シャープのドラム式洗濯機ES-X11BとES-X11Aの違いを比較!どっちがおすすめ?
シャープのドラム式洗濯機、ES-X11BとES-X11Aの違いを比較していきます。
ドラム式洗濯機も日々進化していて、しかも長く使うものなので、買い替えの時には機能が数段アップしていたなんてこともありますよね。
2023年の9月に新モデルES-X11Bが発売されましたが、従来モデルのES-X11Aとの違いは以下の通りでした。
- 高圧シャワーすすぎの有無
- 使用水量の違い
- ひまわりガラス
- 乾燥ダクト、ドアパッキンの自動清掃の有無
大きくバージョンアップしたというよりは、あると嬉しい機能が追加された印象です。
本文では、シャープのドラム式洗濯機ES-X11BとES-X11Aの違いを比較しながら、どっちがどんな人におすすめかを紹介していきます。
▼シャープ ドラム式洗濯機 ES-X11B
▼シャープ ドラム式洗濯機 ES-X11A
ES-X11BとES-X11Aの違いを比較
シャープのドラム式洗濯機ES-X11BとES-X11Aの違いを一つずつ比較していきます。
高圧シャワーすすぎ
両モデルに共通する特徴の「マイクロ高圧洗浄」は後の項で詳しく紹介しますが、ここで活躍する高圧シャワーノズルが、ES-X11Bでは「すすぎ」にも応用されています。
高圧シャワーですすぎを行うので、繊維に残りやすい蛍光剤などの洗剤成分をしっかり洗い流してくれます。
白さは求めるけれど蛍光剤の残留が心配、といった悩みも解決してくれますね。
さらに、シャワー水流なので節水にも役立ちます。
使用水量が減った
ES-X11BはES-X11Aに比べて、洗濯から乾燥までの標準使用水量が減っています。
- ES-X11B:49L
- ES-X11A:52L
いずれも洗濯から乾燥(6㎏)での使用水量で、1回あたり3Lの節水になります。
ちなみに、洗濯から脱水(11kg)では同じく約75Lです。
3Lというと一見少なそうにも見えますが、2日に1回乾燥までするとして1ヶ月で45L、年間で540Lと大きな節水効果になります。
ひまわりガラス採用
ひまわりガラス、何だか可愛い呼び方ですが、ES-X11Bに採用された扉内側のガラスのことです。
元々は「扉部分を利用して、洗濯板のような効果を出せないか」という発想から生まれたもので、扉の内側に突起を付けることを試行錯誤したそうです。
ひまわりの種は、子孫繁栄のためにあるルールで並んでいて(フィボナッチ配列)それを応用したら洗濯効果が上がり、自然の摂理にならった技術がピッタリはまったというわけです。
衣類が洗濯板のような突起に当たってムラなく汚れを落とすひまわりガラスは、特許(5386022号)を取得している技術です。
そんな開発秘話も、製品の魅力の一つだなと感じました♪
乾燥ダクトの自動清掃
今や乾燥フィルターの自動清掃は当たり前になってきていますが、ES-X11Bでは乾燥ダクトまで自動でお掃除してくれます。
ダクトの中に糸くずや洗剤カスが溜まってしまうと乾燥効率にも影響してしまいますが、自動清掃機能では給水時の水で洗い流してくれます。
ドアパッキンの自動洗浄
さらに、ES-X11Bではドアパッキンの自動洗浄機能も追加されました。
ドアパッキンのすき間の糸くずや繊維ホコリ、厄介ですよね。
私はたまにスイッチが入ったように綿棒で夢中で掃除してしまいますが、洗いとすすぎの工程で洗い流してしまうので、そんな手間も不要になります。
乾燥ダクトもドアパッキンもお手入れの手間を省いてクリーンに保てるのは嬉しいですよね♪
価格について
気になるのが価格ですが、楽天などECサイトを確認したところ、ES-X11Bは350,000円前後、ES-X11Aは価格が少しばらけており、210,000円~250,000円前後となっています。
設置料込みになるとさらに数万円上乗せになリますが、価格差は10万円以上に広がっています。
ちなみにES-X11Aは2022年11月の発売から1年経っておらず(2023年10月現在)、従来品とはいえ決して古いモデルではないので、かなりお得ともいえます。
尚、価格は日々大きく変動することがありますので、常に最新の情報をチェックすることをおすすめします。
▼シャープ ドラム式洗濯機 ES-X11B
▼シャープ ドラム式洗濯機 ES-X11A
ES-X11BとES-X11Aの違いを表で比較
ES-X11BとES-X11Aの違いを表で比較してみました。
特徴 | ES-X11B | ES-X11A |
---|---|---|
高圧シャワーすすぎ | あり | なし |
使用水量 | 49L | 52L |
ひまわりガラス採用 | あり | なし |
乾燥ダクトの自動清掃 | あり | なし |
ドアパッキンの自動洗浄 | あり | なし |
価格 | 350,000円前後(2023年10月現在) | 210,000円~250,000円前後(2023年10月現在) |
▼シャープ ドラム式洗濯機 ES-X11B
▼シャープ ドラム式洗濯機 ES-X11A
ES-X11BとES-X11Aどっちがおすすめ?
