ディズニー英語システム(DWE)は英語教材としてとても有名です。
「親は毎日DVD・CDをつけるだけでいい」というのが謳い文句で、それだけで子どもが英語を喋るようになるかのように聞こえてしまうこともあって、「本当に?」となる人が多いみたいです。
そりゃそうですよね、わたしもそうでした。
我が家は1歳半からDWEをスタートし、4歳半でブルーキャップを取ったばっかりですが、わたしなりに考えるところがあったので、ご紹介したいと思います。
わたしの現時点での回答は「親の努力は必要」です。
ただし、わたしが感じる「親の努力」は「環境づくり」と「時間づくり」の努力なので、英語を一緒に勉強するといった方向の努力ではないです。
「親は毎日DVD・CDをつけるだけでいい」というのも正しくもある気がしますが、正直「簡略化しすぎw」という感想です。
DWEに親の努力は必要?
最初にお伝えした通り、わたしの回答は「Yes」です。
これはもうどんな教材でもそうだと思いますけど、未就学児が一人で何かをやるって、まずないじゃないですか。
親の付き添いは何らかの形で必要ですよ。
それが一言で言うと、「毎日DVD・CDをつける」に集約されちゃうんですね。
でもね、案外「毎日DVD・CDをつける」というのも面倒なんです。
一言で言うと単純作業のようですけど、内情を考えるとちょっと違うんです、これが。
一緒に見て遊ぶのが理想と言われているので、最初のうちは自分では興味がない映像を毎日毎日見ないといけないくなります。
案外毎日ディスクを変えるのが面倒になります。
最初はいいけど、自分も飽きてきます。
でも子どもが飽きないようにするにはどうしたらいいかを考えたりもします。
見せすぎじゃないかと心配して色々調べてみたり。
ステップバイステップのレッスンを始める年齢によっては、使う教材を出してあげる必要もありますし。
「毎日DVD・CDをつけるだけ」にも結構裏があるんです。
そして、わたしが一番必要と思っている努力も、この裏側に含まれてるんです。
それが、「環境づくり」と「時間づくり」なんです。
DWEに必要な親の努力とは?
DWEは教材としては本当によく考えられていると感じてます。
なので、公式さんやアドバイザーさんが言う通り、英語を教える必要は全くないです。
その代わり必要な親の努力というのが「環境づくり」と「時間づくり」だなぁと感じています。
環境づくりというのは、英語なりDWEの教材なりに毎日飽きずに触れる環境づくりです。
これがないと、子どもは学習能力が高い分、忘れる時もあっという間に忘れます。
毎日続けること、その環境を作ること、ここに親の努力がいると感じています。
我が家はわたしがラクしてしまったために、Youtubeに流れました…
でもYoutubeも容赦無く日本語の動画を「おすすめ」に押してきます。
そこを英語動画に留める努力は頑張りました。
そこが日本語に流れたら、本格的に英語とはさよならだと思ったからです。
あとは、その環境に触れるための時間づくりです。
子どもに付き合う自分の時間も取られます。
特にお仕事されている方は、いつ英語に触れるのかをしっかり日常に入れ込む必要があるかなぁと。
我が家は家に一緒にいたので、朝・夕と、わたしが家事をする時に何かしら英語の動画をつけるのが日常になりました。
今は逆にYoutubeの見過ぎを止める方が大変です…。
そして、CAPへのチャレンジが始まる頃、ステップバイステップを始める頃になると、尚更時間が必要になります。
これも子どもが勝手にやってくれるはずがないので、親が課題を把握して、レッスンや録音を促したりする必要が出てきます。
(小学校高学年や中学生になってからCAPにチャレンジとなると自分でやる子もいるようですが…)
なので、インプット時期が終わると、「毎日DVD・CDをつけるだけ」とは言い難くなってきます。
DWEで実際に親がする必要があること
具体的にわたしが感じている親がすることを書き出してみますね。
- DVD/CDの掛け流し(最初の頃は一緒に遊ぶ)
- TE(電話)を出来るだけ毎週かける
- CAPの応募(課題の録音と提出)を出来るだけ毎月する
- GoGoLiveやキャストチャットなど使えるものを子供の好みにあわせて使い倒す
- ステップバイステップを始める頃にはアクティビティブックや教材の下準備
この辺りです。
これをやるための環境・時間をうまく作りだすのが親の最大の努力ポイントだと思います。
そして…
- 子どもの成長具合の観察
- 成長を待つ忍耐力
この2つも大事だったりします。
ちょっと期待しすぎて子どものレベルにあっていないことを無理にやらせようとすると、あっという間に英語やDWEが嫌いになります。
わたしもちょっと前科があって、無理に歌わせようとしたら、その歌を嫌われてしまいました。
英語はインプット時間も長いですし、アウトプットが始まってからが会話のスタートです。
ものすごーーーく結果が出るのに時間がかかります。
親の努力の結果はなかなか見えてこないので、そういうものだと思っておくことが焦らないポイントな気がします。
子どもの成長をよく見て、待つ。
これも「親の努力」の1つのポイントかもしれません。
DWEで親の努力以外に影響すること
よく言われることですけど、親が好きなものって、子どもは大抵好きになります。
特に乳幼児の頃はダイレクトです。
子どもは親を通した世界しか知らないですから。
親のやることを見て、言葉を聞いて、覚えていきます。
これってある種の洗脳にもなりますよね。
それが英語教育にもものすごく影響する気がします。
親が喋れるかどうかではなく、親がDWEを好きかどうかです。
好きで楽しんでいれば、子どももついて来てくれます。
親が好きで歌えば、子どもも一緒に歌ってくれます。
なので、一度DWEを信じで購入したら、教材を信じて、親が楽しむ姿勢を見せるのが一番かもしれないと思うのです。
わたしはついついDWEを見せてる間に家事をしてしまったので、娘もなんとなくわたしがDWEのDVDを好いている風には感じなくなっていったんでしょうね…。
ただ、わたしは英語の音は好きだったので、娘が英語で何か言って来たら英語で答えていました。
DWEの歌でなくても、ボタンを押したら英語の歌が流れる本なんかも、娘が気に入れば一緒に歌ってました。
娘が気に入るYoutubeも案外面白いものが多かったので、チラチラと見て、セリフを真似したりなんかもしていたので、英語自体は娘も好きみたいです。
そして、面白いことに、娘は「自分は英語が喋れる」と思っています。
もちろん日本語の方が流暢ですけどね。
我が家はDWE推しには失敗気味ですけど、英語推しは継続できてそうです。
そんな感じで、親の好きがダイレクトに子どもに伝わってしまうので、そこに気をつけるのはとってもおすすめです。
おわりに
DWEに必要な「親の努力」は英語を教えることではなくて、継続するための環境づくりと時間づくりかな、というのがわたしの感想です。
あとは、「一緒に楽しむ」という努力かな…。
親がDWEを好きでいられれば、必然的に続くので「努力」は必要ないかもしれませんね。
ということで、存分に教材を活用して楽しむことがおすすめです!
(我が家はDWEのレッスンに軌道修正するにはもう少しわたしの努力も必要かもしれません…)
最後までお付き合いいただきありがとうございました!