シャープ掃除機EC-SR10とEC-SR9の5つの違いを比較して、どっちがどんな人におすすめか紹介していきます。
シャープの掃除機ブランド「ラクティブエア」は使いやすさをこれでもかと詰め込んだ機能性重視タイプですが、EC-SR10とEC-SR9の新旧を比較したところ、5つの違いがありました。
- 発売日
- ハンディ時の本体サイズ
- どこでもライト
- パイプのカラー
- 価格帯
EC-SR10は2024年8月発売の最新機種、EC-SR9はちょうど1年前、2023年に発売された従来機種です。
細かな違いがありますが、最も大きいのは「どこでもライト」の有無です。
本文では、シャープ掃除機ラクティブエアEC-SR10とEC-SR9の5つの違いを比較しながら、どちらがどんな人におすすめかまとめていきます。
▼シャープ掃除機ラクティブエアEC-SR10
▼シャープ掃除機ラクティブエアEC-SR9
EC-SR10とEC-SR9の違いを比較
シャープEC-SR10とEC-SR9の違いを比較していきます。
発売日の違い
EC-SR10は2024年8月29日に発売されたばかりの最新モデルです。
一方のEC-SR9はちょうど1年遡って2023年8月のリリースです。
1年違いの新旧モデルなので、機能と価格の折り合いで購入を決めることになりそうですよね。
ハンディ使用時の本体サイズ
ハンディで使用する際の本体サイズ(奥行き)にも若干の差があります。
- EC-SR10:奥行き197mm
- EC-SR9:奥行き186mm
いずれも幅は105mm、高さは474mmと共通していますが、奥行きだけEC-SR10の方が長いです。
とはいえ1cmほどの違いですし、ほんの少しEC-SR9の方がコンパクトかなといった程度ではあります。
どこでもライト
機能面において唯一の違いといえるのが「どこでもライト」です。
EC-SR10の持ち手部分、操作パネルの前方にはライトが付いていて、お掃除するエリアを照らすことができます。
大型家具の下やすき間、薄暗い部屋や影になっているところなど、光を当てることで隠れたホコリを可視化し、もれなくお掃除できます。
パイプ部分のカラー
両モデルともにホワイトとブラックの2色展開ですが、ブラックカラーのみパイプ部分の色が異なります。
EC-SR10のパイプ部分は本体やヘッドと同じブラック、EC-SR9はシルバーになっています。
EC-SR10は黒で統一された感があり、EC-SR9は本体とパイプにメリハリがある見た目となっています。
価格帯について
価格はいずれもオープン価格なので、公式サイトに記載はありません。
その分ECサイトや量販店で価格を決定できるので、ユーザー側としては少しでもお得に購入したいところですよね。
価格.comで最安価格帯を調べてみたところ、2024年9月5日現在でEC-SR10は89,900~90,000円前後とちょっとお高めなのに対し、EC-SR9は39,700~40,000円前後でなんと半額以下での取り扱いです。
ライトが必要かどうかで製品ニーズは分かれてくると思いますが、思った以上に価格の差が大きいですよね。
いずれにしても価格は日々変動しますし、取扱店によって大きく変わる場合もあるため、常に最新の情報をチェックして少しでもお得に手に入れてくださいね♪
▼シャープ掃除機ラクティブエアEC-SR10
▼シャープ掃除機ラクティブエアEC-SR9
EC-SR10とEC-SR9の違いを表で比較
EC-SR10とEC-SR9の違いを表で比較して見ました。
特徴 | EC-SR10 | EC-SR9 |
---|---|---|
発売日 | 2024年8月29日 | 2023年8月 |
本体サイズ | 奥行き197mm | 奥行き186mm |
どこでもライト | あり | なし |
パイプカラー | ブラック(本体色に合わせて) | シルバー(ブラックモデルの場合) |
価格帯 | 89,900~90,000円 | 39,700~40,000円 |
機能的な違いがほとんどないため、価格で選んでも問題ないかなというのが個人的な感想です。
EC-SR10とEC-SR9どっちがおすすめ?
