エコバックスのロボット掃除機、DEEBOT X11 OmniCycloneとX8 PROの違いを比較して、どっちがどんな人におすすめなのか詳しくまとめていきます。
次々と技術がアップデートされているエコバックスのDEEBOTロボット掃除機ですが、今回も大きく機能を向上させています。
2025年9月26日発売の「X11 OmniCyclone」は、これまでのハイエンドモデル「X8 PRO」に比べても、吸引力にメインブラシ、モップシステム、壁際へのアプローチ、段差を乗り越える高さなど、多くの面でアップデートがされています。
さらに、AIでの汚れ検知や音声アシスタントについても向上しているだけでなく、これまでになかったパワーブーストや急速充電機能も搭載されています。
その分、共通する機能についてはかなり少なくなった印象ですが、どんな違いがあるのか本文中で詳しく紹介していきます。
DEEBOT X11 OMNICYCLONEとX8 PROの違いを比較
DEEBOT X11 OmniCycloneとX8 PROの違いを一つずつ比較していきます。
吸引力
まずは、吸引力がどこまでレベルアップしたのか気になりますよね。
X11ではシリーズ最高レベルの19,500Paまで進化しています。
X8 PROは18,000Paと、こちらも驚くような高レベルの吸引力ですがそれをゆうに超えてきています。
一般的なロボット掃除機だと、5,000Paでもかなり高いといわれるくらいなので、そのレベルの高さがわかります。
X11には二段階サイクロン設計が採用されていて、ゴミと空気を完全に分離することでパワフルな吸引力をキープしています。
気流の力でホコリを巻き上げるようにたたき出し、しっかりと吸い込むことで、カーペットのホコリ除去率が従来の140%、毛の除去率に至っては262%と飛躍的に進化しています。

メインブラシの毛絡み防止
近年のDEEBOTハイエンドモデルでは、毛の絡みにくいブラシが採用されていますが、この点についても大きく進化しています。
- X11:ZeroTangle 3.0
- X8 PRO:ZeroTangle 2.0
X11とX8 PRO共にZeroTangleを搭載していますが、バージョンが2.0→3.0になったことで、ブラシへの毛絡みはゼロに等しくなっています。
トリプルV字構造かつスパイラルコームを備えたメインブラシに、内向きの植毛がされた2本のサイドブラシを組み合わせることで、より完璧に毛の絡みを防いでいます。
もちろんX8 PROの毛絡み防止機能も高いレベルであることは言うまでもありません。
モップシステム
モップシステムについても比較してみました。
- X11:OZMOローラー2.0
- X8 PRO:OZMOローラー
こちらもわかりやすく、2.0にグレードアップしています。
X11のローラーモップには3,800Paの強い圧力がかかり、常に給水しながら毎分200回の高速で回転し、こびりついた汚れもしっかりとこすり落とします。
モップの材質は高密度のナイロンで、汚れ落ちと床への優しさを併せ持っています。

X8 PROのモップも定圧式で、常時給水という点では共通していますが、スペックとしては強圧力のX11が清掃効果が高いといえます。

▼DEEBOT X11 OmniCyclone
▼DEEBOT X8 PRO
壁際へのアプローチ
壁際清掃のレベルもX11では大きく向上しています。
- X11:TruEdge 3.0
- X8 PRO:TruEdge 2.0
TruEdgeについても2.0から3.0にバージョンアップしていますよね。
X11のTruEdge 3.0は、サイドブラシで壁際のゴミを確実に取り除いた後、可変式のモップが壁際まで伸びてもれなく拭き上げます。
モップを伸ばす機能はX8 PROにはないため、壁際や角、家具の足部分が気になる人にとっては重視したい点ですよね。
乗り越えられる段差
乗り越えられる段差についても、X11はさらに進化しています。
これまでDEEBOTのロボット掃除機は、新モデルが出る度に高さを更新してきましたが、X11では驚異の2.4cmまで可能にしました。
さらに、古い戸建ての造りでありがちの「連続した段差」にも対応し、最大4cmまで乗り越えられるようになっています。

X8 PROでは2.0cmなので、大きく向上したといえますね。
ダストバッグの要・不要
X11ではダストバッグが不要になっており、ランニングコストや買い替えの手間を大きく軽減できます。

X8 PROはダストバッグを使用するタイプなので、長い目で見るとコスト面で違いが出そうですよね。
▼DEEBOT X11 OmniCyclone
▼DEEBOT X8 PRO
モップの浸漬洗浄
両モデル共に、ローラーモップを高温水で洗浄することで、油汚れやしつこい汚れを洗い流しますが、X11ではモップを浸漬する新しい洗浄機能が追加されました。
汚れたモップを高温水の中に浸すことで、油などの汚れを浮かせて洗い流すため、モップの清潔度が大きくアップしています。

