日立ヘルシーシェフMRO-W1AとMRO-W1Bではどっちがおすすめなのか、違いを比較していきます。
2022年発売のMRO-W1Aと2023年発売のMRO-W1Bで、シンプルにどの程度アップデートがされているかも気になりますよね。
両モデルの違いは以下の通りです。
- オーブンの加熱方式の違い
- レシピ数の違い
- マイリストボタンの有無
- デザインの違い
最も気になるのが加熱方式だと思いますが、MRO-W1Aは熱風式なのに対し、MRO-W1Bは熱風コンベクション式に変わっています。
次の項でも詳しく触れていきますが、バージョンアップしているのは間違いなさそうです。
レシピ数もMRO-W1Bの方が増えていますし、マイリストボタンも追加になりました。。
その他の機能は変わっておらず、どちらも高機能オーブンレンジであることは間違いないので、価格面と合わせてどっちを選ぶか検討したいところです。
本文では、日立ヘルシーシェフMRO-W1AとMRO-W1Bの違いを比較し、どっちがどんな人におすすめかまとめていきます。
▼MRO-W1A
▼MRO-W1B
MRO-W1AとMRO-W1Bの違いを比較
日立ヘルシーシェフMRO-W1AとMRO-W1Bの違いを比較していきます。
オーブンの加熱方式が違う
まずはオーブンの加熱方式から比べていきます。
- MRO-W1A:熱風式
- MRO-W1B:熱風コンベクション式
最高温度はいずれも300℃、2段加熱でダブル光速ヒーターを採用していますが、MRO-W1Aが熱風式なのに対してMRO-W1Bは熱風コンベクション式となっています。
コンベクションとは、ファンを内蔵して庫内の熱風を対流させ、食材を包み込むように加熱する方式です。
MRO-W1Bはヒーターの熱気をファンが効率よく導き、上下の角皿に熱風を沿わせるようにして全体を包み込むように加熱していくため、よりオーブン料理を美味しく仕上げます。
MRO-W1Bではレシピ数が増加
搭載されているレシピ数もMRO-W1Bの方が多くなっています。
MRO-W1Aの総レシピ数が291種類なのに対し、MRO-W1Bは327種類と大幅に増えています。
さらにオートメニューも246から280と大幅アップし、熱風旨み焼きメニューは17→35と倍以上になっています。
これは新たに魚料理にも対応したもので、生焼けはもってのほか、けれど焦がさずふっくら焼き上げるのが難しい魚料理を自動で美味しく仕上げてくれる点は要注目です。
MRO-W1Aにあった野菜シャキシャキメニューはカットされているように見えますが、MRO-W1Bではオートメニューに組み込まれています。
クックパッド殿堂レシピとメーカーコラボレシピもそれぞれアップデートと共に多くなっていますよ。
レシピの質と数ではかなり進化しているのがMRO-W1Bといえますね。
マイリストボタンの有無
MRO-W1Bに新たに追加されたのが、スタートボタン横の「マイリストボタン」です。
よく使うお気に入りのメニューを登録しておけば、マイリストボタンで簡単に呼び出せます。
もちろんアプリでもメニュー呼び出しは可能ですが、本体に20件まで登録できるので、その場にスマホがない時に便利ですね。
外観の違い
カラーバリエーションは両モデルとも、フロストホワイト、フロストブラックの2色展開です。
並べて比較するとわかりやすいですが、前面のデザインが一目でわかるくらいに違っています。
ブラックでは一見区別がつきづらいですが、ホワイトだとわかりやすくなっていますが、デザインはあくまで好みなので参考までに見比べていただければと思います。
価格について
価格はどのくらい違うのか気になるところですが、メーカー価格はオープンなので、取扱店によって価格はある程度開きが出ています。
ECサイトでの価格帯を見てみると、MRO-W1Aが45,000~48,000円台、MRO-W1Bが53,000~55,000円台での取り扱いが多くなっています。
およそ7,000~8,000円ほどの価格差なので、決め手となる機能が特になければ価格で決めるのも十分有りだと思います。
いずれにしても、価格は日々変動する可能性が高いため、常に最新情報をチェックすることをおすすめします。
▼MRO-W1A
▼MRO-W1B
MRO-W1AとMRO-W1Bの違いを表で比較
MRO-W1AとMRO-W1Bの違いを表で比較してみました。
機能/モデル | MRO-W1A | MRO-W1B |
---|---|---|
加熱方式 | 熱風式 | 熱風コンベクション式 |
レシピ数 | 総レシピ数:291、オートメニュー数:246 | 総レシピ数:327、オートメニュー数:280 |
熱風旨み焼きメニュー | 17種 | 35種 |
野菜シャキシャキメニュー | あり | オートメニューに組み込み |
マイリストボタン | なし | あり |
外観デザイン | フロストホワイト、フロストブラック | フロストホワイト、フロストブラック(デザイン変更あり) |
価格帯(2024年1月時点) | 約45,000~48,000円 | 約53,000~55,000円 |
MRO-W1Bは熱風コンベクション式でレシピ数が増加し、特に熱風旨み焼きメニューに魚料理が加わりました。
また、マイリストボタンの追加により、お気に入りメニューへのアクセスが容易になっています。
価格面ではMRO-W1Bがやや高いですが、機能面での進化を考慮するとその差額が納得できるかもしれません。
ご家庭の使用状況や優先する機能を考慮して、最適なモデルを選んでくださいね。
また、価格は変動する可能性があるため、購入時には最新の情報を確認することをお勧めします。
MRO-W1AとMRO-W1Bどれがおすすめ?