シャープ掃除機EC-SR10とEC-SR9の5つの違いを紹介しましたが、続いてはどっちがどんな人におすすめかまとめてみました。
EC-SR10がおすすめの人
- 暗い箇所はライトを点けて掃除したいという人
- 最新モデルにこだわりたい人
機能面での唯一の違いが「どこでもライト」なので、例えば日当たりがあまり良くない部屋があるとか、家具のすき間のホコリが気になるといった人には必要性を感じるかもしれません。
実際に薄暗いところのホコリは見えにくいですし、取り残しているようで気になりますよね。
暗い場所を照らして、しっかりきれいにしたい人に向いている機能です。
発売直後で価格は張るものの、せっかく家電を購入するなら最新機種を求めたいという人もEC-SR10がおすすめといえます。
とはいえあまりに価格差が大きいので、少し待ってみるというのも一つの方法ではあります(いつ、どれくらい下がってくるかは何とも言えませんが)。
EC-SR9がおすすめの人
- ライトは特に必要ない人
- 型落ちでも安く購入したい人
前述のとおり、どこでもライトはとても魅力ある新機能ながら、機能面での違いが唯一なのに価格が倍以上違うというのは気になってしまいます。
1年前の型落ちではありますが、吸引力や静音性、取り回しの良さやメンテナンス面も全く同じなので、近いスペックの掃除機を大幅に安く購入したいという人にはうってつけといえます。
新しい機種が販売の中心になってくるにつれて店頭でも出回りにくくなることが考えられるので、慎重に選びつつもお早目に手に入れた方が良いかもしれません。
▼シャープ掃除機ラクティブエアEC-SR10
▼シャープ掃除機ラクティブエアEC-SR9
EC-SR10とEC-SR9共通の特徴
次に、シャープEC-SR10とEC-SR9に共通する機能や特徴について一つずつ紹介していきます。
運転音を大きく抑えた設計
シャープ「ラクティブエア」は使いやすさと静音性が人気ですが、実際にEC-SR10とEC-SR9はシリーズ史上もっとも静かな運転音を実現しています。
掃除機の運転音と一言で片付けてしまいがちですが、実はモーター音と排気音、そして稼働音の三つが騒音の元なのです。
三つの騒音の元が絡み合うことで不快な騒音が発生し、理論上の音と実感する音(SONE値)が存在するというちょっと複雑な話ですが、ノイズリダクション設計を搭載し、実際に聞こえる音(SONE値)を低減したモデルがEC-SR10とEC-SR9です。
モーター音を遮音カバーと防振材で覆い、円錐状の遮音カバーで排気を集約しつつ、出口を格子状にして整流することでモーター音、排気音をいずれも静音化しています。
さらに吸音材で騒音を吸収することで、稼働音はより静かです。
2021年発売の旧機種、EC-SR7は低騒音化技術が搭載されていませんが、比較すると約37%ものSONE値を低減し、耳障りなピーク音も抑制しています。
ダンピングコントロール
静音化のもう一つのポイントは「ダンピングコントロール」です。
吸込口周りに防振材を配置し、モーターや回転ブラシ、吸込口の振動を抑えることによって騒音を低減しています。
あらゆる角度から騒音を抑えているということですね。
QUIET MARK取得
どちらもイギリスの騒音防止団体が認めたノイズ低減技術により、「QUIET MARK」を取得しました。
静音性についてお墨付きというのは安心ですよね。
▼シャープ掃除機ラクティブエアEC-SR10
▼シャープ掃除機ラクティブエアEC-SR9
モーターとサイクロン構造でハイパワー吸引
どんなに静音化されていても、何よりも掃除機選びの重要ポイントになるのは吸引パワーですよね。
EC-SR10とEC-SR9は、軽量ながら高い出力のモーターと、サイクロン構造により、ゴミを強力に、空気の通り道と分けながら吸い込みます。
ちなみに、強ボタンを長押しすることで、最長5秒間のフルパワーモードとなり、ラクティブエア史上最高のパワーを実現していますよ。
パワフルスリムヘッド
しっかりとした吸引パワーのアシストをするのが、パワフルスリムヘッドです。
公式サイトには図があるので見ていただくとわかりやすいですが、ブラシの上部に壁を立てることで風の流れが分散することを防ぎ、集約された風でしっかりと吸塵する仕組みです。
さらに8本の毛ブラシを高密度化して、ゴミの取りこぼしを防ぎます。
端までブラシで壁際ラクラク
ヘッドの片側は、毛ブラシが端まできている構造になっています。
そのため、家具の脚回りや壁際のゴミが取り切れないという悩みも解消です♪
▼シャープ掃除機ラクティブエアEC-SR10
▼シャープ掃除機ラクティブエアEC-SR9
からみにく~いブラシ
EC-SR10とEC-SR9のブラシにはまだまだ工夫がされています。
通常の回転ブラシは直毛のものが多く、ゴミをかき取りながらも髪の毛やペットの毛が絡み付いてしまうデメリットがあります。
この「毛がらみ」を解消したのが「からみにく~いブラシ」で、ブラシ毛を縮れた材質に変えてさらに密度を高くすることで、毛が内側に入り込みにくい設計となっています。
