日立のドラム式洗濯機“ビッグドラム” BD-SW120MとBD-SW120Kの違いを比較して、どっちがどんな人におすすめか紹介していきます。
ドラム式洗濯機も毎年のようにモデルチェンジがされている印象ですが、日立のビッグドラムシリーズも昨年に続き今年も新モデルがリリースされています。
新モデルのBD-SW120Mと従来モデルのBD-SW120Kでどう変わったのか調べてみたところ、意外にも多くの違いがありました。
- 温風ほぐし脱水の有無
- 低温時脱水機能
- すすぎ剤などへの対応
- ダニ対策コースの有無
- スチームアイロンコースの時間設定
- スマホアプリの違い
- 環境に配慮したデザインかどうか
他にも乾燥時の消費電力などといった細かな違いもあります。
本文では、日立ビッグドラムBD-SW120MとBD-SW120Kの違いを比較して、どっちがどんな人におすすめか紹介しながら、共通する便利機能についてもまとめていきます。
▼日立ビッグドラム BD-SW120M
▼日立ビッグドラム BD-SW120K
BD-SW120MとBD-SW120Kの違いを比較
日立ビッグドラムBD-SW120MとBD-SW120K(以下120M、120K)の違いを一つずつ比較していきます。
温風ほぐし脱水機能
120Kでは脱水の際に衣類が絡まらないような、「ほぐし脱水」機能がありますが、120Mではさらに「温風ほぐし脱水」に進化しています。
衣類をほぐしながら温風を吹き付け、干した際にしわになりにくくします。
取り出す際、冬場でも衣類が温かいので、寒い中で干すストレスも軽減されそうです。
低温時の脱水について
次はAIお洗濯の新機能で、冬場の水温が低い時に時間を延長できるようになっています。
水温が低いと、水が衣類と吸着する力が強くなり、今一つ脱水しきれていないような気がしますよね。
120Mではその対策として脱水時間を延長し、しっかりと脱水して洗濯物を乾きやすくする機能が新たに搭載されています。
洗剤メーカーと共同開発した洗浄・すすぎ機能
最近では衣類に染み付いたニオイ対策のため、クエン酸などが配合されたすすぎ剤も使われ始めています。
ニオイを除去してから柔軟剤を使用することで、香りがより楽しめますよね。
120Mでは、P&G社と共同開発した新機能「すすぎ剤(レノアクエン酸inコース)」を搭載し、洗浄後にすすぎ剤を先に投入し、後から柔軟剤を入れることでタイミングをずらし、それぞれの機能を最大限に生かします。
同じく新搭載された「アリエールMiRAi高濃度洗浄コース」では、洗浄時間を標準より長くすることで、高濃度の洗剤をしっかり浸透させ、油汚れをよりキレイに洗い上げます。
尚、いずれもダウンロードコースとなります。
ダニ対策コースの有無
ダニ対策コースについては、120Mではカットされており、120Kのみに搭載されています。
毛布やシーツなどの寝具など、洗い→すすぎの後に温風で加熱し、衣類の繊維内に潜むダニを退治した後、もう一度すすぐことでアレル物質をすっきり洗い流します。
あると安心の機能なので、製品リニューアルでカットされたのは残念ですが、どっちを選ぶかの決め手にもなりそうですね。
▼日立ビッグドラム BD-SW120M
▼日立ビッグドラム BD-SW120K
スチームアイロンコースの時間設定
両モデル共に、衣類のしわを伸ばすスチームアイロンコースが搭載されていますが、120Mでは時間設定が可能になりました。
15分、30分と衣類の素材や状態に合わせて変えられるので、より使いやすさがアップしています。
スマホアプリの違い
専用のスマホアプリと連携して、お洗濯をラクに、自由にカスタマイズできます。
例えばリモートで運転開始したり、運転終了や洗剤が少なくなったお知らせが来たりといった基本の便利機能の他、アプリで洗い上がりを評価してそれを蓄積していくことで、理想の洗い方に近づけていきます。
