エコバックスのロボット掃除機DEEBOT T10 OMNIとX1 OMNIの違いを比較!どっちがおすすめ?
新モデルが出るたびに驚くほど進化するエコバックスのロボット掃除機ディーボットシリーズですが、2022年9月24日に発売されたDEEBOT T10 OMNIと、最上位機種のX1 OMNIを比較していきます。
T10 OMNIとX1共にゴミの自動収集はもちろん、モップの洗浄から乾燥まで全自動で行うほか、精密なマッピングにカメラ、音声アシスト…と最先端の機能を盛り込んだ、いわば「頂上決戦」のようなものです。
しかしながら、価格面ではT10 OMNIの方がお求めやすくなっています。
どこが違うのかを詳しく見ていくと、以下の違いがありました。
- 本体に水タンクがあるのはX1のみ
- 物体回避性能の違い
- デザイン、カラーの違い
- 値段の違い
それほど大きな違いには見えませんが、それぞれを詳しく掘り下げながら、共通する機能についても紹介していきたいと思います。
▼DEEBOT T10 OMNI
▼DEEBOT X1 OMNI
DEEBOT T10 OMNIとX1 OMNIの違いを比較
エコバックスのロボット掃除機DEEBOT T10 OMNIとX1 OMNIの違いを一つずつ見ていきます。
X1は本体に水タンクがある
X1の本体には、80mlの水タンクが入っています。
水タンクからモップに水を送り込み、水が少なくなるとステーションに戻って給水し、またお掃除を再開します。
T10 OMNIの本体には水タンクがないため、ステーションに戻って清水タンクから直接モップを濡らす仕組みになっています。
いずれにしても給水とモップ洗浄を自動で行うことには変わりがないので、ユーザーが手を煩わせることはありません。
ちなみに水タンクがない分、T10 OMNIの方がダストボックス容量は20ml大きくなっています。
- X1 OMNI:本体に80mlの水タンクあり(給水しながらも走れる)
- T1 OMNI:本体には水タンクなし(ステーションに戻って給水)
物体回避機能はX1のほうが優秀
機能面で最も大きな違いは、物体回避レベルです。
T10 OMNIの物体回避機能が「AIVI 3.0」なのに対し、X1では「AIVI 3D」と業界最高レベルになっています。
超広角HDRカメラが暗い中でもはっきりと障害物を検知し、1秒あたり5億万回もの処理速度で瞬時に認識し回避します。
両モデルの回避能力をテストした動画をアップされている方がいたのですが、T10 OMNIでは物によって障害物にぶつかっていたのに対し、X1 OMNIはきれいに回避していました。
とはいえ、T10 OMNIもAI学習能力によるすぐれた障害物検出&回避性能を持っているので、比較するレベル自体が高いものになっています。
- X1 OMNI:AIVI 3D(業界最高レベル)
- T1 OMNI:AIVI 3.0
▼DEEBOT T10 OMNI
▼DEEBOT X1 OMNI
デザインとカラーについて
X1 OMNIのデザインは、デンマークの世界的デザイン事務所「ヤコブイェンセン・デザイン」が手掛けています。
洗練された北欧デザインで、スタイリッシュなブラックカラーは高級感がありながらお部屋にもなじみやすくなっています。
T10 OMNIの公式商品ページには北欧デザインについての記載はなかったのですが、デザイン自体はほぼ同じように見えるので、X1 OMNIに準じて作られているのかも知れません。
T10 OMNIのカラーはホワイトで、明るい印象ですね。
- X1 OMNI:ブラック
- T1 OMNI:ホワイト
価格について
T10 OMNIは現在のところ公式オンラインストア及びAmazonでの取り扱いのみのようで、いずれも149,800円でした。
一方のX1 OMNIは公式オンラインとAmazonで定価の198,000円だったのですが、現在は定価より30,000円値引きされた168,000円になっていました。
ちなみに、楽天では最安価格帯で158,000円前後になっているショップもあります。
価格は全て2022年10月9日現在のもので、セールやキャンペーンのタイミングもありますので、価格については日々最新のものをチェックすることをおすすめします。
▼DEEBOT T10 OMNI
▼DEEBOT X1 OMNI
DEEBOT T10 OMNIとX1 OMNIどっちがおすすめ?
