ルンバコンボj7+とj9+ではどっちがおすすめなのか、両者の違いを比較していきたいと思います。
ルンバの各シリーズはロボット掃除機の代名詞ともいわれて久しいですが、水拭き機能も一体となった「ルンバコンボ」の注目度が高まっています。
ルンバコンボj7+は2022年秋に新登場、対するj9+はおよそ1年後の2023年秋に発売されていますが、主な違いは以下の通りです。
- 吸引力
- ダートディテクティブ機能
他にもクリーンベースのサイズやデザインが異なる等ありますが、吸引力やダートディテクティブ(汚れの程度を判断して集中清掃する機能)はj9+の方が優れています。
その分価格差があるのと、j7+は旧モデルでもあるためお求めやすくなっており、迷うところではありますよね。
本文では、ルンバコンボj7+とj9+の違いを比較して、どっちがどんな人におすすめか紹介していきます。
▼ルンバコンボj7+
▼ルンバコンボj9+
ルンバコンボj7+とj9+の違いを比較
ルンバコンボj7+とj9+の違いを項目ごとに比較していきます。
吸引力の違い
掃除機の吸引力は、機種によって「W」や「Pa」などいろいろな形で数値化&公表されていることが多いですが、ルンバでは具体的な数値は公表されていません。
それでもここまで人気のシリーズになっていることで、その吸引力が確かなことは間違いありません。
ルンバコンボj7+の吸引力が「スタンダード」なのに対し、j9+ではその2倍の吸引力であることを謳っています。
j7+もルンバの上位機種ですが、2倍の吸引力ということでかなり期待できそうです。
ダートディテクティブ機能
吸引力が2倍なのに加えて、ルンバコンボj9+にのみ搭載されているのが「ダートディテクティブ機能」です。
ゴミやホコリなどが多い場所を自動的に感知して、きれいになったとルンバが判断するまで繰り返して清掃する機能です。
通過しながら吸引するだけではなく、汚れを見落とすことなく完璧に掃除してくれる心強さがあります。
クリーンベースのデザイン
充電と給水、ゴミ収集を兼ねたクリーンベースですが、デザインとサイズが少し異なります。
- j7+:幅31cm×奥行き40cm×高さ34cm
- j9+:幅40.1cm×奥行き41.7cm×高さ41.5cm
本体のサイズはそれほど違いませんが、クリーンベースはj9+の方がワイドになり高さもあります。
デザインも少し家具調に見えて重厚感があり、サイドテーブルとして天面に物も置けるように作られています。
よりインテリアに溶け込むデザインになっているのも魅力ですね。
価格について
価格が気になるところですが、特に旧モデルのj7+に関しては取り扱う販売サイトによって違いが大きくなっているようです。
この記事を作成している2024年5月13日現在、楽天ではj7+が169,800円、一方のj9+は199,800円です。
価格差は30,000円となっていますが、念のため価格.comでも調べたところ100,000円前後での取り扱いが数件あったくらいで、159,800円が主流でした。
とはいえ、旧モデルであることから保証のことなどしっかり調べる必要もありそうです。
ちなみにj9+をやはり価格.comで調べると、こちらは最安値でも180,000円前後とそれほど下がってはいないようです。
いずれにしても、価格は日々変動する可能性が高く、セールやキャンペーンなどのタイミングもあるので、常に最新の情報をチェックすることをおすすめします。
▼ルンバコンボj7+
▼ルンバコンボj9+
ルンバコンボj7+とj9+の違いを表で比較
ルンバコンボj7+とj9+の違いを比較表にしました。
特徴 | ルンバコンボj7+ | ルンバコンボj9+ |
---|---|---|
吸引力 | スタンダード | 2倍の吸引力(j7+の2倍) |
ダートディテクティブ機能 | なし | あり(ゴミが多い場所を感知して徹底清掃) |
クリーンベースのデザイン | 比較的コンパクト(幅31cm×奥行き40cm×高さ34cm) | より大きく家具調デザイン(幅40.1cm×奥行き41.7cm×高さ41.5cm) |
価格 | 楽天で約169,800円(価格変動あり) | 楽天で約199,800円(価格変動あり) |
価格に関しては、繰り返しになりますが、どちらのモデルも価格は販売サイトによって変動することがありますので、購入時は最新の価格情報を確認することをお勧めします。
ルンバコンボj7+とj9+どっちがおすすめ?
