アイリスオーヤマとMAXZENテレビの違いを比較しながらどっちがおすすめかをまとめます。
アイリスオーヤマとMAXZEN(マクスゼン)、いずれもコスパの良い液晶テレビがECサイトでも好評のようですが、詳しい違いについて調べてみました。
例として同じ55V型で比較しましたが、大きな違いは以下の通りでした。
- 映像エンジンが国産かどうか
- 視野角がわずかに違う
- HDD増設数が異なる
- ゲームモードの有無
MAXZEN(JU55CH06)のセールスポイントの1つが国産の映像エンジンを採用している点で、国産を謳っているのはMAXZENのみでした。
基本的にいずれも4K対応でWチューナー、LED直下型のVAパネルで共通点が多いのですが、視野角の違いやHDDの増設可能数、ゲームモードの有無など細かな違いがありました。
結論から言うと
アイリスオーヤマがおすすめな人は
- 家族みんなでテレビを見るご家庭
- 置くお部屋が狭めな人
つまり、少しでも視野角が広い方がいい人です。
一方、マクスゼンのテレビの方がおすすめなのは
- 国産の映像エンジンにこだわりたい人
- ゲームをメインに使いたい人
- 大量に録画したい人
- 予算を抑えたい人
という人です。
本文では、アイリスオーヤマ(55UB10PC)とMAXZEN(JU55CH06)の55V型テレビの違いを比較しながら、どっちがどんな人におすすめかも併せて紹介していきます。
▼アイリスオーヤマ(55UB10PC)

▼MAXZEN(JU55CH06)

アイリスオーヤマとMAXZENテレビの違いを比較
アイリスオーヤマの55UB10PCとMAXZENのJU55CH06、2つの55V型テレビについて違いを比較していきます。
別メーカーの製品なので単純比較はできず、搭載されている機能についてもメーカーによって開示されている部分とそうでないところもあるかと思いますので、わかりやすい違いについてまとめていきます。
それぞれの会社概要について簡単に解説
まずはそれぞれの会社について簡単に概要を紹介していきますね。
アイリスオーヤマ
アイリスオーヤマは1958年創業で、宮城県仙台市に本社のある生活用品と家電のメーカーです。
調理家電やふとん乾燥機など、生活に根ざした家電製品の他にもペット用品や園芸用品、お米まで幅広く取り扱っています。
シンプルでコストパフォーマンスのよい製品を、豊富なアイディアで生み出している企業で、日本での知名度もかなり高いのではないでしょうか。
MAXZEN
MAXZEN(マクスゼン)は2013年創業で、本社は東京都江東区にあります。
液晶テレビの販売からスタートしたMAXZENの名前の由来は「MAX=最大限」「ZEN=禅」という2つの言葉を組み合わせた造語で「最大限の豊かさを削ぎ落とした価格で」提供する意味がこめられています。
テレビから洗濯機、調理家電と幅広い製品を送り出していて、ジェネリック家電製品大賞を2年連続で受賞しています。
▼アイリスオーヤマ(55UB10PC)

▼MAXZEN(JU55CH06)

MAXZENは国産映像エンジン採用
MAXZENのメイン基板には、日本製の映像エンジンを採用しています。
日本のテレビといえば繊細で鮮やかな映像が求められますが、日本製ということでより安心感がありませんか?
楽天の販売サイトでは東芝ボード内蔵と明記されていますが、MAXZEN公式では特に触れられていないようなのでご参考までです。
- アイリスオーヤマ:記載なし
- MAXZEN:日本製

視野角はアイリスオーヤマが少し広い
テレビは視野角が広いほど、斜めの角度から見た時に画像がきれいに見えます。
アイリスオーヤマ55UB10PCの視野角は上下左右178°、一方のMAXZEN JU55CH06の視野角は170°です。
55V型と大画面なのでさほど影響はないと思われますが、リビングに置いて家族でテレビを見る場合には視野角が広いのに越したことはないですよね。
壁に掛けて視聴する場合には、視野角問題はそれほど気にしなくて良さそうです。
- アイリスオーヤマ:視野角は178°
- MAXZEN:視野角は170°
スピーカーワット数の違い
スピーカーはいずれも2チャンネルですが、アイリスオーヤマは10W×2、MAXZENは8W×2と、わずかですがアイリスオーヤマの方が高くなっています。
とはいえわずかな違いですし、そこまで音質と音量の違いはないレベルなので、もっと音質にこだわりたい場合はサウンドバーを使うのもおすすめです。
- アイリスオーヤマ:10W×2
- MAXZEN:8W×2
▼アイリスオーヤマ(55UB10PC)

