自の「YIKO」は搭載されていませんが、GoogleアシスタントやAlexaといったスマートスピーカーで指示を出すことができます。
スマホアプリでも音声でもお掃除がスタートできるので、気になったらすぐにきれいにできますね。
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▼2024年発売DEEBOT N20 PRO PLUS
DEEBOTminiとN20 PRO PLUSの違いを比較まとめ
エコバックスのロボット掃除機、DEEBOT miniとN20 PRO PLUSの違いを比較して、どっちがどんな人におすすめなのか紹介してきました。
エコバックス史上最もコンパクトでカラフルなminiですが、N20 PRO PLUSと比べるとほとんどの面で違っていました。
吸引力こそ同じ数値ですが、モップの構造、毛絡み防止、マッピング、静音性など殆どの項目で新モデルのminiがすぐれていました。
なかでも、自動モップ洗浄&乾燥機能はminiのみに搭載されているので、お掃除にかかる手間が大きく省けます。
N20はサイクロン式でダストバッグ要らずでランニングコストが抑えられる点と、段差をより高く越えられる点がすぐれており、旧モデルであるため価格が大きく変動することも考えられます。
いずれにしても、生活パターンと機能をじっくり照らし合わせて選んでいただければと思います。
DEEBOTminiとN20 PRO PLUSを検討中の人や、どっちを購入するか迷われている人の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
▼2025年発売DEEBOT mini
▼2024年発売DEEBOT N20 PRO PLUS