また、洗剤や柔軟剤の銘柄を指定することで、投入する量やすすぎ回数も自動で設定することができます。
- 120M:ハピネスアップ
- 120K:洗濯コンシェルジュ
アプリのネーミングは変わっていますが、基本的に内容は同じです。
乾燥時の消費電力
洗濯時の消費電力については全く同じですが、乾燥時には少し変わってきます。
- 120M:1,210W
- 120K:1,250W
とはいえほんのわずかな違いで、乾燥時間1時間30分、1日1回の運転で1ヶ月分の電気料金を非常にざっくり計算しても、5~60円ほどの差しかありませんでした。
環境に配慮したデザイン
120Mは、環境に配慮したデザインを採用しています。
製品の素材に使われるプラスチックの内、10%以上(質量比)に再生プラスチックを使用しています。
10%というと小さな数字かもしれませんが、生産台数全体を考えるとかなり環境に配慮しているといえます。
さらに、ポンプで水をかき上げて循環させることで使用水量を抑え、節水にもつながります。
価格について
ドラム式洗濯機は、価格面で手を出しづらい家電の一つではありますが、新モデルが発売されると従来モデルの価格が手頃になるともいわれています。
メーカーサイトではオープン価格になっていたため、価格.comで比較してみました。
120Mは340,000円台、一方の120Kは160,000~170,000円台と驚くほど違っていました。
もう少しで半額になるくらいの価格差なので、どうしても価格面で検討する必要がありそうですね。
いずれにしても、価格は日々変動する可能性が高いので、常に最新の情報をチェックすることをおすすめします。
▼日立ビッグドラム BD-SW120M
▼日立ビッグドラム BD-SW120K
BD-SW120MとBD-SW120Kの違いを表で比較
BD-SW120MとBD-SW120Kの違いを表で比較してみました。
| 比較項目 | BD-SW120M | BD-SW120K |
|---|---|---|
| 脱水機能 | 温風ほぐし脱水(衣類を温風でほぐしてシワ軽減・冬場でも温かい) | ほぐし脱水(温風なし) |
| 低温時の脱水対応 | 水温が低い時に脱水時間を延長して乾きやすくする新機能あり | なし |
| 洗浄・すすぎ機能 | P&Gと共同開発コース搭載 ・レノアクエン酸inコース(すすぎ剤先投入) ・アリエールMiRAi高濃度洗浄コース ※ダウンロードコース | なし |
| ダニ対策コース | なし | 搭載(洗い・すすぎ後に温風加熱でダニ退治) |
| スチームアイロンコース | 時間設定が可能(15分・30分) | 時間設定なし(固定時間のみ) |
| スマホアプリ | ハピネスアップ(基本機能は同じ) | 洗濯コンシェルジュ(基本機能は同じ) |
| 乾燥時の消費電力 | 約1,210W | 約1,250W |
| 環境配慮 | 再生プラスチック10%以上を使用、節水デザイン | 特に記載なし |
| 価格(目安) | 約340,000円台 | 約160,000~170,000円台 |
ご紹介した通り、BD-SW120Mは、新しく「温風ほぐし脱水」や低温時の脱水延長機能、P&Gと共同開発した洗浄・すすぎコースなど最新の便利機能が充実しています。
一方でBD-SW120Kには、120Mで省かれた「ダニ対策コース」が搭載されているのが大きな特徴です。
価格は120Mが約34万円台、120Kは約16〜17万円台と大きな差があり、機能重視か価格重視かで選び方が分かれます。
▼日立ビッグドラム BD-SW120M
▼日立ビッグドラム BD-SW120K
BD-SW120MとBD-SW120Kどっちがおすすめ?
