象印とTHREE UPのスチーム式加湿器の違いを比較して、どっちがどんな人におすすめか紹介していきます。
空気の乾燥が気になる季節になりました。
お肌がカサついたり、喉がいがらっぽくなったりと、乾燥によって困ることは多くありますよね。
そんな時に欠かせないのが加湿器ですが、今回は象印とTHREE UPでそれぞれのスチーム式加湿器を比較していきます。
共通する特徴が非常に多いこちらの2つですが、湿度の設定方法や連続運転などに違いがあります。
そして象印は湿度表示部分のランプの明るさが調整できる点、THREE UPはフタが完全に取り外せる点などが異なっています。
それぞれ違うメーカーの製品なので単純比較は難しいですが、それでも非常に特徴が似ているのは間違いなさそうです。
本文では、象印とTHREE UPのスチーム式加湿器の違いをもっと詳しく、わかりやすくまとめていきますね。
▼象印のスチーム式加湿器 EE-DE35
▼THREE UPのスチーム式加湿器 ST-T2370
象印とTHREEUPスチーム加湿器の違いを比較
象印とTHREE UPのスチーム式加湿器の違いを一つずつ比較していきます。
今回は同じ3.0Lの比較ということで、象印のEE-DE35とTHREE UPのSTT2370について比較&紹介しますね。
湿度調整について
まずは象印の方から湿度調整について紹介していきますね。
象印EE-DE35は、湿度と室温の2つのセンサーが働いて、最適な湿度にコントロールします。
湿度レベルは「ひかえめ・標準・しっかり」の3段階で、設定すれば自動で湿度を調整してくれます。
一方のTHREE UPのSTT2370ですが、こちらは湿度調整が少しユニークです。
湿度が60%以上になると自動停止する「おまかせ」、70%以上になると停止する「うるおい」の2モードがあり、どちらも湿度が下がってくると自動で再開します。
手動での湿度調整は5%刻みで、40~70%の範囲内で細かく設定できるので、実際の室温や湿度だけでなく体感に応じて調整できるのは良いですよね。
連続運転について
おやすみの時など連続運転にしておくと安心ですが、それぞれ以下のような仕様となっています。
- 象印EE-DE35:弱・中・強
- THREE UP STT2370:ecoモード・パワフルモード
象印は弱だと約32時間の長時間連続運転が可能で、中なら16時間、強でも8時間と、おやすみ時にもしっかり加湿することが可能です。
THREE UPはecoだと4.5時間、パワフルだと9時間が目安で、一見THREE UPの方が短そうではありますが、パワフルモードで9時間というのは心強いですよね。
タイマー設定
タイマー設定にも違いがあり、象印は入タイマーと切タイマーがそれぞれ異なる時間設定になっています。
入タイマーは「4・6・8」時間、切タイマーは「1・2・4」時間となっており、生活パターンやその日の気温、湿度によって3段階に切り替えられます。
THREE UPでは1時間ごとに9時間まで設定できて、こちらもその日の状態に合わせてちょうどよいタイミングでオンオフが可能です。
▼象印のスチーム式加湿器 EE-DE35
▼THREE UPのスチーム式加湿器 ST-T2370
象印はランプの明るさ調整ができる
両モデルとも見やすい湿度モニターがありますが、象印はランプの明るさが切り替えられる仕様なので、おやすみ時には明るすぎないように調整できます。
THREE UPはフタが取り外せる
どちらも上部のフタを開けて上から給水するタイプですが、THREE UPはフタそのものが取り外せます。
完全に外せるので、よりお手入れがしやすいですよね。
適応するお部屋の広さ
適応するお部屋の広さ(あくまで目安です)は、それぞれ以下の通りです。
- 象印EE-DE35:和室6畳、洋室10畳まで
- THREE UP STT2370:和室10畳、洋室17畳まで
比較してみるとTHREE UPの方が圧倒的に広いお部屋に対応できるようです。
和室よりも洋室の方が気密性にすぐれているのもそうですが、17畳まで対応できるとLDKでも1台でしっかり加湿できそうですよね。
▼象印のスチーム式加湿器 EE-DE35
▼THREE UPのスチーム式加湿器 ST-T2370
サイズとカラーの違い
サイズはそれぞれ以下の通りです。
- 象印EE-DE35:幅24×奥行き27.5×高さ32.5cm、重量2.7kg
- THREE UP STT2370:直径24cm×高さ32cm、重量2.5kg
象印の方が奥行きが若干ありますが、全体的にサイズ感の大きな差はありません。