日立ヘルシーシェフMRO-W1AとMRO-W1Bの違いを比較してきましたが、どっちがどんな人におすすめかもまとめてみました。
MRO-W1Aがおすすめの人
- 最新機種にこだわらず、少しでも安く購入したい人
- レシピの数にはこだわらない人
前の項で価格比較をしましたが、7~8,000円の価格差があるなら、最新機種にこだわらなければ安く購入することが可能になります。
レシピの数もそうですが、魚より肉料理を作る機会の多い人や、同等の機能があれば十分という人ならMRO-W1Aをお得に買える方が結果的に満足度が高くなりそうです。
MRO-W1Bがおすすめの人
- 魚料理を作る機会の多い人
- レシピ数が多い方がいい人
MRO-W1Bは、熱風旨み焼きに魚料理が加わったので、お魚料理を作る機会の多い人には非常におすすめです。
お魚を焼くのは難しい…と苦手意識を持ってしまいがちで、外側が焦げているのに中は半生、といったような失敗が起きやすいものですが、熱風旨み焼きにお任せすれば外はこんがり、中はしっかり火が通っているのにふっくらジューシーに仕上げてくれますよ。
全体のレシピ数もかなり増えているので、いろいろな新レシピを試してみたい人にはおすすめです。
価格面では少し高めになっていますが、より充実したオーブンレンジ料理を楽しめるのは間違いありません。
▼MRO-W1A
▼MRO-W1B
MRO-W1AとMRO-W1Bの共通の機能や特徴
続いて、MRO-W1AとMRO-W1Bに共通する機能や特徴について一つずつ紹介していきます。
肉料理を美味しく「熱風旨み焼き」
熱風旨み焼き、という言葉だけでもう美味しそうに見えますよね。
その名の通り、MRO-W1AとMRO-W1Bの目玉機能ともいえる熱風旨み焼きは、4種類の加熱を効果的に組み合わせることによって美味しく焼き上げます。
はじめにレンジ加熱で食材の中心部まで素早く温度を上げ、次に過熱水蒸気とオーブンの熱風で肉汁を閉じ込めるように包み込み、最後にグリルで一気に香ばしく焼き上げます。
テーブルプレートは蓄熱性にすぐれたセラミック製なので、火力を効率的に集中させる点も魅力です。
牛、豚、鶏と(MRO-W1Bは魚も)素材ごとに選べるので、食材の特性に合った加熱が出来るのも高ポイントですよね♪
大火力で野菜シャキシャキ
両モデルとも最大1,000W、300℃の高温、大火力で加熱するため、高温調理で風味や栄養素が落ちやすい野菜料理にも適しています。
日立公式サイトの実験結果でも、チンジャオロースーのピーマンの歯ごたえが従来に比べて約41%アップしたのに加え、ビタミンCの残存率も約90.9%となっています。
大火力で効率よく加熱するため、野菜から水分と栄養素が流れ出すのを防ぎ、食感よく栄養素もキープした仕上がりになります。
温度と重量をWスキャン
MRO-W1AとMRO-W1Bに搭載されているWスキャンの「W」とは、食材の表面温度と重量をダブルで計測することです。
冷凍ご飯を温めたり、冷凍していたお肉を解凍したりといった作業って、下位機種のレンジだと表示通りにしても今一つといった経験がある人も多いのではないでしょうか。
日立のヘルシーシェフなら「どんな温度でどの程度の重さか」を瞬時に計測するため、最適な状態に温めor解凍できる加熱の強さと時間を自動でコントロールすることが可能です。
牛乳の温めも、液面温度を測ってくれるので温めムラもありません。
ボウルで簡単調理
両モデルとも、耐熱ボウルのままで調理が可能です。
ボウルに材料と調味料を入れて混ぜれば、そのまま(必要に応じラップをかけて)加熱できるので、洗い物&手間が省けます。
ガラスとプラスチックを瞬時に判別するので、耐熱仕様であれば(プラは140℃以上)いずれも問題なく使えます。
