Switchbot(スイッチボット)ロボット掃除機 S10・S1 Plus・K10+の違いを比較して、どれがどんな人におすすめなのか紹介していきます。
ロボット掃除機について調べていると、各社ともに個性的な機能がどんどん増えてどれを選んだらいいか迷ってしまいますよね。
今回紹介するSwitchbotのS10・S1 Plus・K10+はいずれも吸引と水拭きを1台で賄えるタイプですが、特にS10は水栓に直接つなぐことで自動給排水が可能になっています。
モップの自動洗浄と乾燥機能が付いているのもS10のみですが、その分お値段的にも大きな差があります。
他にも吸引力やモップ形状、静音性などの違いがありますので、本文で詳しく紹介しながら、どれがどんな人におすすめなのかまとめていきますね。
▼Switchbot S10

▼Switchbot S1 Plus

▼Switchbot K10+

Switchbot S10とS1 PlusとK10+の違いを比較
Switchbot(スイッチボット)ロボット掃除機 S10・S1 Plus・K10+の違いをそれぞれ比較していきます。
吸引力の違い
まずは掃除機の基本、吸引力の比較です。
- S10:6500Pa
- S1 Plus:2700Pa
- K10+:2500Pa
吸引力についてはS10が飛び抜けています。
近年では各メーカーとも吸引力が飛躍的に進化していて、少し前は3000Paでも凄い!と言われていたにも関わらず、はるかに凌ぐ数値を実現しています。
S10は他社のハイエンドモデルにも劣らないレベルですが、数値にして比較してしまうと他の2モデルは見劣りしてしまうかもしれません。
とはいえ、スタンダードモデルの掃除機として文句のないレベルの吸引力であることは間違いありません。

モップ洗浄のしくみ
3モデルとも水拭き清掃に対応していますが、モップの形状やしくみが全く異なります。
S10
まずS10ですが、モップがローラー状になっています。
一般的な水拭きタイプのロボット掃除機は、半月状の取り外しできるモップだったり丸型モップだったりしますが、ローラー状のモップが回転するS10は非常にユニークな造りといえます。
そのローラーが1kgの圧力をかけながら1分間に300回転することで、液体汚れやこびりつき汚れもしっかり落とします。
汚れ落としの工程を順番に詳しく説明しますね。
- 本体の8つの噴射口から清水を噴射
- 1kgの圧をかけながらローラーが逆回転して汚れを吸着
- ローラーが1分間に300回転してしっかり拭き取る
- ワイパーで汚水を水切りする
- 汚水をタンクに吸引&回収して床キレイ!
一般的な水拭きロボット掃除機とは異なったユニークな特徴ですが、人の手でモップ掛けをする手順に近いような気がします。

S1 Plus
次にS1 Plusですが、こちらは半月型の平面モップを付け外しするタイプで、回転や加圧の機能はなく、床を走行しながら拭き取っていくタイプです。
K10+
K10+には専用モップはなく、使い捨てのお掃除シートを取り付けての水拭きとなります。
付属品としてもセットされていますが、市販のウエットシートも使えますよ。

▼Switchbot S10

▼Switchbot S1 Plus

▼Switchbot K10+

モップ自動クリーニングはS10のみ
モップのしくみについては前の項で比較しましたが、S10はモップを自動でクリーニングします。
水拭きの際にモップに付着した汚水を回収することで、モップが汚れたまま他の場所を掃除することもありません。

ステーションに戻った後は、水拭き時の10倍の水量を噴射することでモップをしっかり洗い、50℃の熱風で衛生的に乾燥をします。
ローラー状のモップを手洗いして乾燥し、清潔をキープすることは手動では困難ですが、全てお任せできるのがS10の大きなメリットといえます。

S10は洗濯機に接続可能
モップ自動洗浄機能のあるS10ですが、実は洗濯機に接続することで自動給水&排水が可能です。

自動ゴミ収集ステーションの他に「水交換ステーション」が付属されていて、水交換ステーションを洗濯機の給水口、排水口にそれぞれ接続すると、清水は自動で補給されて汚水も排水されるため、タンクに水を入れる手間、汚水を捨てる手間も省いてしまいました。
しかも工事不要というのは嬉しいですよね。

取り付け可能な水栓やできない水栓については販売サイトや取扱説明書に記載がありますが、もし接続できないタイプの水栓であれば、別売りの外付け水タンクが使用可能です。
障害物回避機能
障害物回避についてはAIカメラが搭載されているS10がもっともすぐれています。
暗い場所ではLEDライトを点灯させながら走行し、障害物を掃除機本体が自力で回避します。

S1 Plus とK10+は、壁や家具は衝突せず回避するものの、取扱説明書にもありますがカーテンの裾や本体より低い物体を巻き込むことがあるため、あらかじめ片付けておくか、アプリで進入禁止設定をする必要があります。
▼Switchbot S10

