2021年に発売された、ダイニチ工業の加湿器「HD-RXT521」と、2020年発売の1つ前のモデル「HD-RX520」で、どの点が変わっているのか、どちらがおすすめなのかを違いを比較してみました。
最新モデルの「HD-RXT521」には「簡単取替えトレイカバー」が付いて、お手入れが格段に楽になりました。
旧モデルの「HD-RX520」は性能面ではほぼ同スペックですが、価格面でとてもお求めやすくなっています。
ここでは、両モデル、HD-RXT521とHD-RX520の違いを比較しながら、どちらがおすすめなのかを検証していきたいと思います。
▼HD-RXT521(2021年モデル)
▼HD-RX520(2020年モデル)
HD-RXT521とHD-RX520の違いを比較
ダイニチ工業の加湿器は、HD-RXT521が2021年発売の最新モデル、HD-RX520は1つ前のモデルとなります。
HD-RX520からHD-RXT521に製品リニューアルされたことで、違いはどうなっているのかを比較してみたいと思います。
HD-RXT521とHD-RX520の違いについて結論からお伝えすると
- カラーバリエーション
- 簡単取替えトレイカバーの有無
大きな変更点は以上の2点です。
カラーバリエーション
旧モデルのHD-RX520は、プレミアムブラウン、クリスタルホワイト、ホワイト×ブラックの3種類です。
対して新モデルのHD-RXT521は、ホワイト×ブラック、ショコラブラウン、サンドホワイト、です。
どちらの機種もシンプルなデザインで落ち着いた色合いなので、洋室はもちろん和室のインテリアにも合わせやすそうです。
簡単取替えトレイカバー
こちらは、HD-RXT521のみに搭載されている機能で、なんと業界初です。
トレイに半透明のカバーを敷いて使用し、1シーズンごとにカバーを外して交換します。
カバーは使い捨てなので、汚れたカバーを洗う必要がなく捨てるだけなので、お手入れがとっても楽になりました。
HD-RXT521の簡単取り替えトレイカバーについては口コミもいくつか出ていましたよ。
・お手入れがとても楽・ずぼらでも大丈夫そう
トレイカバーのないタイプだと、トレイを水洗いする必要がありますし、隅っこの部分や細い溝などはスポンジで洗うのも大変です。
簡単取り替えトレイカバーがついていると、トレイカバーを外して捨てるだけなので、トレイを手洗いする手間やストレスも軽減されますね。
実は「こういうの待ってた!」という方も多いのではないでしょうか。
カバーが使い捨てなので「エコじゃない」という意見もありそうですが、ライフスタイルに合わせて選んでみても良いかも知れません。
▼HD-RXT521簡単取り替えトレイカバー
その他
その他、細かな違いとしては、電源コードの長さが2.0mから1.8mに短くなっています。
価格面については、HD-RXT521が「価格.com」での最安値は20,980円、HD-RX520は13,278円(いずれも2022年1月29日現在)です。
HD-RX520は旧モデルのため、カラーによって差はありますが、価格はかなりお求めやすくなっています。
▼HD-RXT521(2021年モデル)
▼HD-RX520(2020年モデル)
HD-RXT521とHD-RX520はどっちがおすすめ?