AIでの汚れ検知レベルと洗剤の使い分け
両モデル共に、AIで汚れを検知することが可能ですが、X11はこの点でも大きくレベルアップしています。
- X11:AI Stain Detection 2.0
- X8 PRO:AIインスタントリモップ
X11は、汚れの状態を検知して分析、そして「学習」します。
軽い汚れと判断すると通常のモップ掛け、ひどい汚れと判断すると「ディープリモップモード」に自動で切り替わり、強力な洗剤液にスイッチしてしっかり拭き上げます。
ちなみに、X11には「デュアル洗浄液切替ソリューション」という新機能が搭載されています。
AIが検知した汚れの程度によって、通常洗剤と強力洗剤を自動で使い分けるので、例えばキッチンの油汚れなど落ちにくい汚れの時に強力洗剤に切り替わります。

一方のX8 PROは、AIが床の汚れを分析する点では共通していますが、汚れがひどいと認識すると繰り返してモップ掛けをします。
洗剤は1種類ですが、洗浄液と水の比率を200:1の黄金比になるよう自動で調整してくれるので、洗剤の量を気にする必要はありません。
どちらもハイレベルなモップ掛けを実現していますが、X11は想像のはるか上を行っていると言えますよね。
パワーブーストと急速充電
掃除機選びで重要視するポイントの一つに「連続してどのくらいの時間稼働できるか」がありますよね。
比較してみると、X11は稼働時間に対する対応面積が大きくなっています。
X11の連続稼働時間は200分(400㎡)、X8 PROは194分(198㎡)となっていますが、これはパワーブースト機能により短時間での高速充電が可能になるためです。
モップを洗いながらでも自動充電しますし、3分間で約6%も充電できるので、充電切れによるお掃除の中断もありません。
広いフロアでも安心して一気にキレイにできます。
▼DEEBOT X11 OmniCyclone
▼DEEBOT X8 PRO
音声アシスタントのスペック
DEEBOTの上位機種では既にお馴染みの音声アシスタント「YIKO」ですが、X11ではさらに進化しています。
- X11:AGENT YIKO
- X8 PRO:YIKO-GPT
X11の「AGENT YIKO」は、音声での指示待ちだけではなく「自分で考える」アシスタントです。
床の種類を特定し、汚れやお掃除の傾向、お部屋のレイアウトや物体の密度なども学習して、お掃除の戦略を立ててくれます。
吸引力や水の量はもちろん、効率的な走行ルートも考えてくれるので安心して任せられます。
尚、日本での発売時点(2025年9月)では英語のみの対応ですが、今後のアップデートで日本語も使えるようになるそうですよ。
X8 PROの「YIKO-GPT」は、言語能力にすぐれた音声アシスタントです。
本体とチャット(会話)ができるので、こちらから指示するだけではなく対話になるという、まさに「GPT」の名がふさわしいアシスタントです。