▼Switchbot S1 Plus

▼Switchbot K10+

連続稼働時間
連続稼働時間(静音モード)にもそれぞれ差があります。
- S10:連続140分
- S1 Plus:連続250分
- K10+:連続120分
静音モードでの比較になりますが、もっとも稼働時間の長いのはS1 Plusとなります。
広いスペースを一気にお掃除して、途中でバッテリー切れが起こる心配も少ないですよね。
ミニサイズで小回りの利くK10+
本体サイズを比較すると一目瞭然です。
- S10:幅・奥行き365×高さ115mm
- S1 Plus:幅・奥行き340×高さ95mm
- K10+:幅・奥行き248×高さ92mm
ローラーモップが搭載されている分、S10はどうしても高さが出てしまいますが、他の2モデルは高さ10cmを切っています。
なかでもK10+はS1 Plusに比べても幅と奥行きが10cm近くも小さくなっていて、家具の脚まわりの狭い場所も入っていける小回りの良さです。

▼Switchbot S10

▼Switchbot S1 Plus

▼Switchbot K10+

K10+はダントツの静音性
- S10:62~69㏈
- S1 Plus:59~65㏈
- K10+:45㏈
静音性については、コンパクトサイズのK10+が約45㏈と非常にすぐれています。
45㏈というと静かな図書館や閑静な住宅地よりは少し大きく、エアコン室外機よりも静かという目安です。
他の2モデルが60㏈(洗濯機や一般的な掃除機)を超えてくる音量なので、K10+の静音性が際立っています。
小さなお子さんや繊細なペットがいたり、集合住宅での夜間使用で音が心配という人にも安心して使えそうです。

価格について
3モデルそれぞれにスペックが異なるので、価格差も気になるところですよね。
記事作成時点(2024年10月2日)での楽天取り扱い価格は、S10が94,800円、S1 Plusが64,800円、K10+が45,800円です。
S10とK10+では価格差が倍になっていますが、それだけスペックが異なるので、我が家にはどこまでの機能が必要かを併せて考えると、おのずとニーズが分かれてくるような気がします。
いずれにしても、価格は日々変動する可能性が高いので、常に最新の情報をチェックすることをおすすめします。
▼Switchbot S10

▼Switchbot S1 Plus

▼Switchbot K10+

Switchbot S10とS1 PlusとK10+の違いを表で比較
Switchbot S10とS1 PlusとK10+の違いを表で比較してみました。
特徴 | S10 | S1 Plus | K10+ |
---|---|---|---|
吸引力 | 6500Pa | 2700Pa | 2500Pa |
モップ洗浄のしくみ | ローラー状、1kgの圧力、1分間300回転 | 半月型平面モップ、回転や加圧なし | 使い捨てのお掃除シート、回転や加圧なし |
モップ自動クリーニング | あり | なし | なし |
洗濯機接続可能 | あり | なし | なし |
障害物回避機能 | AIカメラ搭載、LEDライトで暗所も対応 | 基本的な障害物回避機能のみ | 基本的な障害物回避機能のみ |
連続稼働時間 | 140分 | 250分 | 120分 |
本体サイズ | 幅365×奥行き365×高さ115mm | 幅340×奥行き340×高さ95mm | 幅248×奥行き248×高さ92mm |
静音性 | 62~69㏈ | 59~65㏈ | 45㏈ |
価格 | 94,800円 | 64,800円 | 45,800円 |
ここまでご紹介してきたとおり、各モデルは吸引力、モップの機能性、障害物回避能力、連続稼働時間、本体サイズ、静音性、そして価格などで異なっています。
S10は高機能で、K10+は価格とコンパクトさで優れている点が見て取れます。
どのモデルがニーズに合っているか、確認するのに役になったなら嬉しいです。
▼Switchbot S10

▼Switchbot S1 Plus

▼Switchbot K10+

Switchbot S10とS1 PlusとK10+どっちがおすすめ?
Switchbotのロボット掃除機3モデルを比較してきましたが、どれがどんな人におすすめなのでしょうか?
S10がおすすめの人
- 吸引力の高さは外せない人
- 水拭きをしっかりしたい人
- 何もかも全自動で済ませたい人
- 障害物回避を重視したい人
S10の6500Paという吸引力は飛び抜けていますので、掃除機に吸引力を求める人にとっては迷うまでもなさそうです。
水拭きのレベルも他の2つとは全く違い、水をしっかり噴射して圧力をかけながら拭き上げてくれるので、床の汚れが気になる人や完璧に水拭きしたい人におすすめの機種です。
汚れたモップはリアルタイムで洗浄されるうえに、ステーションに戻ってさらにしっかり洗浄、50℃での熱風乾燥も全自動で行なわれるため、全くの手間要らずです。
洗濯機に接続すれば給排水も自動なので、重いタンクを持ち運びする手間も省けます。
障害物回避を重視したい人にもS10が最適で、事前にカーテンの裾などをまとめたり、モノを片付けておく必要もありません。
S1 Plusがおすすめの人
- 水拭き機能はそこそこで良い人
- バッテリーが長く持つ方がいい人
水拭き機能はそこそこで良く、洗濯機への接続が難しい人やわずらわしさを感じる人にはS1 Plusが候補に上がりそうです。
S1 Plusのメリットは連続稼働時間がもっとも長い点なので、広い部屋を一気に掃除したい人や、バッテリー切れによって中断されたくないという人にも良さそうです。
K10+がおすすめの人
- 掃除機を置くスペースがあまり取れない人
- 水拭きはそこそこで良く、モップを洗う手間を省きたい人
- 掃除機の音が気になる人
K20+は本体もステーションも非常にコンパクトで場所を取りません。
直径が25cm未満ということで、ワンルームで使っても邪魔にならない点は高ポイントで、一人暮らしの人にもおすすめです。
水拭き機能については専用モップがなく、市販のお掃除ウエットシートを使うことになりますが、そこまで水拭きを重視しない人や、モップを洗うのがわずらわしい人にはとても便利だと思います。
少なくとも自分でフロアワイパーを使う手間は省けますし、ランニングコストはかかるものの使い捨てで手軽です。
そして45㏈という静音性も魅力で、あまり大きな音を立てたくない人におすすめです。
以上、3モデルについて推したいポイントを挙げてきましたが、吸引力とモップ機能、全自動システムならS10、コンパクトさと静音性、市販のシート利用をメリットと考えるならK10+がおすすめといえます。
S1 Plusについては価格こそS10よりかなりお求めやすくなるものの、もう少し吸引力が強い、静音性にすぐれている点があればもっとおすすめ度は上がるような気がします。
▼Switchbot S10

