Panasonicの電動歯ブラシDortz(ドルツ)の2モデル、EW-DT72とEW-DP56の違いを比較していきます。
EW-DT72は最上位モデル、EW-DP56はハイグレードモデルで魅力的な機能が満載です。
EW-DT72はアプリと連携させることによって磨き方のカスタマイズが可能となり、「磨き角度」「押し付け防止センサー」が光と音でお知らせするようにアップデートされています。
「磨き時間お知らせタイマー」や「海外での使用可」などEW-DP56にしかない機能もあり、どう使うかによってニーズが分かれてきそうです。
- 押し付け防止センサー・プロ
- ライトリングで最適な磨き方へ
- カスタマイズコース
- 磨きポイント切替お知らせ
- 磨き時間お知らせタイマー
- フルチャージからの使用時間
- 海外で使用できるか
- カラーや見た目の違い
大きな違いをざっと挙げただけでもこれだけあります。
本文ではPanasonicドルツEW-DT72とEW-DP56の違いをもっと詳しく比較し、共通する特徴についても紹介しながら、どっちがどんな人におすすめか触れていきますね。
▼PanasonicドルツEW-DT72

▼PanasonicドルツEW-DP56

EW-DT72とEW-DP56の違いを比較
PanasonicドルツEW-DT72とEW-DP56の違いを一つずつ比較していきます。
押し付け防止センサー・プロ
ブラシを歯や歯ぐきに押し付ける力が強すぎた時に、押し付け防止センサーでお知らせする機能については両モデルとも持っていますが、EW-DT72の方は音だけでなく光でもお知らせしてくれます。
ブラシ圧が強いと、ブラシ根元部分のリングが赤色に光り、さらに警告音が鳴ります。
EW-DP56の方は警告音のみとなり、ライトでのお知らせはありません。
ライトリングで最適な磨き方へ
EW-DT72は押し付け防止を赤いライトでお知らせしてくれますが、プラークをかき出すための最適な角度もライトで誘導してくれます。
歯周ポケットを磨く時に最適な「45°」に近づくと、リングが青く光り、ちょうど良い角度で磨けていることをお知らせします。

アプリ連携でカスタマイズコース
ドルツEW-DT72とEW-DP56の最大の違いといえるのが、ドルツアプリで歯磨きをカスタマイズできる点です。

Bluetoothでドルツアプリを連携することで、一定時間歯を磨くと歯磨き結果をお知らせします。
さらに「問診」で自分の歯と歯ぐきの状態を登録すると、自分の状態に合ったカスタマイズコースが自動作成されます。
しかも自分の口内の状態や歯磨きの開始箇所、使うブラシによって自分用の動画が表示され、その通りに磨くことでより良いデンタルケアを実現します。
アプリ内のカレンダーに歯磨き時刻が表示されたり、ブラシ圧が適切かどうかも表示されたりと日々の歯磨き結果の分析もできて、さらにブラシ交換時期のお知らせもあります。
使い慣れてくると好きな磨き方に設定もできますし、定期的にアプリ問診を受けることによってアドバイスもあるので、手元に歯医者さんがいるみたいです。
▼PanasonicドルツEW-DT72

▼PanasonicドルツEW-DP56

磨きポイント切替お知らせ
次の「磨き時間お知らせタイマー」と被る機能ではありますが、EW-DT72のみの機能ということで紹介します。
磨くポイントを変えるタイミングで一時停止し、そのタイミングで切り替えを推奨してくれます。
磨き時間お知らせタイマー
EW-DP56には「磨き時間お知らせタイマー」として搭載されている機能ですね。
歯磨きスタートから約30秒ごとに一時停止し、再開します。
停止のタイミングで磨くエリアを変えられるので、基本的にはEW-DT72のお知らせと同じように使えますね。
フル充電からの使用時間
フル充電した状態での使用時間にも違いがあります。
EW-DT72は約16日間、対するEW-DP56は約22日間の使用が可能です。
EW-DP56の方が約6日間長くなっていますが、WクリーンモードとWガムケアモードを使用した場合にはいずれも約11日間が使用可能時間となっています。
使用時間は環境や使用状況で異なりますので、ご参考までにしていただければと思います。
▼PanasonicドルツEW-DT72