豊富なオートメニュー
レシピ数こそMRO-W1Bの方が多くなっていますが、両モデルとも膨大なレシピを本体に搭載しています。
熱風旨み焼きやボウルメニューの他にも、忙しい時のためのスピードメニュー、ユニークなところではクックパッドで人気の殿堂レシピや、キユーピーやカゴメなどの商品を使ったメーカーコラボレシピも豊富に揃っています。
素敵なレシピを眺めて満足しがちなこと、もしかして「あるある」かも知れませんが……実際に、しかも下ごしらえをすればオートで仕上げてくれるので、いろいろ作ってみたくなりそうですよね♪
スマホアプリでレシピ提案も
本体搭載のメニューがこれだけある他に、ヘルシーシェフの専用アプリを活用することで、新しいレシピを増やすことも可能です。
クックパッドのレンジレシピなどが配信されるので、気に入ったら本体に設定するだけなのでレパートリーがどんどん増やせます。
また、よく使う食材や好みの傾向によってレシピの提案もしてくれるので、毎日の献立に悩む人の強い味方になりそうです♪
使いやすい液晶表示
操作部にはシンプルなボタンと、見やすいフルドット液晶、ボタン一体型のダイヤルがあります。
液晶部にはメニュー名や使用するパーツなどが、文字とイラストでわかりやすく表示されます。
ダイヤルもボタンと一体型なので、直感で操作しやすくなっていますよ。
お手入れ簡単!
両モデルとも、お手入れがとても簡単です。
庫内側面にシリコン系塗装を施しているので汚れが付きにくく、天面はヒーター部分が露出せずフラットな形状になっているため、細かなすき間に汚れが入り込むこともありません。
テーブルプレート、給水タンク、つゆ受けいずれも取り外して丸洗いできるので衛生的です。
お手入れコースでは油汚れを焼き切って脱臭し、スチームで汚れを落ちやすくするなど、日々のお手入れをとことん楽に、そして清潔に保てる設計となっています。
壁ぴったりに置けて省スペース
本体の外形寸法は497mm×442mm×375mm(幅×奥行き×高さ)で両モデル共通です。
オーブンレンジ等の調理家電は左右や奥行きに空間をつくる必要があることが多いですが、MRO-W1AとMRO-W1Bは左右と奥行きのすき間がなくとも設置可能です。
レンジボードの幅がギリギリだったり、奥行きの空間を考えると置きづらかったり、といった設置の悩みもクリアできそうですよね。
上部のみ10cm以上空ければ問題ありません。
▼MRO-W1A
▼MRO-W1B
MRO-W1AとMRO-W1Bの違いを比較まとめ
日立ヘルシーシェフMRO-W1AとMRO-W1Bの違いを比較し、どっちがどんな人におすすめかもまとめてきました。
両モデルの大きな違いは「オーブンの加熱方式」「レシピの数」「マイリストボタンの有無」「外観」の4つです。
特にレシピについては、MRO-W1Bではかなり増えている上に、熱風旨み焼きに魚料理がプラスされました。
また、お気に入りのレシピを20種類まで登録できる「マイリストボタン」も追加になっています。
価格はオープン価格なので、取扱店によって開きはありますが、おおよそ7~8,000円程度です。
新機能やレシピ数にこだわりが無ければ、型落ちとなってお手頃なMRO-W1Aがおすすめですし、魚料理を良く作るならMRO-W1Bがおすすめといえそうです。
いずれにしてもライフスタイルに合うかどうかが一番なので、じっくり検討してみてくださいね。
日立ヘルシーシェフMRO-W1AとMRO-W1Bの違いを調べて検討している人の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
▼MRO-W1A
▼MRO-W1B