エコバックスのロボット掃除機DEEBOT X2 COMBOとX1 OMNIの違いを比較し、どっちがどんな人におすすめか紹介していきます。
DEEBOT X2 COMBOはこの春発売された新商品で、一方のX1 OMNIは2022年(2年前)に発売されています。
DEEBOTのXシリーズの中でも新旧対決のような感じになりますが、この2つのモデルでは主に以下の違いがあります。
- X2 COMBOはロボットとハンディの2WAY
- 本体形状の違い
- 吸引力
- モップ温水洗浄があるか
- モップリフトの有無
- 障害物回避のバージョン
- マッピングシステム
- 音声アシスタントのバージョン
- 段差を乗り越える高さ
最も大きな違いとしては、X2 COMBOは文字通りコンボ、ロボットとハンディの2形態の掃除機が1つになっている点ですね。
その他にも違いは多数ありますが、お掃除からモップ洗浄、乾燥まで全自動でしてくれるオールインワンである点や、エコバックス専用アプリを使ってお掃除をカスタマイズできる点などは共通しています。
本文では、エコバックスのロボット掃除機DEEBOT X2 COMBOとX1 OMNIの違いを比較し、どっちがどんな人におすすめなのかを詳しくまとめていきます。
▼DEEBOT X2 COMBO
▼DEEBOT X1 OMNI
DEEBOT X2 COMBOとX1 OMNIの違いを比較
DEEBOT X2 COMBOとX1 OMNIの違いを比較していきます。
X2 COMBOはロボットとハンディのコンボタイプ
X2 COMBOはDEEBOTで初めての、ロボットとハンディ掃除機がコンボになったタイプです。
ハンディは付属品のようなイメージを抱きがちですが、X2 COMBOハンディクリーナーは想像のはるか上をいきます。
6つのサイクロン構造で空気とホコリを分離することで目詰まりせず、充分な吸引力を保ちます。
ブラシツールは3種類付属していて、ベッドやソファ、車のシート、デスクの上、窓のサッシなどあらゆる場所を手軽にきれいにできます。
排気は強力なHEPAフィルターを採用し、0.3㎛のホコリを99.97%とほぼ完璧に近いレベルでキャッチするため排気もきれいです。
別売りのスティック掃除機用キットを使えば、ロボットとハンディ、スティックのトリプルで使うことも可能になります。
しかも、ロボット&ハンディどちらの形態でも、自動ゴミ収集に対応しているのは凄いですよね。
シリーズ使いしたい人や、ちょうどハンディやスティックの買い替えを検討中の人にはちょうど良いかも知れません。
X2 COMBOの本体はスクエア形
こちらも一目瞭然ですが、X2 COMBOの本体はすっきりとしたスクエア形になっています。
スクエアにすることで直線でのアプローチが可能になり、壁際やエッジ部分の清掃精度がかなり上がります。
エッジ部分の清掃率は99.77%と非常に高く、壁際のホコリ取り残しによるストレスからも解放されます。
吸引力の違い
吸引力は、X2 COMBOが8700Paと、シリーズ全体を見てもかなりの高レベルです。
X1 OMNIは5000Paと一見見劣りしそうな数値ですが、そもそも5000Paはロボット掃除機として優秀な数値なので、吸引力が良くないということは全くありません。
▼DEEBOT X2 COMBO
▼DEEBOT X1 OMNI
モップの温水洗浄の有無
共通する特徴について後ほど詳しく紹介しますが、両モデルともモップの洗浄と乾燥を全自動で行ってくれます。
その中で、モップの洗浄が常温水か、温水かという違いがあります。
X2 COMBOは60℃の温水でモップを洗浄しますが、60℃というのは手で触れるには熱すぎる温度です。
温水とはいえ充分に熱い温度なので、油汚れも溶かして落ちやすくなり、洗浄液も効果もアップします。
一方のX1 OMNIは常温水での洗浄となるので、その点が相違点となります。
モップリフトの有無
水拭きの際にカーペットやラグを感知して、自動でモップをリフトアップする機能は、X2 COMBOに搭載されています。
カーペットがあることを感知すると、モップを1.5cmリフトアップして濡らさないように走行します。