▼PanasonicドルツEW-DP56

海外で使用できるか
お仕事などで海外に滞在、または海外旅行の機会が多い場合は、海外で使えるかどうかも大きいですよね。
海外で使えるのはEW-DP56のみなので、該当する方は注意が必要です。
海外で使用するには滞在先に合わせて別途アダプターが必要となります。
カラーなど見た目の違い
ドルツ最上位モデルのEW-DT72はシルバー1色ですが、EW-DP56はシルバーの他に青とピンクの合計3色のカラーバリエーションがあります。
重さは110gと両方とも同じで、高さがほんの少し違いますが(EW-DT72が24.1cm、EW-DP56が23.5cm)特に気になるほどでもないレベルです。



価格について
気になる価格ですが、EW-DT72はAmazonで35,000円前後、価格.comの最安値では30,500円での取り扱いがありました。
一方のEW-DP56はAmazonで25,000円前後、価格.comの最安値は24,500円でした。
取扱店によって幅はありますが、おおよそ10,000ほどの価格差があるので、欲しい機能と照らし合わせて検討する必要がありそうです。
価格はこの記事を作成している2023年2月18日現在のもので、日々変動しますので常に最新の価格をチェックすることをおすすめします。
▼PanasonicドルツEW-DT72

▼PanasonicドルツEW-DP56

EW-DT72とEW-DP56どっちがおすすめ?
ドルツEW-DT72とEW-DP56の違いを比較してきましたが、どっちがどんな人におすすめかについてまとめてみました。
- 自分の歯磨きの癖や状態を細かくチェックしたい人
- ライトによる歯磨き誘導がいい!という人
ドルツEW-DT72の最大の特徴であり、差別化ポイントはやはり「アプリを連携することによってカスタマイズコースが使える」です。
この機能を求めるかどうかで、どっちを選ぶかが決まってくるといっても過言ではありません。
自分の歯磨きの癖や弱点、磨き方が可視化され、適切な磨き方を知ることでより良いデンタルケアに繋がりますよね。
また、押し付け過ぎをライトで知らせてくれたり、最適な角度になると青ライトが点灯したりと、楽しみながらの歯磨きもできそうですよね。
もちろん価格面では10,000円ほどの差がありますが、高くてもいいからこの機能が欲しい!という人には迷わずおすすめしたいところです。
EW-DP56がおすすめの人
- アプリ連携までは求めていない人
- 海外で使う可能性のある人
- 価格を抑えたい人
- カラーを選びたい人、家族で色分けしたい人
ドルツEW-DP56にはカスタマイズコースはありませんが、搭載されている機能は歯と歯ぐきの健康のために十分なレベルです。
磨き方やブラシストローク数、5つのモード、付属ブラシの種類などすべて同じなので、アプリを使いこなしたいかどうかが選択の決め手になりそうです。
EW-DP56でも歯磨きレッスン動画は見られるので、カスタマイズまでは求めておらず少しでも安い方を選びたい人にもおすすめです。
また、海外で使う可能性がある人はEW-DT72を選んでしまうと現地で使えないので要注意です。
家族で色分けしたいという時にも、3色展開のEW-DP56が良さそうですね♪
総合すると、カスタマイズコースを使いたいかどうかでどちらを選ぶか決まってきそうですね。
▼PanasonicドルツEW-DT72

▼PanasonicドルツEW-DP56

EW-DT72とEW-DP56の特徴
PanasonicドルツEW-DT72とEW-DP56に共通する特徴についても紹介していきますね。
極細毛ブラシとW音波振動でプラーク除去
ドルツの上位モデルに搭載されている「W音波振動」と、極細毛ブラシはEW-DT72とEW-DP56に共通しています。
0.02mmの極細毛が歯周ポケットにしっかり入り込み、2種類の磨き方でプラークをかき出します。
「ヨコ磨き」は1分間に約31,000ストロークという高速で、歯ぐきの形状に沿いながら歯周ポケット内の汚れをかき出します。
さらに「タタキ磨き」は1分間に12,000ストロークで、歯と歯の間の汚れに立体的なアプローチをします。
異なる2つの磨き方で汚れにアプローチする「W音波振動」は、手磨きでは敵わない繊細かつパワフルな歯磨きが可能です。

5つのモード
歯磨き&歯ぐきケアモードは合計5つです。
- Wクリーン:歯の間や歯周ポケットなど細かい隙間をパワフルに
- ノーマル:Wクリーンだと強すぎる時に
- ソフト:電動歯ブラシ初心者の方や、やさしく磨きたい方に
- センシティブ:特にやさしく磨きたい場合に
- Wガムケア:歯磨き後の歯ぐきケアモード
強く磨きたい方ややさしく磨きたい方、それぞれのニーズに合わせたモードの他、歯ぐきケアモードもあるのでどなたでも安心して使えそうです。

