エコバックスのロボット掃除機DEEBOT X2 OMNIとX1 OMNIの違いを比較!どっちがおすすめ?
エコバックスのロボット掃除機は、新機種がリリースされる度にそのスペックの高さに驚かされますが、さすがにもうこれ以上のものはないんじゃないか……という想像を軽々と超えてきたモデル、それがDEEBOT X2 OMNIです。
早速、同シリーズの前モデルX1 OMNIと比較していきますが、大きな違いだけでもこれだけの差がありました。
- 円形からスクエア形にチェンジ
- ブラシ幅の違い
- 吸引力が大幅UP
- 清掃モードの違い
- 障害物回避、マッピング機能の大幅UP
- 温水でのモップ洗浄
- ステーションのシンク洗浄機能
- ペット・フレンドリー・モード
- モップリフトの有無
- 2.2cmの段差に対応
特に大きく変わっている点だけでもこれだけの違いがあり、エコバックス史上最高機能が満載されているX2 OMNIだけに、価格面でも従来品を超えてきています。
魅力的なハイスペックロボット掃除機X2 OMNIと、従来モデルのX1 OMNIについて、本文で詳しく比較しながら、どっちがどんな人におすすめかも詳しく紹介していきますね。
▼DEEBOT X2 OMNI
▼DEEBOT X1 OMNI
DEEBOT X2 OMNIとX1 OMNIの違いを比較
エコバックスのロボット掃除機DEEBOT X2 OMNIとX1 OMNIの違いを比較していきます。
円形からスクエア形に
まずは見た目が大きく変化し、本体がこれまでの丸形からスッキリとしたスクエア形になりました。
室内の隅や角の部分にもフィットしやすく、より無駄のないフォルムになっただけでなく、壁検出センサーを搭載することによって角の部分や壁際がお掃除しやすくなりました。
高さも9.5cmと薄型で、ソファやローテーブルの下もスイスイ入り込んでお掃除できます。
ブラシ幅が伸びてさらに掃除性能向上
メインブラシの幅が従来に比べて3.2cmも伸びて20cmとなり、本体もスクエア形になりスリム化したことで壁際までカバーしやすくなっています。
これまでより水拭きモップが壁に1.5cm近付いたことで、隅の部分の清掃カバー率が99.77%という驚異的な数字を出しています。
吸引力が8000Paに
ロボット掃除機の吸引力をPa(吸込仕事率・ゴミを浮き上がらせる力)で表すことが多いですが、これまでは3000Paあれば十分に吸引力があるとされてきました。
この数年で続々と発売されているハイエンドモデルでは5000Paに達するものも増えていますが、DEEBOT X2 OMNIは驚異の8000Paを実現しています。
X1 OMNIは5000Paで、この時点で十分すぎる吸引力を備えていますが、それを遥かに超えるレベルということでかなり期待ができます。
▼DEEBOT X2 OMNI
▼DEEBOT X1 OMNI
清掃モードの違い
清掃モードは、X2 OMNIは4種類、X1 OMNIが2種類です。
- X2 OMNI:吸引、水拭き、吸引と水拭き、吸引後水拭き
- X1 OMNI:吸引、水拭き
こちらは後述しますが、モップを自動リフトする機能があるかないかで変わってきます。
X1 OMNIにはリフト機能がないため、吸引と水拭きは別々にモップを付け替えて行うことになります。
障害物の回避機能が大幅にUP
障害物の回避機能も大幅にUPしています。
- X2 OMNI:AIVI 3D 2.0
- X1 OMNI:AIVI 3D
X2 OMNIは、X1 OMNIの物体回避システム「AIVI 3D」から「AIVI 3D 2.0」にバージョンアップしています。
AIビデオと3Dストラクチャードライトで、物体認識の精度が大幅に向上しています。
X1 OMNIにおいては18種類の物体識別だったのが、45種類にまでアップすることで、つい落としがちなマスクや手袋はもちろん、ペットのエサなど粒子状の物質も難なく識別します。
マッピング技術の違い
物体識別機能にも被りますが、マッピング技術も「AINAモード」の強化により、走行中に現れた障害物をリアルタイムで識別して回避することが可能です。
例えば走行中にペットが横切った場合や、棚から物が落ちた場合などに衝突を防いでくれます。
X2 OMNIのマッピング技術には業界初となる「Dual-laser Lidar」を搭載し、多くのロボット掃除機に採用されているLDS技術の24倍の反応速度を実現しています。
さらに本体に2つのレーザーセンサーを搭載することで、視野は210°と広くなっています。