強いて言えば象印の方が200gほど重くなっています。
カラーバリエーションについてはいずれも2色展開で、象印がホワイトとグレー、THREE UPがホワイトとブラックです。
外観も非常に似ていますが、シンプルでシックなデザインなので、どちらもインテリアに自然に馴染みそうです。
価格について
気になる価格ですが、記事作成時点(2024年11月21日)での楽天取り扱い価格を調べてみました。
象印EE-DE35はホワイトが16,800円、グレーが少し高くなって17,800円です。
一方のTHREE UP STT2370は、ホワイトとブラック共に14,080円となっています。
価格帯が一段高く、色で価格が異なる象印と、比較的お手頃価格のTHREE UPといった印象ですね。
尚、価格は日々変動する可能性が高いので、常に最新の情報をチェックすることをおすすめします。
▼象印のスチーム式加湿器 EE-DE35
▼THREE UPのスチーム式加湿器 ST-T2370
象印とTHREEUPスチーム加湿器の違いを表で比較
象印とTHREEUPスチーム加湿器の違いを表で比較してみました。
各特徴についてここまでご紹介した両モデルの特徴を示しています。
特徴 | 象印 EE-DE35 | スリーアップSTT2370 |
---|---|---|
湿度調整 | と室温センサー、3段階調整 | 手動5%刻み(40-70%)、自動停止機能付き2モード |
運転 | 弱:32時間、中:16時間、強:8時間 | エコ:4.5時間、パワフル:9時間 |
タイマー設定 | 入数:4・6・8時間、切数:1・2・4時間 | 1時間ごとに最大9時間設定可能 |
ランプの明るさ調整 | ランプの明るさ調整可能 | ランプの明るさ調整不可 |
フタを取り外す | フタは取り外せない | フタを取り外す |
適応するお部屋の広さ | 和室6畳、洋室10畳 | 和室10畳、洋室17畳 |
サイズ | 幅24×奥行き27.5×高さ32.5cm、重量2.7kg | 直径24cm×高さ32cm、重量2.5kg |
カラーバリエーション | ホワイト、グレー | ホワイト、ブラック |
価格 | ホワイト 16,800円、グレー 17,800円 | ホワイト・ブラック 共に14,080円 |
価格や機能のニーズに合わせて選ぶ参考にしていただけたら嬉しいです。
▼象印のスチーム式加湿器 EE-DE35
▼THREE UPのスチーム式加湿器 ST-T2370
象印とTHREEUPスチーム加湿器どっちがおすすめ?
象印とTHREE UPのスチーム式加湿器の違いを比較しましたが、どっちがどんな人におすすめなのかまとめてみました。
象印がおすすめの人
- 湿度の調整は全ておまかせしたい人
- 長時間の連続運転をしたい人
- 寝室で使うため、ランプの明るさ調整が必要な人
象印EE-DE35は、はじめに湿度レベルを設定すれば後はおまかせで最適な湿度に近付けていきます。
細かな設定より全部おまかせしたい人にも便利ですよね。
また、連続運転の長さも魅力で、弱モードならなんと32時間、丸一日をゆうに超える長時間運転が可能です。
冬場に昼夜問わず長時間使いたい人にはもってこいですよね。
パネル部分が見やすいのはいいものの、寝室で使うには明るすぎるという時に調光できる点も、意外な便利ポイントです。
THREE UPがおすすめの人
- 湿度設定を細かくしたい人
- フタを取り外してこまめにお手入れしたい人
- それほど変わらないスペックなら価格が安い方がいい人
THREE UPは湿度調整が40~70%までと幅広く、5%刻みで設定できるため、湿度を自由に設定したい人におすすめです。
室内の温度と湿度がちょうど良いとしても、もう少し加湿したい時もありますよね。
喉が弱っている時や特に乾燥がひどい時など、細かな調整ができる点はとても便利です。
フタが完全に取り外せるので、よりお手入れもしやすそうです。
次の項で詳しく触れますが、同じスチーム式加湿器で共通点が多い2モデルなら、少しでも安い方がいいと思うのは当然ですよね。
2モデルの違いを比べて、どっちが我が家に合っているか、価格はどうか等をじっくり検討してみてくださいね♪
▼象印のスチーム式加湿器 EE-DE35
▼THREE UPのスチーム式加湿器 ST-T2370
象印とTHREEUPスチーム加湿器の共通の特徴
続いて、象印とTHREE UPのスチーム式加湿器に共通する機能や特徴について紹介していきます。
スチーム式加湿とは?