シャープドラム式洗濯機ES-X11BとES-X11Aの違いを比較してきましたが、どっちがどんな人におすすめかをまとめていきます。
ES-X11Bがおすすめの人
- 洗剤残りなどが気になる人
- メンテナンスが楽な方がいい人
- 節水を重視したい人
ES-X11Bの高圧シャワーすすぎ機能は、繊維に残りがちな洗剤成分をしっかりと落としてくれるので、蛍光剤などの洗い残しが心配な人や、お肌への刺激などが心配な人にもより安心して使えそうですよね。
乾燥フィルター自動お掃除はもう当たり前のようになってきていますが、乾燥ダクトやドアパッキンも自動洗浄してくれる点はメンテナンスが非常に楽になります。
糸くずや繊維ホコリが残っていると、洗濯や乾燥の機能にも影響することが心配なので、あると嬉しい機能です。
1回当たり3Lの節水ができる点も、チリも積もれば…で後々大きな節水、節約に繋がりますよね。
ES-X11Aがおすすめの人
- 価格を抑えたい人
- メンテナンスは特に苦にしない人
ES-X11Bの新機能は魅力だけれど、さすがに価格がネックという人ならES-X11Aがおすすめです。
ES-X11Bにモデルチェンジされたことで追加された機能の他は同スペックなので、ES-X11Aのこの価格はお買い得であることは間違いありません。
メンテナンスは特に苦にしないという人なら、他機能との兼ね合いもふまえて問題なければES-X11Aがおすすめです。
▼シャープ ドラム式洗濯機 ES-X11B
▼シャープ ドラム式洗濯機 ES-X11A
ES-X11BとES-X11Aの共通の機能や特徴
次に、ES-X11BとES-X11Aに共通する機能や特徴について紹介していきます。
マイクロ高圧洗浄
「マイクロ高圧洗浄」ってどういうことだろう?と私も気になっていましたが、水道水を毎秒100万粒もの微細な水滴に変えて、高圧シャワーノズルから洗濯物に噴射する洗浄方法です。
水を微細な粒にすることによって衣類を傷めることなく、繊維の奥や隅々にからみ付いた汚れまで弾き飛ばすようにしっかりと洗浄します。
温水極め洗い
皮脂などの油分や泥汚れなど、冷水では落ちにくい汚れに強いのが「温水極め洗い」です。
洗濯槽内に温風を吹き付けることによって水を35℃前後の温水にして洗剤の効果を高めてくれます。
メガマウス投入口
ES-X11BとES-X11Aの衣類投入口は直径37cmとワイドで、たくさんの洗濯物も出し入れが楽々です。
洗剤と柔軟剤の自動投入
今や洗剤と柔軟剤の自動投入機能があるドラム式洗濯機が主流ですよね。
両モデルとも、洗濯物の量に合わせて必要な分だけ洗剤・柔軟剤が投入されるので、入れすぎも防げますし何よりわずらわしさがありません。
もちろん、粉末洗剤やジェルボールタイプも手動投入口から入れることで使用できます。
でも粘度の高い洗剤だと汚れや詰まりが気になってしまいそうですが、「ウォーターポンプ方式」で洗剤がすぐに水と混ざる設計になっているため、洗剤詰まりを防ぎます。
自動投入部分のお手入れは半年に1回程度で、自動投入タンクに水を入れて洗浄モードで運転するだけでOKです。
▼シャープ ドラム式洗濯機 ES-X11B
▼シャープ ドラム式洗濯機 ES-X11A
ハイブリッド乾燥NEXT
シャープのドラム式洗濯機ES-X11BとES-X11Aは「ヒートポンプ乾燥」と「サポートヒーター」をダブルで搭載した「ハイブリッド乾燥」です。
ヒートポンプは水を使わずに低温かつ省エネで優しく乾かし、サポートヒーターでカラッと仕上げます。
乾燥時の蒸気は内部を循環し、洗濯機の外に排出されないので、洗濯機周りのいやな蒸し暑さもありません。
さらに温度と湿度をAIで制御する「ハイブリッド乾燥NEXT」はシャープ史上最高の乾燥力を誇ります。
布の質に合わせて乾燥運転を制御し、例えば化繊などの薄めの衣類は乾かし過ぎず、ジーンズなど厚手の衣類は温度低下を防いでしっかり乾かします。
プラズマクラスターで除菌・消臭
シャープ独自の「プラズマクラスター」イオンを乾燥運転中に放出し、衣類をしっかり除菌と消臭します。
タオルや肌着など直接素肌に触れるものなので、除菌されていると安心ですよね。
乾燥フィルター自動清掃
古いタイプのドラム式洗濯機だと、乾燥フィルターのお手入れはブラシで毎回こすり落とす等の手間がかかって本当にストレスでした(経験者です…)。
この数年で急速に広まっている「乾燥フィルター自動お掃除」ですが、ES-X11BとES-X11Aいずれも当然搭載されています。