X1 OMNIのマッピング技術は「True Mapping2.0」で、こちらも車の自動運転技術を応用して迅速かつ正確にマっピングします。
高性能HDRカメラ「Starlight RGBカメラ」は148.3°の視野になっています。
双方お守りカメラやペットモニターとしても応用が可能なのも嬉しいところです。
▼DEEBOT X2 OMNI
▼DEEBOT X1 OMNI
温水でのモップ洗浄
両モデルとも吸引、水拭き、ゴミ自動収集、モップ洗浄から乾燥までのオールインワンタイプですが、X2 OMNIでは55℃の温水でモップの洗浄が可能になりました。
55℃というと手で触れるにも熱すぎる温度ですが、高温で洗うことによって油汚れが落ちやすくなり、よりモップを清潔に保てます。
ステーションのシンク洗浄
さらに、X2 OMNIではクリーニングステーション内部のシンク洗浄も可能になっています。
ボタンを長押しするとセルフクリーニングモードになり、シンク部分を洗浄し水垢や汚れをスッキリきれいにします。
ペット・フレンドリー・モード
新機能満載のX2 OMNIですが、「ペット・フレンドリー・モード」が搭載されています。
ペットの毛を効率的に掃除するモードを自動で推奨してくれるので、ペットの多頭飼いで抜け毛が特に気になる方には要注目ですよね。
ちなみにエコバックス社は「ウェストミンスタードッグショー」という世界最高峰のドッグショーのオフィシャルパートナーになっているそうですよ。
▼DEEBOT X2 OMNI
▼DEEBOT X1 OMNI
モップリフトの有無
X2 OMNIは、カーペットを検知すると水拭きモップをリフトアップして、濡れるのを回避します。
しかも1.5cmと十分な高さでより安心です。
X1 OMNIにはモップリフト機能がないため、モップを付け替える必要が生じます。
2.2cmまでの段差を超える
乗り越えられる段差は、X2 OMNIが2.2cmとなり、X1 OMNIの2.0cmから向上しています。
比較的古い家屋だと、廊下と部屋の段差が大きいことがあるので、この差は決して小さくありません。
稼働音の違い
稼働音も若干ですが違いがあります。
- X2 OMNI:64.9~65.5㏈
- X1 OMNI:68㏈
少しの差ではありますが、X2 OMNIではより静かになっていますので、違いとして紹介しておきますね。
ダストボックスと水タンク容量の違い
ダストボックスと水タンクには容量の違いがあります。
- X2 OMNI:ダストボックス420ml、水タンク180ml
- X1 OMNI:ダストボックス400ml、水タンク80ml
ダストボックスはわずかな違いですが、水タンク容量はX2 OMNIの方が100ml多くなっています。
その分、汚水タンクが3.5LとX1 OMNIの4Lに比べて少なくなっていますが、機能面の兼ね合いといえそうです。
▼DEEBOT X2 OMNI
▼DEEBOT X1 OMNI
稼働時間と充電時間
稼働時間と充電時間にも違いがありましたので紹介しますね。
- X2 OMNI:最大稼働時間161分、充電時間5.5時間
- X1 OMNI:最大稼働時間260分、充電時間6.5時間
最大稼働時間、充電時間共にX2 OMNIの方が短めになっていますが、連続で4時間使用することはあまり考えにくいので、参考までにしていただければと思います。
デザインについて
X2 OMNIとX1 OMNIは形状が異なり、その分清掃能力にも関わってくるため、デザインや外観だけが決め手になることはないと思いますが、X2 OMNIは世界的デザイン事務所「ヤコブ・イェンセン・デザイン」が手掛けたこだわりがあります。
北欧テイストにこだわりたい人にもしっくり来る、上品なデザインです。
価格について
価格がとても気になるところですが、この記事を作成している2023年9月29日時点のエコバックス公式販売サイト価格では、X2 OMNIが239,800円でした。
これまでのハイエンドモデルを凌ぐ価格帯になっていますが、これだけのスペックは確かに魅力的です。
一方のX1 OMNIは同じくエコバックス公式で定価が198,000円、現時点ではキャンペーンで108,000円となっています。
恐らく型落ちのため一時的に価格を下げていると思われますが、念のため価格.comでの最安値を調べてみるとやはり10万円前後から12~13万円ほどとお求めやすくなっています。
価格は特に商品切り替え時期は頻繁に変動しますので、常に最新の情報をチェックするようお願いします。
▼DEEBOT X2 OMNI
▼DEEBOT X1 OMNI
DEEBOT X2 OMNIとX1 OMNIどっちがおすすめ?