X1 OMNIにはモップリフト機能はなく回避するだけなので、お掃除モードの種類も異なってきます。
お掃除モードの種類
モップをリフトするかどうかで、お掃除モードの種類が違ってきます。
X2 COMBOのお掃除モードは下記の通りです。
- 吸引のみ
- 吸引してから水拭き
- 吸引と同時に水拭き
- 水拭きのみ
4パターンをお部屋の状態や汚れの様子に応じて使い分けられます。
例えば髪の毛やペットの毛を先に掃除したい時、キッチンの床の油汚れが気になる時、何かをこぼした時など状況によって臨機応変な指示が可能です。
X1 OMNIは「吸引のみ」「水拭きのみ」の2パターンなので、シンプルではありますが、吸引と水拭きが別モードになるので少し面倒かも知れません(それでも充分便利なんですけどね…)。
▼DEEBOT X2 COMBO
▼DEEBOT X1 OMNI
障害物回避性能バージョン
障害物回避性能のバージョンも比較していきます。
- X2 COMBO:AIVI 3D 2.0
- X1 OMNI:True Detect2.0+地平線Sunrise3チップ
X2 COMBOに搭載されているAIVI 3D 2.0は、シリーズ最新バージョンです。
AIを駆使し、考えて学習する障害物回避性能を実現しており、ペットの居る場所やペットの食器なども認識して回避し、無駄な動きもありません。
X1 OMNIでは3D物体回避(True Detect)2.0に加え、地平線Sunrise3チップを採用し、超高速処理速度(1秒あたり5億万回)で18種類もの物体を正確に識別し、回避します。
120万画素、148.3°の超広角レンズで暗い場所でもはっきり障害物をとらえる他にも、お守りカメラとして使うこともできます。
お守りカメラについてはX2 COMBOでは搭載されているかまだ確認が取れていないのですが、今後詳しいことがわかったらアップデートしていきたいと思います。
障害物回避システムはそれぞれ異なる仕様になっているものの、いずれも甲乙つけがたい超ハイレベルといえます。
マッピングシステム
マッピングシステムにも違いがあります。
- X2 COMBO:AINAモード
- X1 OMNI:True Mapping2.0
もちろん障害物回避システムと連動していますが、X2 COMBOのAINAモードは物体までの距離を瞬時に測定し、3Dマッピングをアプリに反映させます。
X1 OMNIはDEEBOT上位機種ではお馴染みのTrue Mapping2.0で、光の反射する速度を応用して本体および物体の位置を把握し、正確な間取りを素早く作ります。
いずれのマッピングシステムも優秀なので、アプリで細かな指示を出す時にも便利ですよね。
音声アシスタントバージョン
音声アシスタントYIKO(イコ)はスマートスピーカーを使わずに、本体に話しかけるだけでお掃除の指示ができるエコバックスならではの機能ですが、X2 COMBOではバージョンが2.0にアップしています。
- X2 COMBO:音声アシスタントYIKO2.0
- X1 OMNI:音声アシスタントYIKO
方言にも対応していたり、より複雑な会話内容も期待できそうですよ。
もちろん旧バージョンのX1 OMNIでも、お掃除のスタートやストップ、エリア指示など全く問題なく動いてくれるので、プラスαを求めるかどうかですね。
▼DEEBOT X2 COMBO
▼DEEBOT X1 OMNI
段差を乗り越える高さ
お部屋の入り口や敷居など、ロボット掃除機がちゃんと引っ掛からずに乗り越えてくれるかつい見守ってしまう人も少なくないと思いますが、やっぱり始めは心配になりますよね。
段差の乗り越え性能についても、X2 COMBOが業界最高レベルの2.2cm、一方のX1 OMNIが2.0cmなので、X2 COMBOが一歩リードしています。
X1の外観はデザイナーズ仕様
X1 OMNIの外観デザインは、デンマークの世界的デザイン事務所「ヤコブイェンセン・デザイン」が手掛けています。
ブラックとシルバーのスタイリッシュなデザインは、北欧好きなら注目したいポイントです。
価格帯の違い
価格帯にも大きく違いが見られます。
この記事を作成している2024年4月26日現在、エコバックス公式販売サイトではX2 COMBOが298,000円、X1 OMNIは定価198,000円→89,800円と大幅に価格が下がっています。