からみにく~いサイクロン
ブラシの他に、サイクロンの内筒も毛が絡みやすいポイントです。
特に長い髪の人だと、気付いたらサイクロン内に絡み付いていた、という経験があるかもしれません。
EC-SR10とEC-SR9のサイクロン部分は、導入口の位置を調整することで内筒に風がぶつからないように設計されています。
吸い込んだ毛がダストカップの形に沿って流れていくことで、内筒に絡むことを防いでいます。
メーカー調べでも20cm、40cmの人の髪の毛で実験し、内筒に絡んだ毛が1%という結果が出ています。
大容量のバッテリー
両モデルとも、取り外しのできるバッテリーは2500mAhの大容量で、標準モードでは連続45分の運転が可能です。
強モードでも連続15分運転ができるので、ちょっとゴミが多いと思った時でも安心して使えます。
充電時間も短めの100分(1時間40分)で、充電切れで長時間待つ必要もありません。
▼シャープ掃除機ラクティブエアEC-SR10
▼シャープ掃除機ラクティブエアEC-SR9
新スグトル構造
新スグトル構造というユニークなネーミングですが、通常使用だけでなくハンディ掃除機として活用できるEC-SR10とEC-SR9にぴったりの特徴です。
パイプに付いているレバーを引くだけで、吸込口を簡単に着脱できるので、ハンディにすぐ切り替えられますし、アタッチメントの付け替えも楽々です。
多彩なアタッチメント
両モデルに共通するアタッチメントは、スグトルブラシ、コンパクトふとん掃除ヘッド、はたきノズル、ハンディノズル、すき間ノズルです。
スグトルブラシは狭い場所やすき間のホコリ取りに便利ですし、ハンディノズルは階段や車のシートなどあらゆる場面で大活躍します。
ふとん掃除用のヘッドが付いているので、お布団を干した後のケアやベッド回りのお掃除も1台でこなせますよね。
高いところのお掃除に便利なはたきノズル、家具の裏側もスッキリのすき間ノズルと5種類のアタッチメントを活用することで、家中のお掃除がこれ1台でこなせます。
7セグLED搭載
EC-SR10とEC-SR9には「7セグLED」が搭載されています。
操作パネルの上部、ちょうどスイッチの上に数字が表示されますが、これは残り時間をお知らせするものです。
あとどのくらい充電なしでお掃除できるかわかるととっても便利ですよね。
▼シャープ掃除機ラクティブエアEC-SR10
▼シャープ掃除機ラクティブエアEC-SR9
ペタッとヘッドで狭いところも
こちらも共通する機能の「ペタッとヘッド」ですが、ノズルがペタッと床に倒せるようになっていて、壁際はもちろんソファやベッドなど、背の低い家具の下も楽々お掃除できます。
家具の下6cmという狭いすき間まで入り込めるのは心強いですよね。
収納もすっきり
収納用には、スタンド台とちょいかけフックが付属されています。
スタンド台にはアタッチメントを全て収納できますし、ちょっとお掃除を中断したい時にちょいかけフックを使えば、お部屋のあらゆる場所にさっと立て掛けておけます。
お掃除中の電話や配達などで中断することって意外に多いので、こういった小さな工夫がありがたいですよね。
メンテナンスも簡単で衛生的
掃除機選びの重要ポイントで外せないのが、メンテナンス面です。
特にサイクロン式でダストカップから直接捨てる場合には、力の要るタイプだとやりにくいですし、ゴミが散らかる原因にもなってしまいます。
2モデルとも、ちょっと面白いネーミングの「そこポイ」という特徴があり、ボタンを押すと底がパッと開いて手を汚さずにゴミを捨てることができます。
ダストカップとフィルターは水洗いが可能なので、常に清潔に保てる点もポイント高いですよね。
▼シャープ掃除機ラクティブエアEC-SR10
▼シャープ掃除機ラクティブエアEC-SR9
EC-SR10とEC-SR9の違いを比較まとめ
シャープ掃除機ラクティブエアEC-SR10とEC-SR9の5つの違いを比較して、どっちがどんな人におすすめか紹介してきました。
機能面での違いはどこでもライトのみなので、どちらかというと両モデルに共通する便利な機能を紹介した形になりました。
どこでもライトは暗い場所でも手元のライトで照らすことで、ホコリが見やすくなり取り残しを防ぐ機能です。
他の違いはハンディ時のサイズと(ブラックのみ)パイプの色、そして発売日と価格です。
価格差が倍以上あるため、ライトが必須でなければEC-SR10よりEC-SR9がおすすめといえそうです。
価格はこれから変動することも考えられますが、機能面とあわせてじっくり検討してみてくださいね。
シャープ掃除機EC-SR10とEC-SR9の違いを調べている人、どちらを購入するか迷われている人の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
▼シャープ掃除機ラクティブエアEC-SR10
▼シャープ掃除機ラクティブエアEC-SR9