乾燥フィルターに溜まった繊維ホコリを、ブレードが自動的に集めてダストボックスに入れてくれるので、それをつまんで捨てるだけです。
するポイフィルターでお手入れカンタン
お手入れといえば排水フィルターのお掃除も面倒だし、手が汚れるし……とストレスの種でしたが、シャープのES-X11BとES-X11Aなら「するポイフィルター」で解決です。
「するポイフィルター」はマンタがプランクトンを捕食する際の「エラ」の動き、つまり大量の海水を取り込みながらプランクトンだけを濾し取る原理を参考にしています。
同じように糸くずや繊維ゴミだけがフィルター内に残る構造になっているので、従来の格子状フィルターのようにゴミ同士が絡み合って取れにくいという悩みを解決しています。
「ひまわりガラス」もそうですが、シャープは「ネイチャーテクノロジー」といって自然界に存在する「理にかなったもの」にヒントを得て、積極的に取り入れている点がすごいですよね。
▼シャープ ドラム式洗濯機 ES-X11B
▼シャープ ドラム式洗濯機 ES-X11A
7つのセンサー
両モデルとも、洗濯状況に合わせた最適な運転パターンを選択する7つのセンサーが付いています。
温度、湿度、水位、重量、泡、光、振動の合計7つのセンサーが洗濯状況を瞬時に判断し、無駄を省いて賢く運転してくれます。
- 温度センサー:乾き具合、乾燥フィルター目詰まり、周囲温度
- 湿度センサー:乾き具合
- 水位センサー:衣類の種類
- 重量センサー:衣類の量
- 泡センサー:洗剤の種類
- 光センサー:適正な洗剤量
- 振動センサー:衣類の偏り
例えばすすぎの回数も、衣類の質や量、洗剤の種類に合わせて自動調整してくれるという賢さです。
スマホでお洗濯指示
両モデルとも、無線LAN機能を搭載し、スマホアプリで「COCORO WASH」サービスが使えます。
例えば洗濯後のアンケートで「シワが気になる」「しっかりすすぎたい」等と回答することでAIが学習し、「我が家流」の仕上がりに近付けていきます。
外出中や手が離せないときでも運転状況を確認できて、予約時間も調整が可能です。
さらに、洗濯物の種類によって洗い方にこだわりたい人のための全63種類もの専用コースをダウンロードできます。
蛇口の開け忘れなどのエラー通知や、お手入れのタイミングもお知らせしてくれるので便利ですよね。
静音設計
シャープのES-X11BとES-X11Aで特筆したいのが「静音設計」です。
洗濯機といえばある程度うるさいのは仕方ないもの、という認識もありますが、夜間や早朝にお洗濯する人も少なくありません。
両モデルの洗い、脱水、乾燥時の音量はこちらの通りです。
- 洗い:約30㏈(ささやき声程度)
- 脱水:約37㏈(図書館よりやや静かな程度)
- 乾燥:約39㏈(同上)
運転音を抑えるDDインバーターで、非常に静かな運転音を実現しています。
スマートなデザイン
カラーバリエーションは両モデルとも「リッチブラウン」と「クリスタルシルバー」の2パターンで、いずれも右開き/左開きがあります。
外形寸法は幅64cm×奥行き73.9cm×高さ111.5cmで共通しています。
デザインもとてもスマートで、生活感の少ないスタイリッシュで高級感のある外観になっています。
▼シャープ ドラム式洗濯機 ES-X11B
▼シャープ ドラム式洗濯機 ES-X11A
ES-X11BとES-X11Aを比較まとめ
シャープのドラム式洗濯機ES-X11BとES-X11Aの違いを比較し、どっちがどんな人におすすめかまとめてきました。
新旧2モデルの違いは、「高圧シャワーすすぎ・ひまわりガラス・節水・お手入れの簡単さ」です。
共通する機能についてはマイクロ高圧洗浄、ハイブリッド乾燥NEXT、プラズマクラスター除菌消臭、センサーでの自動制御、アプリ連携といった非常に高いレベルの機能ばかりです。
ES-X11Bは発売間もないため価格差は大きいですが、価格的にOKであればES-X11Bが、価格を抑えたいならES-X11Aがおすすめといえます。
新たにES-X11Bに搭載された機能を重視するか、価格の求めやすさを重視するかで決まってくるかなと思います。
シャープのドラム式洗濯機ES-X11BとES-X11Aの違いを知りたい人、どちらを購入するかで迷われている人の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
▼シャープ ドラム式洗濯機 ES-X11B
▼シャープ ドラム式洗濯機 ES-X11A