GWの特別価格になっている可能性がありますが、かなりお求めやすくなっていますよね。
X2 COMBO1台の価格で、X1 OMNIが3台買えてしまいます^^;
尚、価格は日々変動しますので、常に最新の情報をチェックすることをおすすめします。
▼DEEBOT X2 COMBO
▼DEEBOT X1 OMNI
DEEBOT X2 COMBOとX1 OMNIの違いを表で比較
DEEBOT X2 COMBOとX1 OMNIの違いを表にまとめました。
特徴 | X2 COMBO | X1 OMNI |
---|---|---|
本体形状 | スクエア形 | 丸形 |
吸引力 | 8700Pa | 5000Pa |
モップ形状 | ハンディ掃除機兼用、丸形の回転デュアルモップ | 丸形の回転デュアルモップ |
モップ自動洗浄&乾燥 | 温水洗浄 | 温水洗浄 |
モップリフト機能 | あり(1.5cmリフトアップ) | あり |
障害物回避性能 | AIVI 3D 2.0 | TrueDetect 3D 2.0 |
マッピング技術 | AINAモード | TrueMapping 2.0 |
連続稼働時間 | 最大210分 | 最大260分 |
段差乗り越え高さ | 2.2cm | 2.0cm |
音声アシスタント | YIKO音声アシスタント2.0 | YIKO音声アシスタント2.0 |
ステーションの形状とサイズ | 幅554×奥行443×高さ523mm | 幅378×奥行き416×高さ420mm |
価格 | 298,000円(エコバックス公式) | 179,800円(エコバックス公式) |
X2 COMBOはロボット掃除機とハンディ掃除機が組み合わさったコンボモデルであり、別売りのキットでスティック掃除機としても使用可能です。
高い吸引力、スクエア形状での壁際クリーニング、モップリフト機能、そして温水でのモップ洗浄が特徴です。
一方、X1 OMNIは丸形でスタンダードなロボット掃除機デザインを持ち、長い連続稼働時間と段差乗り越え能力があります。
また、音声アシスタント機能も備えており、モップリフト機能やTrueDetect 3D 2.0による障害物回避機能もあります。
どちらも高性能なロボット掃除機なので、どちらが好みか、どちらを選ぶかは、その人その人のニーズによって異なると思います。
例えば、ハンディ掃除機機能を重視する場合はX2 COMBO、より高い運用時間やコストパフォーマンスを求める場合はX1 OMNIが適しています。
購入の際には価格も含め、最新の情報を確認して見てくださいね。
▼DEEBOT X2 COMBO
▼DEEBOT X1 OMNI
DEEBOT X2 COMBOとX1 OMNIどっちがおすすめ?
X2 COMBOとX1 OMNIの違いを比較してきましたが、それではどっちがどんな人におすすめなのでしょうか。
X2 COMBOがおすすめの人
- 吸引力をはじめお掃除能力が高い方が良い人
- ハンディやスティックとしても使いたい人
- 水拭き掃除やモップメンテナンスを重視したい人
X2 COMBOは吸引力が8700Paとかなりの高レベルな上、スクエア形になったことでエッジ部分の清掃効果がアップしている点でお掃除能力は非常に高いです。
とにかく掃除を完璧に!しっかり働いてくれるロボット掃除機が良いという人にはおすすめです。
そして、ハンディやスティックとしてもシリーズで揃えたい人、買い替えを検討している人などはコンボタイプがおすすめです。
新生活用に揃えたいという人にも良さそうですよね。
そしてX1 OMNIと大きく異なる点がモップリフトとモップの温水洗浄機能なので、吸引+水拭きを手間なく行いたい人や、モップを清潔にキープしたい人には欠かせないポイントですよね。
X1 OMNIがおすすめの人
- ハイスペックのロボット掃除機を手頃な価格で購入したい人
- ハンディやスティックは現時点で求めていない人
X1 OMNIは、吸引と水拭きが1台で可能な点に、自動ゴミ収集、モップの自動洗浄と乾燥、すぐれた障害物回避にマッピング機能など、かなりの高機能です。