ルンバコンボj7+とj9+の違いを比較してきましたが、どっちがどんな人におすすめなのでしょうか?
ルンバコンボj7+がおすすめの人
- 必要十分な吸引力があればいい人
- ハイスペックなロボット掃除機を比較的安く手に入れたい人
- 置き場所をコンパクトに収めたい人
吸引力で比較してしまうと、j7+の2倍を謳っているj9+は魅力的ですよね。
それでもルンバのスタンダードレベルの吸引力があればOKという人なら、比較的安く購入できるj7+はおすすめです。
次の項で詳しく紹介しますが、共通する機能(自動ゴミ収集、水拭き機能、障害物回避やマッピング)がそもそも高スペックなので、すぐれた製品であることは間違いありません。
また、j7+はj9+に比べてクリーンベースがとてもコンパクトです。
幅だけでも10cm近くの省スペースとなるので、あまり大きなベースを置く場所がない、置き場所にゆとりが欲しいという人にはちょうど良いサイズです。
ルンバコンボj9+がおすすめの人
- 吸引力をはじめお掃除レベルの高さを求める人
- ひとつの家具としても活用したい人
- より新しい機種を求める人
ルンバコンボj9+は、まず吸引力が2倍、そしてダートディテクティブ機能があり、汚れている箇所を集中的にお掃除できる分、お掃除レベルはかなりリードしているといえます。
どうしても家というのは汚れるものですが、ライフスタイルや立地(ペットを飼っている、砂埃が多い立地など……)によってそれぞれです。
そんな中で、少しでもお掃除能力の高いモデルを選びたいのは当然ですよね。
また、j9+は独特のデザインも魅力で、家具と調和する重厚感や高級感があります。
ロボット掃除機のベースでありながら、ちょっと物を置いたりするサイドテーブルとして使いたい方にもぴったりです。
上記のことからも、ルンバコンボj9+はこれまでにない新しいモデルなので、最新を求めたい人にもおすすめです。
▼ルンバコンボj7+
▼ルンバコンボj9+
ルンバコンボj7+とj9+の共通の機能や特徴
次に、ルンバコンボj7+とj9+に共通する機能や特徴を一つずつ紹介していきます。
吸引掃除と水拭きが一体化
j7+とj9+いずれもルンバ「コンボ」という通り、ルンバとブラーバの2台持ちではなく、水拭き機能と一体化したモデルです。
吸引と水拭きを一度にこなせるので、床を人の手で水拭きする手間もないですし、2台持ちでそれぞれ設定する必要もなくなります。
ゴム製の2本のブラシでゴミをかき出し、確実に吸い取った後できれいに水拭きしてくれるので、常に床を清潔に保てます。
モップのスマートスクラブ機能
「水拭きできるロボット掃除機って、さっと拭くだけでは?」なんて疑問を抱く人もいるかも知れませんが、ルンバコンボj7+とj9+は違います。
モップパッドに圧力をかけて、床を前後にごしごしと拭く機能「スマートスクラブ」があり、人の手で力を込めて行う拭き掃除を再現しています。
ちなみに、j7+には発売当初この機能がありませんでしたが、2023年10月以降のOSアップデートにより新機能として追加されています。
自動でゴミを収集・保管できる
ルンバの各機種の後ろに「+」が付いているものは、自動でゴミを収集・保管する機能が搭載されています。
近年のハイスペックロボット掃除機では珍しくなくなっていますが、両モデルともにゴミを本体からベース内の紙パックに瞬時に集めておくことができます。
毎回ゴミを捨てる面倒くささもなく、最大1年分(環境によって変わります)もゴミ捨て要らずです。
紙パックはアレルゲンロック仕様なので、排気にアレルゲンが混じる心配もありません。
カーペットでモップをリフティング
水拭きできるロボット掃除機だと、カーペットの掃除にはモップを外す必要があるのでは?と思ってしまいますが、ルンバコンボj7+とj9+ではカーペットのエリアでは自動でモップを天面まで持ち上げるため、付け外しの必要もありません。