DEEBOT X2 OMNIとX1 OMNIの違いを比較してきましたが、どっちがどんな人におすすめかもまとめてみました。
X2 OMNIがおすすめの人
- とにかくハイスペックロボット掃除機がほしい人
- 障害物を徹底的に識別できる方がいい人
- ペットの多頭飼いで抜け毛が気になる人
驚くほどハイスペックで、また驚くほど高価格帯のX2 OMNIですが、高機能を極めたい人にはもちろんおすすめしたい最高峰モデルです。
とにかく吸引力が高く、その上お部屋の隅や壁際もスッキリさせたいという人にはこのスペックは魅力です。
そして大きく進化した障害物回避性能、45種類の物体識別が可能というのもこれまでになかった機能です。
ペット・フレンドリー・モードも、多頭飼いなどで抜け毛が気になる人にはあると嬉しい機能ですよね。
しかもペットの毛が多いと自動で推奨してくれるので、ペットの毛色によって毛が落ちているのに気付きにくい時などに助かりそうですよね。
高価格でもハイスペックを極めたい人にはおすすめのX2 OMNIです。
X1 OMNIがおすすめの人
- 価格を抑えながらもオールインワンタイプがほしい人
あれだけのスペックを持つX2 OMNIと比べて、X1 OMNIが見劣りするようにも見えますが、全くそんなことはありません。
そもそも吸引から水拭き、ゴミ自動収集はもちろんモップ自動洗浄に乾燥までしてくれるオールインワンタイプのX1 OMNIはハイスペックモデルであることには間違いありません。
新モデルが出たタイミングなので価格が軒並み下がっている今が購入のチャンスかも知れません。
これまで価格で躊躇していた人には文句なしのおすすめモデルです。
ハイスペックを極めるか、オールインワンを手頃に求めるか(といっても10万超えではありますが^^;)が選択の分かれ道になりますね。
▼DEEBOT X2 OMNI
▼DEEBOT X1 OMNI
DEEBOT X2 OMNIとX1 OMNIの共通の機能や特徴
それでは、DEEBOT X2 OMNIとX1 OMNIに共通する機能や特徴にはどんなものがあるのか紹介していきますね。
吸引からモップ乾燥までオールインワン
DEEBOT X2 OMNIとX1 OMNIのいずれも、吸引清掃から水拭き、ゴミ自動収集、モップの自動洗浄と熱風乾燥まですべて全自動で行ってくれます。
洗浄水が温水か水かの違いはありますが、ユーザーがやることは水の交換と60日ごとのゴミ捨てくらいです。
お掃除スタッフを雇っているような便利さは、両モデル共通の優れた機能です。
毎分180回転の加圧式デュアルモップ
水拭きモップは、適度な圧力を加えながら毎分180回転する2枚の円形モップです。
床にこぼした飲み物や皮脂、こびりついた汚れなど丁寧かつ力強く落としていきます。
スマートスピーカー要らずの音声アシスタント
Alexaなどのスマートスピーカーを使って音声で指示のできるロボット掃除機は数多く市場に出ていますが、エコバックスのDEEBOT X2 OMNIとX1 OMNIはスマートスピーカーが必要ありません。
YIKO(イコ)というエコバックス独自の音声アシスタントが搭載されているので、掃除機本体に話しかけるだけでお掃除の指示が可能です。
YIKO搭載という共通項ではありますが、X2 OMNIの方が進化しており、複数の指示や清掃中の追加指示なども可能になっています。
▼DEEBOT X2 OMNI
▼DEEBOT X1 OMNI
DEEBOT X2 OMNIとX1 OMNIを比較まとめ
エコバックスのロボット掃除機DEEBOT X2 OMNIとX1 OMNIの違いを比較し、どっちがどんな人におすすめかをまとめてきました。
X1 OMNIがリリースされた当初ですらこれ以上のスペックはないと思ったのに、それを軽々と超えてきたX2 OMNIには驚かされるばかりでした。
形状が丸から四角形に変わった点は大きく、より壁際や隅の清掃精度が上がっただけでなく、驚異の吸引力8000Pa、物体回避性能の大幅アップと、ハイスペックを極めたい人にはとても魅力的です。
価格は239,800円とかなり高額ですが、使ってみた人の口コミを見るのがとても楽しみです。
X1 OMNIは旧モデルということで見劣りするような錯覚をしそうですが、こちらもオールインワンタイプで吸引力は5000Paと高機能であることは間違いありません。
新モデル発売で価格が下がりつつあるので、気になっていた方は要チェックです。
エコバックスのDEEBOT X2 OMNIとX1OMNIの違いが気になっている人や、購入を迷われている人の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
▼DEEBOT X2 OMNI
▼DEEBOT X1 OMNI