そのスペックで現在の価格で購入できるというのは驚きですし、発売当初に購入した人から怒られてしまいそうですよね。
良いものを少しでもお手頃価格で買いたいというのは誰しも共通する認識ですし、X1 OMNIのスペックをこの価格で、というのは間違いなくおすすめといえます。
ロボット掃除機とハンディやスティックタイプの掃除機を用途によって使い分ける人も多いと思いますが、現時点で買い替えの必要がないのであれば、X1 OMNIがおすすめです。
▼DEEBOT X2 COMBO
▼DEEBOT X1 OMNI
DEEBOT X2 COMBOとX1 OMNIの共通の機能や特徴
続いて、DEEBOT X2 COMBOとX1 OMNIに共通する機能や特徴について紹介していきます。
吸引と水拭きが1台で可能
X2 COMBOとX1 OMNIいずれも、吸引と水拭き清掃を1台でこなしてくれます。
モップリフトの有無はありますが、人の手で雑巾がけをしたり、シートモップをかけたりすることを考えたら格段に楽です。
しかも汚れている箇所(例えばテーブルの下など)をピンポイントで水拭きしてくれるので、手間やストレスは大幅に減りますよね。
加圧回転式モップ
両モデルとも、丸形のモップが1分間に180回転し、しかも圧力をかけながら拭き掃除をします。
これはOZMO Turbo2.0という技術で、しつこいこびり付き汚れもゴシゴシとこすり取ってくれます。
汚れの表面をさらっと拭くだけではないので、とても心強い機能です。
自動ゴミ収集
DEEBOTの上位機種にはもう当たり前の機能ですが、X2 COMBO、X1 OMNI両方とも自動ゴミ収集機能が備わっています。
自動でステーションに戻ってゴミを大容量紙パックに収集してくれるので、2~3ヶ月ごとに紙パックを替えるだけでOKです。
毎回ホコリを散らしながら捨てることを考えたら、一度体験したらもう戻れない便利機能です。
モップの洗浄と乾燥が全自動
両モデルとも、汚れたモップを自動で洗浄し、熱風で乾燥してくれます。
温水洗浄はX2 COMBOのみですが、それでもモップを手で洗って干すことを考えたら、手間も省けますしなにより衛生的です。
濡れたモップを干して生乾きだったら雑菌も怖いので、しっかり熱風で乾燥してくれるのは有り難いですよね。
エコバックスアプリでお掃除をカスタマイズ
DEEBOTロボット掃除機は、エコバックス専用アプリを使ってお掃除を自由自在にカスタマイズすることが可能です。
お掃除の予約、スケジュール管理はもちろんですが、精巧なマッピングでピンポイント清掃の指示をしたり、進入してほしくないエリアを細かく設定したりとお掃除アシスタントのように使えます。
直感的な動作でコントロール可能なので、スマホ1台で痒い所に手が届くお掃除を実現します♪
▼DEEBOT X2 COMBO
▼DEEBOT X1 OMNI
DEEBOT X2 COMBOとX1 OMNIを比較まとめ
エコバックスのロボット掃除機DEEBOT X2 COMBOとX1 OMNIの違いを比較し、共通する機能にはどんなものがあるのか、どっちがおすすめかをまとめてきました。
最も大きな違いは、「X2 COMBOはハンディとのコンボ」という点です。
ロボット掃除機とハンディ掃除機、別売りキットでスティックとしても使えるので、シリーズ使いや新生活用にもおすすめです。
吸引力やスクエア形状によるエッジクリーニング、モップリフトに温水洗浄、障害物回避性能なども最新バージョンにアップデートされているなど、性能面では大きくリードしています。
一方のX1 OMNIも吸引力は申し分なく、回転し圧力をかけてしっかり拭き取るモップ、モップを自動洗浄し乾燥してくれるオールインワンタイプと、こちらもかなりのハイスペックであることは間違いありません。
さらに価格がお手頃になってきていることもあり、ハイスペックのロボット掃除機を手頃に買いたい人におすすめです。
DEEBOT X2 COMBOとX1 OMNIの違いを調べている人、どれを購入したらよいか迷われている人の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
▼DEEBOT X2 COMBO
▼DEEBOT X1 OMNI