エコバックスのロボット掃除機DEEBOT T10 OMNIとX1 OMNIはどっちがおすすめなのでしょうか。
価格を考えるとT10 OMNIがおすすめ
上記で紹介した機能面での違いは、本体に水タンクがあるかどうかと、物体回避性能です。
X1 OMNI本体に付いている水タンクは80mlですが、両モデルとも自動でステーションに戻って給水する機能があるため、どちらでも全く問題ないと考えます。
物体回避性能についてはX1 OMNIが少し進化している形ですが、T10 OMNI自体がAIの学習能力を駆使しており大きく劣ることは決してありません。
定価なら50,000円の差があり、現在はX1 OMNIの価格が下がってはいますが、機能面での違いがそれほど大きいとはいえないので価格面で手に届きやすいT10 OMNIをおすすめしたいです。
X1 OMNIのカラーがいい!という方には
毎日使う家電なので、できるなら気に入ったカラーを選びたいですよね。
ホワイトとブラックでは好みがはっきり分かれますし、元々のお家の雰囲気にあった色を選ぶのも大切だと思います。
好きなカラーで統一したお部屋なのに、安いからと妥協してしまい後悔した経験は私にもあります。
定価だとさすがに50,000円の差は大きいですが、今のタイミングなら価格差が10,000円近くまで縮まっているので、X1 OMNIのブラックが欲しいという方にはチャンスかも知れません。
もちろん、少しでも物体回避性能が高い方がいいという方にはX1 OMNIがおすすめですよ♪
▼DEEBOT T10 OMNI
▼DEEBOT X1 OMNI
DEEBOT T10 OMNIとX1 OMNIの共通の機能や特徴
DEEBOT T10 OMNIとX1 OMNIに共通する機能や特徴を紹介していきます。
最新のモップシステム
吸引と水拭きの2in1、というのはこの2モデルにとっては当たり前のことで、もはやレベルが違います。
メインのフローティングブラシと2つのサイドブラシで効率よく清掃しながら、1分間に180回も回転する2枚のモップで水拭きすることで汚れをしっかり除去します。
モップの自動洗浄&熱風乾燥
お掃除した後、モップを手洗いして干すのは正直面倒ですよね。
天気が悪い日は乾きにくく、生乾きだと臭いも気になるし衛生面の不安もありますが、そんな心配も全てクリアしてくれるのがDEEBOTの最上位モデルです。
お掃除が終了したらステーションに戻って、モップを自動洗浄しさらに熱風で高温乾燥してくれます。
ユーザーは水タンクの補給と、汚れた水を捨てるだけなのでモップに触れる必要もありません。
ここまで自動でしてくれるので、掃除機というよりもお掃除スタッフみたいですよね♪
5000Paの吸引力
吸引力、つまり汚れを浮き上がらせる力を真空度「Pa」で表しますが、T10 OMNIとX1 OMNIのいずれも、驚異の5000Paです。
5000Paがどれだけすごいかというと、一般的なロボット掃除機では3000Paでもかなり高い数字とされているので、それを大きく超えてきています。
吸引力が飛び抜けている上に水拭きもしてくれるなんて、お掃除レベルがかなり高いですよね♪
自動ゴミ収集機能
普通のロボット掃除機なら、本体にあるダストボックスを取り外して捨てる必要がありますが、どうしても細かなチリやホコリが舞いやすいのが困りものです。
こちらも心配無用で、ステーションに戻るとゴミを自動的に吸い上げて、ステーション内のゴミパックに集めてくれます。
ゴミパック容量も十分(T10 OMNIは420ml、X1 OMNIは400ml)で、最大60日分のゴミを収納できます。
最先端のTrue Mapping技術
DEEBOTロボット掃除機のマッピング技術は日々進化しています。
ハイエンドモデルのT10 OMNIとX1 OMNIはいずれも高精度のマッピング機能を持っています。