歯磨きレッスン動画が見れる
ドルツアプリに連携することで、専門家が監修した歯磨きレッスン動画を見ることができます。
EW-DT72のアプリは多機能で、使いこなすことによってより深く活用できますが、EW-DP56もレッスン動画を見ることは可能です。
正しい歯周ケアをガイドしてくれるので、自分の磨き方の癖もわかりそうですよね。
本体防水性能
ドルツEW-DT72とEW-DP56共に、防水レベルはIPX7等級となっています。
水深1メートルに30分浸水しても問題のない、高レベルの防水性能です。
30分以上水没させることはまず考えにくいので、本体ごとの丸洗いも可能で安心して使えますね。
▼PanasonicドルツEW-DT72

▼PanasonicドルツEW-DP56

清潔なフロート充電
通常、電動歯ブラシを充電する時は専用スタンドに立てるか、またはスタンド無しでそのままUSBに繋ぐものなど様々です。
ドルツのEW-DT72とEW-DP56はスタンドと充電器が兼用の上に、電動歯ブラシ本体を浮かせた状態で充電しておけるので、非常に衛生的です。
本体が接地することなく浮かせておけて、汚れてもさっと拭きやすく、しかも場所を取りません。

3時間フルチャージ、6分間クイックチャージ
充電時間は、3時間でフルチャージできます。
万が一充電が切れてしまった時は、6分間の充電で歯磨き1回分(約2分)のクイックチャージができるので安心ですね。
付属品は同じ
ドルツEW-DT72とEW-DP56の付属品は同じで、以下の通りです。
- 極細毛ブラシ(コンパクト)
- 極細毛ブラシ(ラージ)
- クリーン&ホワイトブラシ
- 極細毛ポイント磨きブラシ
- 携帯ケース
- ブラシスタンド
- USB充電対応スタンド
- USB電源アダプター
- 専用USBケーブル(Type-A – Type-C)
付属品は全く同じですが、ブラシが4種類付いているのは嬉しいですよね。
最初はスタンダードなブラシだけでいいという意見もあるかも知れませんが、お試し感覚で色々なブラシを使ってみることで自分に合ったデンタルケアができるように思います。
ブラシについて紹介
最後に、付属ブラシについて紹介しますね。
- 極細毛ブラシ(コンパクト)
- 極細毛ブラシ(ラージ)
- クリーン&ホワイトブラシ
- 極細毛ポイント磨きブラシ
極細毛ブラシ(コンパクト)は毛先がなんと約0.02㎜の極細で、歯周ポケットと歯間にしっかり入り込んで汚れを落とすので、細かくケアしたい時におすすめです。
極細毛ブラシ(ラージ)はコンパクトよりも大きいサイズで、毛先の細さは同じです。
クリーン&ホワイトブラシは歯垢を落としながらステインにもアプローチするので、自然な白い歯へと導きます。
極細毛ポイント磨きブラシは歯の間の狭いところや歯周ポケットを集中的にケアしたい時におすすめです。

▼PanasonicドルツEW-DT72

▼PanasonicドルツEW-DP56

EW-DT72とEW-DP56を比較まとめ
Panasonicの電動歯ブラシDortz(ドルツ)のEW-DT72とEW-DP56を比較しながら、どっちがどんな人におすすめかを紹介してきました。
EW-DT72はドルツアプリを駆使して歯磨きを自分用にカスタマイズができる点が最も大きな違いです。
他にはブラシ圧やブラシの角度を赤・青のライトでお知らせしてくれる機能があり、より良いデンタルケアを極めたいという人にはぴったりです。
EW-DP56がアプリでできることは歯磨きレッスン動画を見るだけですが、充電してからの使用時間が長い点や海外で使える点、カラーバリエーションがある点など細かなメリットが多くあります。
価格が安い方がいいという場合もEW-DP56なら比較的お手頃ですし、歯磨きの基本的な機能は両モデルともほぼ一緒なので、アプリを駆使したいのでなければEW-DP56のコスパは非常に良いのではないでしょうか。
どのレベルまでデンタルケアをしたいか、歯磨きを自分に最適なようにカスタマイズしたいかが選ぶ決め手になるのは間違いなさそうですね。
Panasonicのドルツ電動歯ブラシに興味がある方、EW-DT72とEW-DP56で迷われている方の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
▼PanasonicドルツEW-DT72

▼PanasonicドルツEW-DP56