象印のEE-DE35とTHREE UPのSTT2370はいずれもスチーム式の加湿器です。
スチーム式とは、タンク内の水を沸騰させて、その蒸気で加湿するというとてもシンプルな仕組みです。
水を加熱し沸騰させるので雑菌の繁殖も防ぎ、常に清潔な蒸気でお部屋を加湿していきます。
ちょうどポットでお湯を沸かすようなイメージですね。
湯沸かし音セーブ機能
スチーム式加湿器では水を沸騰させるため、静かなお部屋だとポコポコという沸騰音が気になってしまうかもしれません。
両モデルともその対策はされていて、ゆっくり水を加熱していくことで気になる湯沸かし音をセーブしてくれますよ。
転倒時自動OFF
ここからはいくつか、安全性に配慮された特徴を紹介していきます。
まずは、「転倒時の自動OFF機能」です。
万が一、何かの拍子にぶつかって倒してしまった時には、自動的に電源がオフになります。
▼象印のスチーム式加湿器 EE-DE35
▼THREE UPのスチーム式加湿器 ST-T2370
空だき防止
水が入っていないのに本体が作動してしまうと、いわゆる空だき状態になり故障の原因となります。
もちろん両モデルとも対策はされていて、水が入ってない時や空になった時は動作しないようになっていますよ。
マグネットプラグ
象印、THREE UP共にコードと本体を繋ぐプラグ部分はマグネットになっていて、コードが引っ張られると簡単に外れるようになっています。
つまずいたり引っかけたりしても本体を倒すことなく、事故も防げます。
チャイルドロック
チャイルドロックももちろん標準装備されているので、小さいお子さんが触れても作動しないように設定できます。
クエン酸洗浄モードで清潔に
いずれも口が広く、特にTHREE UPはフタが完全に外せるのでお手入れしやすい設計になっています。
定期的なお手入れとして、クエン酸洗浄モードが搭載されていて、ポット内部をクエン酸で洗浄することで清潔をキープできます。
尚、両モデル共にクエン酸洗浄剤は別売りとなりますのでご注意くださいね。
▼象印のスチーム式加湿器 EE-DE35
▼THREE UPのスチーム式加湿器 ST-T2370
象印とTHREEUPスチーム加湿器の違いを比較まとめ
象印(EE-DE35)とTHREE UP(STT2370)のスチーム式加湿器の違いを比較して、どっちがどんな人におすすめかまとめてきました。
どちらもスチーム式で、加湿器のスペックと安全装置に大きな違いはないように思えます。
違いがあるのは「湿度やタイマーの設定方法」「連続運転時間」「使えるお部屋の広さ」ですが、特に象印はランプの明るさが調整できる点、THREE UPはフタが完全に外せるという点も異なっています。
価格はTHREE UPの方がお手頃なので、使い勝手が生活パターンに合っていればとてもお得といえます。
どちらの加湿器もデザイン性にすぐれており、インテリアにしっくり馴染むのもいいですよね。
これからの季節に欠かせない加湿器、象印とTHREEUPの違いを調べている人や、どちらを購入するか迷われている人の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
▼象印のスチーム式加湿器 EE-DE35
▼THREE UPのスチーム式加湿器 ST-T2370