HD-RXT521はこんな人におすすめ
HD-RXT521をHD-RX520と比較して、最大のメリットは「簡単取替えトレイカバー」です。
使い捨てのカバーをトレイの上に差し込むことにより、トレイそのものの汚れを防いで、シーズンが終わったらポイッと捨てるだけなのでお手入れが楽です。
忙しい方や、ついついメンテナンスがおろそかになりがちな方にも安心して使っていただけると思います。
HD-RX520はこんな人におすすめ
HD-RX520の最大のメリットは、価格面です。
最新機種のHD-RXT521に比べると、価格的にはとても魅力的です。
トレイカバーは付いていませんので、水洗いの必要はありますが、その点だけクリアできればかなりお買い得なのではないでしょうか。
最新のモデルにこだわらない方や、予算を抑えたい方にとてもおすすめの機種です。
ただし旧モデルで既に生産が終了しているため、早めに購入された方が良いでしょう。
▼HD-RXT521(2021年モデル)
▼HD-RX520(2020年モデル)
HD-RXT521とHD-RX520共通の特徴
続いて、HD-RXT521とHD-RX520の共通の特徴を挙げていきます。
ここまで比較してきたように、2機種の大きな違い「簡単取替えトレイカバー」や価格などの他は、ほぼ同スペックといっても良いでしょう。
両機種に共通する優れた機能はこちらになります。
運転モード
運転モードは「標準」「静音」「eco」「のど・肌」の4種類です。
特に乾燥しやすい冬、のどが乾いて辛くなったり、お肌がカサカサになったら困ります。
そんな時、湿度を70%以上までコントロールしてくれる「のど・肌」モードはありがたいですね。
「静音」モードは風量を抑えることで運転音をひかえめにするので、お休み時に最適です。
また、湿度設定は50%、60%、70%から選んで設定できますが、設定した後は自動でコントロールしてくれるので、湿度が上がり過ぎることを防ぎ、最適な湿度を守ります。
キレイにうるおう4つの抗菌加工
加湿器に求められる条件に「衛生面」は外せません。
乾燥している状態とはいえ、お部屋に湿度をプラスするわけですから、どうしてもカビや菌の繁殖が気になるところです。
そんな不安を取り除いてくれるのが、4つの抗菌加工です。
①タンクのキャップ部分に、銀イオンの抗菌アタッチメントが付いていて、抗菌成分が水に溶けだすことでタンク内の雑菌の繁殖を抑えます。
②フラットトレイに抗菌加工が施されていて、トレイ内の雑菌の繁殖を抑えます。
③気化フィルターに抗菌、防カビ加工が施されていて、カビや雑菌を抑えます。
④抗菌、防カビ、抗アレル物質(スギ花粉やダニの死骸)加工を施したエアフィルターが、空気中から取り込んだ雑菌やカビ、アレル物質を抑制します。
ポイントごとに雑菌やカビの対策がされていて、衛生的に加湿ができるのは安心ですね。
▼HD-RXT521(2021年モデル)
▼HD-RX520(2020年モデル)
お手入れカンタン
お手入れのタイミングを「お手入れサイン」が教えてくれるのでとても便利です。
気になるタンクのお手入れですが、給水口が広めに作られていますので、そこからブラシなどを入れてお掃除しやすくなっています。
省エネ
電気代が気になるところですが、ダイニチ工業の加湿器HD-RXT521とHD-RX520はいずれも省エネ設計です。
「eco」モード運転では、電気代はなんと1ヶ月約71円です。
運転方式は「ハイブリッド式」に「エコモータ」を組み合わせており、設定した湿度とお部屋の湿度に合わせて、送風量を細かくコントロールしています。
作動音は静かで、電力量も最適な状態で運転してくれるので、無駄なく快適に加湿できます。
持ち運びカンタン&コンパクト
本体上部には持ち運び用のハンドルがついています。
片手で楽々持ち運びができるので、昼間はリビングや仕事部屋、夜は寝室に移動して使うこともおすすめです。
両機種とも四角いシンプルなフォルムで、サイズ感は高さ37.5㎝、幅37.5㎝、奥行き17.5㎝とコンパクトです。
▼HD-RXT521(2021年モデル)
▼HD-RX520(2020年モデル)
HD-RXT521とHD-RX520の違いを比較まとめ
ダイニチ工業の加湿器「HD-RXT521」と「HD-RX520」の新旧モデルを比較してきました。
最新モデルの「HD-RXT521」の大きな特徴は「簡単取替えトレイカバー」です。
シーズンが終わったら外して捨てるだけ、の手軽さはとても魅力ですよね。
それに対して旧モデルの「HD-RX520」は、加湿器としての性能そのものは同じながら、価格面では魅力的です。
いずれも抗菌機能やお手入れの手軽さ、シンプルでコンパクトなデザイン、そして省エネ設計といった魅力的なスペックの加湿器です。
乾燥しやすい季節に、お部屋にぜひ取り入れたいダイニチ工業の加湿器、購入を検討されている方の参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。