BD-SW120MとBD-SW120Kの違いを比較してきましたが、どっちがどんな人におすすめなのでしょうか。
BD-SW120Mがおすすめの人
- 脱水のクオリティや状態にこだわりたい人、現状に困っている人
- すすぎ剤やアリエールMiRAiを使っている、または使いたい人
- 最新のアプリに対応しているほうが安心という人
冬場に十分に脱水しきれていない気がする、または衣類の絡まりが気になるという人には、温風ほぐし脱水と低温時の脱水時間延長機能のある120Mはニーズにぴったりなのではないでしょうか。
また、P&G社と共同開発することで、すすぎ剤や高濃度洗剤の効果をより生かし、洗濯そのもののクオリティを大きく上げているといえます。
また、内容は変わらないとはいえアプリが新しくなっているのも要注目です。
旧アプリがすぐにサービス終了になるとは思えませんが、最新アプリ対応の方が安心できるという気持ちはわかりますよね。
BD-SW120Kがおすすめの人
- 旧モデルでも、大きく価格が下がっている方が良い人
- 寝具などのダニが気になる人
- すすぎ剤や高濃度洗剤は使用しない人
こちらの2モデルを比較した時、機能面の違いも多々ありますが、それ以上に価格に大きな開きがあります。
旧モデルといっても、120Kは2024年モデルなので十分新しいといって差し支えないレベルです。
どうしても120Mに新搭載された機能が必要ということでなければ、半額近くまでお手頃になった120Kはおすすめといえます。
そして、毛布やシーツを洗う際にダニが気になる人やアレルギーがあるという人には、ダニ対策コースがある120K一択といえるほどではないでしょうか。
すすぎ剤や高濃度洗剤を使う機会や習慣のない人にも、120Mで全く問題なく、クオリティの高いお洗濯ができるのは間違いありません。
▼日立ビッグドラム BD-SW120M
▼日立ビッグドラム BD-SW120K
BD-SW120MとBD-SW120Kの共通の特徴
続いて、BD-SW120MとBD-SW120Kに共通する機能や特徴について紹介していきます。
乾燥フィルターなしの「らくメンテ」
ドラム式洗濯機を使う上でのデメリットや面倒な点で、乾燥フィルターの存在を挙げる人も少なくないのではないでしょうか。
毎回洗濯~乾燥するごとにほこりや糸くずを取る必要がありますし、機種によっては取りづらい形状だったりするので地味にストレスにもなりますよね。
ビッグドラムの新ラインナップでは、思い切って乾燥フィルターを無くし、大容量の糸くずフィルターがゴミを全てキャッチします。
すすぎ工程の後できれいな水で洗濯槽を洗浄し、さらに乾燥経路やドアパッキンも自動でお掃除して、そこで洗い流されたゴミも糸くずフィルターがキャッチし、しかも約2週間メンテナンス要らずです。
風アイロンでふんわり仕上がり
乾燥方式は低温ヒート式で、内蔵されたヒーターで空気を暖め、大容積ドラム内で高速の風を発生させます。
手前部分から衣類に直接風を当てる特許技術で、衣類を大きく広げて乾燥するためシワになりにくいのが特徴です。
衣類の温度は約65℃と低めなので、繊維にやさしくふんわり仕上がります。
シワ取りに消臭もできるスチームアイロン
吊り干ししたワイシャツやブラウスなど、忙しい時にアイロンをかけるのは手間になりますよね。
そんな時にスチームアイロンコースを活用すると、高湿となったドラム内で衣類に高速の風を吹きかけ、シワとニオイを除去します。
衣類だけでなく、干してゴワついたタオルもふっくらと元通りになります。
ナイアガラ洗浄で確かな汚れ落ち
洗濯の工程が緻密に組み立てられた「ナイアガラ洗浄」ですが、以下の仕組みで洗い上げていきます。
- 少量の水で洗剤を溶かし、高濃度洗剤液を作る
- 洗剤液を素早く衣類に浸透させ、汚れを浮かせる
- 強力な水流で一気に洗い流し、汚れを取り去る
上記の通り、効率よく確実に汚れを落としていきますが、すすぎにも特徴があります。