▼MAXZEN(JU55CH06)

外付けHDDの増設数と録画機能の違い
外付けHDDを接続することでレコーダー無しでも番組を録画できますが、アイリスオーヤマはHDDを2台接続できるのに対し、MAXZENでは4台接続できます。
2台接続のアイリスオーヤマでも最大3000件の録画が可能なので十分ではありますが、MAXZENはHDD録画をする際にうれしい機能がプラスされています。
- 自動削除機能
- ムーブ機能
- 録画番組の修復機能
MAXZENにはHDD容量オーバーした場合に古いデータを削除する「自動削除機能」、過去の録画分を新しいHDDに移動する「ムーブ機能」、万が一停電や電源が切れた等のアクシデントが起きた場合に録画データの修復を試みる「録画番組修復機能」が搭載されています。
大事な番組の録り逃しや録画失敗は避けたいですし、万全のバックアップがあると安心ですね。
- アイリスオーヤマ:HDD2台接続可能
- MAXZEN:HDD4台接続可能(自動削除機能・ムーブ機能・録画番組修復機能付き)
MAXZENはゲームモード搭載
大画面でゲームをプレイすると臨場感も増しますが、MAXZENではゲームモードが搭載されています。
アクション系やバトル系ゲームでボタンの反応が悪いとかなりのストレスになりますが、ゲームモードではボタンを押してから攻撃までのタイムラグを短く抑えているので、反応が遅い、攻撃が通らない等といったストレスも軽減できます。
- アイリスオーヤマ:記載なし
- MAXZEN:ゲームモード搭載

サイズと重さについて
大きさは若干アイリスオーヤマの方が大きいですが、ほんのわずかな違いです。
重量はスタンド込みですが、アイリスオーヤマの方が2kgほど重くなっています。
- アイリスオーヤマ:タテ777mm×ヨコ1242mm、重量13.3㎏
- MAXZEN:タテ765mm×ヨコ1239mm、重量11.4㎏
価格について
楽天では、この記事を作成している2023年3月21日現在でアイリスオーヤマが59,800円、MAXZENが49,980円で取り扱いがありました。
価格差が約10,000円あるので、MAXZENの方が自分に合っていると思ったら迷わないかな、とは思います。
尚、価格は日々変動する可能性が高いので、常に最新の情報をチェックすることをおすすめします。
▼アイリスオーヤマ(55UB10PC)

▼MAXZEN(JU55CH06)

アイリスオーヤマとMAXZENテレビどっちがおすすめ?
ここまでアイリスオーヤマとMAXZENの55V型テレビの違いについて比較してきましたが、どっちがどんな人におすすめかまとめてみました。
アイリスオーヤマはこんな人におすすめ

アイリスオーヤマがおすすめなのはこんな人です。
- 少しでも視野角が広い方がいい人
テレビの視野角については今まで私もあまり気にしていなかったのですが、アイリスオーヤマの方が8度広くなっています。
視野角の広さは、設置するお部屋の広さや位置、視聴する人数などに関わってきます。
視野角が狭いテレビだと、真正面から見る人は問題ありませんが、家族が多い、部屋が狭いといった場合どうしても斜めの位置から見る人が出ることもあります。
その際に「映りが悪い」と思うかも知れませんので、視聴環境を事前に確認しておくことをおすすめします。
MAXZENはこんな人におすすめ