サイズと重量、カラー
本体のサイズと重量は以下の通りです。
- X11:幅353×高さ98×奥行き351mm、重量4.9kg

- X8 PRO:幅353×高さ98×奥行き351.5mm、重量5.3kg

本体のサイズはほぼ同じといって良いですが、重量としてはX11が少し軽量化されています。
カラーはX11がブラウン、X8 PROがブラックとなっています。
あまり大きな違いとはいえず、選ぶ決め手とはなりにくいですが、比較してみました。
価格について
これだけの新機能が搭載されたX11ですが、価格が気になりますよね。
記事作成時点(2025年9月25日)でのエコバックス公式販売サイトでは、X11が229,900円となっており、ロボット掃除機としてはもっとも高価格帯ともいえます。
一方のX8 PROは同じくエコバックス公式で199,800円と、価格差はおよそ3万円です。
この価格差、お手頃な価格帯であればかなり大きいところですが、これだけの新機能が追加されたことを考えると決して大きくない気もしますよね。
いずれにしても、スペックと価格、ライフスタイルを合わせて検討する必要がありそうです。
尚、価格は日々変動する可能性が高いので、常に最新の情報をチェックすることをおすすめします。
▼DEEBOT X11 OmniCyclone
▼DEEBOT X8 PRO
DEEBOT X11 OMNICYCLONEとX8 PROの違いを表で比較
DEEBOT X11 OMNICYCLONEとX8 PROの違いを表で一覧にして比較してみました。
| 比較項目 | DEEBOT X11 OmniCyclone | DEEBOT X8 PRO |
|---|---|---|
| 吸引力 | 19,500Pa(シリーズ最高)二段階サイクロン設計、カーペット除去率140%、毛除去率262% | 18,000Pa |
| メインブラシ毛絡み防止 | ZeroTangle 3.0(トリプルV字構造+スパイラルコーム+サイドブラシ) | ZeroTangle 2.0 |
| モップシステム | OZMOローラー2.03,800Paの強圧力+毎分200回転+高密度ナイロン | OZMOローラー(定圧式、常時給水) |
| 壁際清掃 | TruEdge 3.0(可変式モップが壁際まで伸びる) | TruEdge 2.0 |
| 段差乗り越え | 最大2.4cm+連続段差最大4cm対応 | 最大2.0cm |
| ダストバッグ | 不要(ランニングコスト低) | 必要 |
| モップ洗浄 | 高温水+浸漬洗浄(清潔度UP) | 高温水洗浄(浸漬なし) |
| AI汚れ検知・洗剤 | AI Stain Detection 2.0デュアル洗浄液切替(通常/強力) | AIインスタントリモップ洗剤1種類(水との比率200:1調整) |
| 稼働時間・充電 | 最大200分(約400㎡)パワーブースト急速充電(3分で6%充電) | 最大194分(約198㎡) |
| 音声アシスタント | AGENT YIKO(自己学習型、戦略的清掃)※英語のみ(今後日本語対応予定) | YIKO-GPT(高い会話能力、対話形式) |
| サイズ/重量 | 353×98×351mm/4.9kg | 353×98×351.5mm/5.3kg |
| カラー | ブラウン | ブラック |
| 価格(公式) | 229,900円(2025年9月時点) | 199,800円(2025年9月時点) |
▼DEEBOT X11 OmniCyclone
▼DEEBOT X8 PRO
DEEBOT X11 OMNICYCLONEとX8 PROどっちがおすすめ?
X11 OmniCycloneとX8 PROの違いを比較してきましたが、どっちがどんな人におすすめなのでしょうか。
X11 OmniCyclone がおすすめの人
- 価格差が30,000円ほどなら、大きくアップデートした新製品の方がいいという人
- お掃除に関してはほぼ全てロボットに任せたい人
- 充電が切れる心配をしたくない人
- ダストバッグのコストを抑えたい人
X11はこれまでにない進化を遂げたハイエンドモデルですが、進化の度合いに比べて価格差が意外に小さいのがむしろ驚きでした(いずれにしても高価格帯ですが)。
この価格帯であれば、主要な機能について大きく上回っているX11がおすすめといっても過言ではないといえます。
さらに、AIを駆使して「学習しながら」最適な清掃をしてくれるので、ユーザー側がすることはかなり少なくなります。
パワーブースト機能で充電切れの心配もなく、さらにバッグレスでランニングコストも抑えられることを考えたら、価格差で悩むことも無いのかなと思います。
X8 PROがおすすめの人
- X8 PRO の機能に満足しており、少しでも価格が安いほうがいい人
- 音声アシスタントは使いたいが、英語での指示に抵抗がある人
両モデルを比べると、価格差が小さいのにスペックが段違いになっています。
とはいえ予算が20万円ギリギリ、というケースもあるかもしれません。
X8 PROのスペックはDEEBOT掃除機の中でも最高峰レベルであることは間違いないので、X8 PROの機能で十分という人ならおすすめといえます。
また、音声で指示をする機会が多いと思われる人で、日本語対応をすぐに希望するのであればX8 PROの方が安心かもしれません。
いずれアップデートされて日本語での対応が可能になるそうなので、少し待って様子を見るのももちろん有りです。
▼DEEBOT X11 OmniCyclone
▼DEEBOT X8 PRO
DEEBOT X11 OMNICYCLONEとX8 PROの共通の特徴
続いて、X11 OmniCycloneとX8 PROに共通する機能や特徴について、かなり少なくなっていますが紹介していきます。
マッピングシステム
マッピングシステムについては両モデル共に「AIVI 3D 3.0OMNI-Approachテクノロジー」を採用しています。
VLM(視覚言語モデル)で家の間取り、周囲の物体、人やペットなどの動きも正確にとらえ、お掃除を重ねることで学習していきます。
アプリを使用したお掃除
マッピングとスマホアプリは切り離せませんが、スケジュール設定や清掃場所の指定といった基本的なことから、吸引力や水量、進入禁止エリアなど細かなカスタマイズも自由自在です。
音声アシスタントと併せて「我が家流」のお掃除が手軽に実現できますね。
モップの高温洗浄・乾燥
両モデル共に、モップの洗浄は最高75℃の高温水でしっかり洗い上げます。
X11には浸漬洗浄という新機能はありますが、とても触れない高温の洗浄水で、油汚れも溶かして落とせてモップを清潔に保ちます。
乾燥の温度はいずれも63℃の高温なので、雑菌やカビなどの繁殖も防げそうです。
▼DEEBOT X11 OmniCyclone
▼DEEBOT X8 PRO
DEEBOT X11 OMNICYCLONEとX8 PROの違いを比較まとめ
エコバックスのロボット掃除機、DEEBOT X11 OmniCycloneとX8 PROの違いを比較して、どっちがどんな人におすすめなのかまとめてきました。
X11は吸引力、ブラシの毛絡み防止機能、モップシステム、壁際アプローチだけではなく、積んでいるAIのレベルも段違いになっています。
他にも、パワーブーストで充電切れの心配も限りなく少なく、ダストバッグ不要でランニングコストも抑えられます。
音声アシスタントYIKOもさらに進化し、お掃除は全てお任せといっても過言ではないレベルです。
それでいて価格差は30,000円ほどと、高価格帯の製品にしては小さいといえるので、お掃除レベルの高さを求めるならX11がおすすめといえます。
もちろんX8 PROもハイエンドモデルには間違いないので、どこまでの機能が必要か、予算はどこまでか、といったことを併せて検討するのが良さそうですね。
DEEBOT X11 OmniCycloneとX8 PROの違いを調べている人、どっちを購入するか迷われている人の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
▼DEEBOT X11 OmniCyclone
▼DEEBOT X8 PRO