「ナイアガラ循環シャワー」が衣類に水を通して循環させ、「水道水シャワー」とあわせて高速回転しながら徹底的に残った洗剤もすすぎ切ります。
▼日立ビッグドラム BD-SW120M
▼日立ビッグドラム BD-SW120K
お洗濯もAIにおまかせ
決まったやり方、決まったコースで洗濯しがちという人も多いのではないでしょうか。
ビッグドラム(120M、120K)では、複数のセンサーを搭載することで、衣類の量と質、汚れ具合、水温、水の硬度、洗剤などあらゆる状況を瞬時にセンシングします。
ひどい汚れの時は洗濯時間を延長したり、水の硬度が低く水温が高い時は洗剤の量を減らすなど、自動で最適化してくれます。
洗剤も柔軟剤も自動投入
最近のドラム式洗濯機では、洗剤の自動投入機能が付いているものが増えています。
120M、120K共に、洗剤も柔軟剤も自動投入するタイプなので、詰め替え用の洗剤を置くスペースも必要ありません。
見た目もごちゃごちゃしませんし、ボタンを押すだけで適量が投入されるので、入れすぎたり足りなかったりする心配も無用です。
洗剤&柔軟剤タンクは分解して水洗いできるので、清潔に保てるのも嬉しいポイントです。
尚、粉末洗剤や漂白剤、おしゃれ着用洗剤は自動投入に対応していないため、手動投入口から入れることになります。
低振動仕様
ドラム式洗濯機は、振動が気になるという人もいますよね。
特に集合住宅の場合は、近隣に響いていないか心配になるかもしれません。
120Mと120Kは、低振動の4つのポイントがあります。
- 4重流体バランサー:ドラムの振動振り幅を低減
- 3D加速度センサー:上下、左右、前後の複雑な振動を検知し、回転数を調整
- ダンパー:振動を抑えて、床に伝わる衝撃をやわらげる
- 高減衰ラバー:床に伝わる衝撃を抑える
可能な限りの振動を抑え、ひいてはストレスも低減できそうですね。
サイズと容量
サイズも両モデル共通しています。
外形の寸法は幅63.8cm×奥行き71.6cm×高さ106.5cm、重量は約82㎏です。
容量も同じで、乾燥を伴わない洗濯と脱水の場合は12㎏、洗濯から乾燥のコースは6㎏となります(いずれも標準コース)。
スマートスピーカー対応
両モデル共に、Google Homeに対応しています。
Googleアシスタント対応のデバイスがあれば、お洗濯終了の通知が離れたところでも届きます。
夏場など、洗濯終了のお知らせの聞き逃しは避けたいですよね。
さらに、スピーカーに話しかけることで残り時間や運転の状況などを確認できます。
▼日立ビッグドラム BD-SW120M
▼日立ビッグドラム BD-SW120K
BD-SW120MとBD-SW120Kの違いを比較まとめ
日立ビッグドラムBD-SW120MとBD-SW120Kの違いを比較しながら、共通する機能や特徴についてもまとめてきました。
2025年発売の新モデルBD-SW120Mは、2024年発売のBD-SW120Kにくらべて進化している点が幾つもあり、特に脱水クオリティの高さ、すすぎ剤や高濃度洗剤対応、スチームアイロンの時間設定機能などが追加されています。
逆に、120Kのダニ対策コースは120Mではカットされてしまっています。
価格差が非常に大きいので、従来モデルでも十分という人にとっては非常にお得感があるといえます。
メイン機能の「らくメンテ」「風アイロン」「ナイアガラ洗浄」「アプリ連携」などは共通しているので、基本的な洗濯乾燥機能についてはいずれもハイレベルといって間違いありません。
価格差と機能をじっくり検討して、選んでいただければと思います。
BD-SW120MとBD-SW120Kを検討中の人や、どっちを購入するか迷われている人の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
▼日立ビッグドラム BD-SW120M
▼日立ビッグドラム BD-SW120K