次に、MAXZENをおすすめしたいのはどんな人でしょうか。
- 国産の映像エンジンにこだわりたい人
- ゲームをメインに使いたい人
- 大量に録画したい人
- 予算を抑えたい人
MAXZENは国産の映像エンジンを搭載している点が大きなセールスポイントとなっています。
画質や映像美は両社製品ともに申し分ないレベルではあっても、国産をいうと安心感がありますよね。
また、ゲームモードがある点もゲームユーザーにとっては嬉しい機能なのではないでしょうか。
外付けHDDも4台増設できるので(実際、アイリスオーヤマの2台増設でも十分とは思いますが……)、大量に録画しておきたい人にとっては魅力ですね。
録画トラブルをフォローする機能が付いているのも安心です。
ここまで見ていくと、MAXZENの方にかなり分があるように思えますが、実は価格もMAXZENの方が約10,000円も抑えられているので、よほど価格の変動がない限りMAXZENがおすすめかなと思います。
▼アイリスオーヤマ(55UB10PC)

▼MAXZEN(JU55CH06)

アイリスオーヤマとMAXZENテレビ共通の特徴
アイリスオーヤマとMAXZENのテレビに共通する特徴を紹介していきます。
大画面なのに軽量
55V型の大画面なのにもかかわらず、どちらもかなり軽量です。
アイリスオーヤマの方が2kgほど重いですが、それでも一般的な55V型液晶テレビは軽くとも20kgくらいはありますので、両モデルとも軽くて設置しやすいのは間違いありません。
どちらも市販の壁掛け用金具を使用することで、壁に掛けて使用することができるのでお部屋もスッキリ使えそうですね。

4K対応で美しい映像
アイリスオーヤマ、MAXZENいずれも4K対応(水平3840×垂直2160)で画素数は約829万です。
これはフルハイビジョンTVの4倍になり、映像美と臨場感は申し分ないレベルです。
スポーツ観戦もドキュメンタリー番組もライブ映像も、美しい映像と迫力で楽しむことができます。

Wチューナー対応で裏番組録画可能
Wチューナー搭載で、番組を視聴しながら裏番組を録画することもアイリスオーヤマ、NAXZEN共に同じです。
特に毎週見ている番組と、絶対に見たいスポーツの試合が重なった時に便利ですよね。
但し、両方を同時に録画することはできませんのでその点のみご注意くださいね。

コントラスト比5000:1
コントラスト比も非常に高く、いずれも5000:1です。
これは左側の数字が大きい方がよりくっきりと明暗を表現できることを意味しますが、一般的な液晶テレビとしてもかなり高レベルです。
アイリスオーヤマでは2023年の2月にコントラスト比が見直されて、従来の4500:1から5000:1に上がった点も見逃せないですね。

VAパネル採用
コントラスト比の高さに欠かせない要素がTVパネルですが、両者共にIPSパネルではなくVAパネルを採用しています。
IPSパネルは視野角が広いですがコントラストが弱く、VAパネルは視野角こそIPSに劣りますがコントラストに優れています。
アイリスオーヤマ、MAXZEN共に映像のメリハリや美しさを決定づけるコントラスト比を重視した作りになっていますね。
LED直下型
テレビ画面はLEDで照らすことで明るくしていますが、アイリスオーヤマ、MAXZEN共にLED直下型を採用しています。

LEDの配置にはエッジ型と直下型があり、エッジ型は上下または左右の端に並べるように配置しています。
この方式はコストが低いものの、どうしても画面の色むらが出てしまいます。
直下型は画面全体にびっしりと配置しているタイプなので全体が明るく、色むらも少ないので映像を美しく映し出すことに繋がります。
▼アイリスオーヤマ(55UB10PC)

▼MAXZEN(JU55CH06)

アイリスオーヤマとMAXZENテレビの違いを比較まとめ
アイリスオーヤマとMAXZEN(マクスゼン)のテレビ、いずれも55V型の2機種について違いを比較し、どっちがおすすめかをまとめてみました。
知名度ではアイリスオーヤマの方があるイメージでしたが、55V型テレビについてはMAXZENの方が「あったらうれしい」機能が多く搭載されていました。
映像エンジンが国産であることと、ゲームモードの搭載、録画機能の充実に加えて価格の安さで、MAXZENの方をおすすめしたいところです。
とはいえ、画質や映像美についてはいずれも申し分ないレベルなので、じっくり検討して選ぶことをおすすめします。
コスパの良い55V型テレビをお探しの方や、アイリスオーヤマとMAXZENで迷われている方の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
▶︎アイリスオーヤマ55UB10PCの口コミレビュー記事はこちらから
▼アイリスオーヤマ(55UB10PC)

▼MAXZEN(JU55CH06)