▼Switchbot S1 Plus

▼Switchbot K10+

Switchbot S10とS1 PlusとK10+の共通の特徴
続きまして、Switchbot(スイッチボット)ロボット掃除機 S10・S1 Plus・K10+に共通する特徴についても紹介していきます。
吸引と水拭きを1台でこなせる
モップ清掃の仕組みは異なるものの、3モデルとも吸引と水拭きを1台でこなせる点は共通しています。
水拭きを手で行う手間を考えると、両方お任せできる掃除機なら一度使ったら手放せなくなりそうですよね。
自動ゴミ収集機能
自動でゴミを収集する機能についても共通しています。
ゴミ収集ステーションに戻って、溜まったゴミを自動で吸い上げ、4Lの大容量ダストバッグが一杯になるまで溜めておけます。
約90日間(サイトによって70日間との表記もあり)ゴミ捨ての手間を省くことができて、ゴミに直接手を触れることもありません。

自動充電と自動再開
3モデルとも、バッテリー残量が減ってくると自動でステーションに戻り、充電してから自動的に再開します。
元の位置からお掃除を再開してくれる点は本当に便利ですよね。
段差の乗り越えは2cm
お部屋の段差や敷居など、2cmまでの高さなら3モデルとも難なく乗り越えることが可能です。
最近はフラットな間取りやバリアフリー化も進んでいますが、段差の多い日本家屋にも対応できそうですよね(心配な場合はあらかじめ測っておくことをおすすめします)。
レーザーで正確にマッピング
3モデルとも360°のレーザーマッピングで、お部屋の間取りを正確に把握します。
間取りに合わせて無駄、ムラのない走行ルートを組み立てて効率的に走行してくれると同時に、複数枚のマップ保存が可能です。
玄関や階段などの大きな段差も検知し、落下防止機能が働くので、思わぬトラブルも防ぎます。

アプリでお掃除を指示&確認
今ではアプリでのロボット掃除機操作は当たり前になっていますが、S10・S1 Plus・K10+いずれも専用アプリをダウンロードすることで自由にお掃除を組み立てられます。
お掃除のスタート&ストップが遠隔操作で可能になりますし、お掃除の時間指定、進入禁止エリア指定やバーチャルウォール、吸引力の指定などもスマホでできます。
実際にお掃除したルートを毎回確認することもできるので安心ですよね。
スマートスピーカーで操作可能
3モデルとも、Amazon Alexa、Siri、Googleアシスタントといったスマートスピーカーを介して音声での操作が可能です。
本体スイッチ、スマホ、音声アシスタントの3つで操作ができることになります。
(S1 PlusのみLINE Clovaにも対応していますが、共通の特徴として扱っています)

▼Switchbot S10

▼Switchbot S1 Plus

▼Switchbot K10+

Switchbot S10とS1 PlusとK10+の違いを比較まとめ
Switchbot(スイッチボット)ロボット掃除機 S10・S1 Plus・K10+の違いを比較し、どれがどんな人におすすめか紹介してきました。
3モデルとも全く異なるタイプではありますが、特にS10は吸引力、水拭きモップシステム、全自動洗浄&乾燥機能、障害物回避において他の2モデルを大きく上回っています。
S1 Plusは吸引力、水拭き性能ともにそこそこといったところですが、連続稼働時間がながいのが特徴で、価格面でもS10よりかなりお求めやすくなっています。
K10+はこれまでにないコンパクトさと静音性が大きな特徴で、水拭き性能については市販のシートを使用することになります。
ハイスペックを求めるならS10、価格を抑えてそこそこの機能ならS1 Plus、コンパクトで静音性を求めるならK10+といったようにニーズははっきり分かれそうですね。
Switchbotロボット掃除機 S10・S1 Plus・K10+の違いを調べている人、どれを購入したらよいか迷われている人の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
▼Switchbot S10

▼Switchbot S1 Plus

▼Switchbot K10+