もちろんカーペットを濡らしてしまうこともないので、安心して家中のお掃除を任せられます。
▼ルンバコンボj7+
▼ルンバコンボj9+
ペットオーナーに嬉しい障害物認識機能
障害物を認識・回避する機能も両モデルに共通しています。
床に落ちているスリッパや靴下、電源コード、ケーブル、衣類などを認識して回避し、巻き込んでしまうこともありません。
特に、ペットの食器やおもちゃ、トイレに加えて排泄物(固形物のみ)も認識の対象になっています。
子犬や子猫、またはお留守番で神経質になっている子だと粗相の心配はつきまといますが、j7+とj9+もしっかり認識して回避するため、広げて大惨事になることもありません。
さらに、万が一固形の排泄物に本体が触れて汚れた場合、保証期間内1回に限り無償でサポートしてくれる「ペットオーナーあんしん保証」も付いています。
正確なマッピング機能
ルンバコンボj7+とj9+ともに、初回のお掃除で間取りを把握し、家具の配置まで正確にマッピングします。
もちろんお掃除を重ねる度に、模様替えなどにも対応していく賢さです。
壁際もらくらく、段差も乗り越える
ホコリが溜まりやすい壁際や家具の脚まわりなども、残さずかき出して吸い込みます。
ルンバ独自の角度で設計されたエッジクリーニングブラシが回転することで、溜まったゴミもスッキリお掃除します。
さらに低い段差ならラグや敷居も問題なく乗り越えてくれますよ。
自動で充電、中断した場所から再開
j7+とj9+いずれも、充電の残量が少なくなったら自動でベースに戻り、必要な分を充電してその場所から再開します。
途中で止まってしまうこともないですし、どこで中断したかもロボットが覚えてくれています^^
アプリを使って細かな指示ができる
両モデルともiRobotの専用アプリで様々な指示が可能ですが、正確に生成されたマップを駆使することで、お掃除が何倍にも楽に、楽しくなります。
お掃除した場所を確認するだけでなく、かかった時間や障害物の情報を見ることもできまうし、もちろんエリアごとの細かな指示も可能です。
進入禁止、水拭き不要、スマートスクラブしたい箇所の指定といったカスタマイズも可能ですし、位置情報を連携させれば、家を離れた時に自動でお掃除開始、といったこともできます。
スマートスピーカーとも連携
本体ボタンやアプリだけでなく、GoogleアシスタントやAmazon Alexa、Siriといったスマートスピーカーを介して音声で操作することも可能です。
チャイルド(ペット)ロックしている時などにも話しかけるだけなので、とても便利ですよ。
▼ルンバコンボj7+
▼ルンバコンボj9+
ルンバコンボj7+とj9+を比較まとめ
水拭き機能と自動ゴミ収集が搭載されたロボット掃除機、ルンバコンボj7+とj9+の違いを比較し、どっちがどんな人におすすめかも紹介してきました。
2モデルの大きな違いは、吸引力とダートディテクティブ機能の有無でした。
吸引力はj7+に比べてj9+は2倍、さらに汚れの多い場所を自動で感知して集中清掃するj9+は、清掃力においてかなりリードしているといえます。
共通する機能としては水拭きと自動ゴミ収集の他には、力を込めてしっかり水拭きするスマートスクラブやモックのリフトアップ機能、障害物回避機能の優秀さなどがあります。
いずれもハイエンドモデルなのでお値段は張りますが、j7+は旧モデルということもあり価格の推移については要注目かも知れません。
どちらが我が家のスタイルに合っているか、じっくり検討してみてくださいね。
ルンバコンボj7+とj9+の違いを調べている人や、どちらを購入するか迷われている人の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
▼ルンバコンボj7+
▼ルンバコンボj9+