マッピング技術「True Mapping2.0」は、車の自動運転で利用される「D-ToFセンサー」を応用しています。
お部屋の間取りを正確に、わずか数分で作成できる上に、アプリと連動させることでお部屋ごとの掃除方法もカスタマイズが可能です。
さらに間取りは2D(平面)だけでなく3D(立体)としてマッピングされます。
テーブルの下の汚れが特に気になる、という場合はテーブル部分をタップすることでお掃除の指示ができたりもします。
高性能カメラで見守りも可能
DEEBOT T10 OMNIとX1 OMNIに搭載されているカメラは、物体を認識するだけでなく見守りカメラとしても優秀です。
お留守番しているペット、子供部屋で遊んでいるお子さん、或いは家族が体調を崩して別室で寝ている時なども様子を見れるので、小さな心配事も軽減されますよね。
しかも本体に話しかけることで会話も可能なので、掃除機でありながら家族の安全も見守ってくれるという優れものです。
音声アシスタント「YIKO」
最近ではAlexaなどスマートスピーカーを使って音声指示ができるロボット掃除機も増えていますが、T10 OMNIとX1 OMNIはスピーカーが必要ありません。
DEEBOT独自の音声アシスタント「YIKO(イコ)」が内蔵されているので、本体に話しかけるだけで指示ができます。
アプリでももちろん指示ができますが、音声でも設定の変更や特定のエリアの清掃指示が可能です。
すぐれた障害物回避性能
T10 OMNIとX1 OMNIでスペックの違いは少々ありますが、いずれも障害物回避にすぐれた機能を発揮します。
壁や家具にぶつかることもなく、床に置いた障害物も回避するので途中で引っかかって止まることもありません。
音も静かで快適
気になる動作音については、T10 OMNIが最大67㏈、X1 OMNIが最大68㏈です。
掃除機なのでそれなりの音はしますが、それでも一般的な掃除機が60~76㏈であることを考えると、これだけの高機能で67~68㏈というのはかなり優秀だと思います。
その他機能について
その他の便利な機能です。
- 段差は2cm乗り越え可能
- 落下防止センサー
- カーペットに乗ると吸引力自動調整
- 自動充電、自動再開
もはやこの2モデルでは当たり前!という機能ばかりですが、参考までに載せますね。
▼DEEBOT T10 OMNI
▼DEEBOT X1 OMNI
DEEBOT T10 OMNIとX1 OMNIを比較まとめ
エコバックスのロボット掃除機DEEBOT T10 OMNIとX1 OMNIの違いを比較しました。
最新機種は今年の9月24日に発売されたT10 OMNIの方ですが、先に発売された最上位機種のX1 OMNIの機能を少しシンプルにして手の届きやすい価格設定にした形でしょうか。
とはいえ、機能面では水タンクが本体にあるかどうかと、物体回避性能に少しの差があるだけでした。
さらにX1 OMNIも現在は価格が下がってきているため、以前より手が届きやすくなっています。
両者とも驚異の5000Paの吸引力、水拭きしたモップを自動洗浄&乾燥、優れたマッピング機能に見守りも可能なカメラ、スマートスピーカー要らずの音声アシスタント……と便利な機能を全部乗せしたハイエンドモデルです。
どちらも素晴らしい機能を盛り込んでいるので、物体回避のレベル、本体のカラー、価格との折り合いがつく方を選ぶのがベストですね♪
ハイエンドモデルのロボット掃除機に興味がある方、エコバックスのDEEBOT T10 OMNIとX1 OMNIで迷われている方の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
▼DEEBOT T10 OMNI
▼DEEBOT X1 OMNI
▶︎エコバックス ディーボットシリーズの比較、ルンバの類似機種との比較はこちらの記事でまとめています。