象印「極め炊き」NW-YA10とNW-CB10の違いを比較!どっちがおすすめ?
新米の季節になりましたが、せっかくの美味しいお米を食べるなら、お米の美味しさを最大限に引き出す炊飯器が欠かせませんよね。
象印の「極め炊き」シリーズは商品ラインナップが豊富で、日々進化している印象ですが、どれを選んだらよいのか悩んでしまいますよね。
なかでも2023年発売のNW-YA10とNW-CB10について違いを比較してみると、大きな違いがありました。
- 炊き分け圧力の違い
- 「わが家炊きメニュー」の有無
- 厚釜の違い
- 最大保温時間の違い
- AIが炊飯データを記憶
- 液晶パネルの違い
どちらも大火力でお米の甘みを引き出してふっくら仕上げますが、NW-YA10に比べてNW-CB10は炊き分け圧力が7段階、わが家炊きメニューもある高スペックになっています。
早速次の項で詳しく比較しながら、どっちがどんな人におすすめかも紹介していきます。
▼NW-YA10
▼NW-CB10
NW-YA10とNW-CB10の違いを比較
NW-YA10とNW-CB10の違いを比較します。
炊き分け圧力の違い
炊き分け圧力とは、圧力の強さとかける時間を調整することで、お好みやメニューに適した食感に炊き分けることです。
NW-YA10は3種類に炊き分けが可能ですが、NW-CB10は倍以上の7種類に炊き分けができます。
- NW-YA10:白米しゃっきり、ふつう、すしめし
- NW-CB10:白米しゃっきり、ややしゃっきり、ふつう、ややもちもち、もちもち、すしめし、玄米
NW-CB10は白米だけでも5通りの炊き分けができるので、お米の食感に細かくこだわりたい人にもぴったりです。
個人的には「ややもちもち」が気になるところです♪
玄米は皮が硬いので1.3気圧の高気圧をかけてふっくらもちもちに仕上げます。
カレーにはしゃっきり炊いたご飯がぴったりですし、すしめしを作りたい時にべちゃっとすることなく、メニューに合ったご飯炊きができるのは嬉しいですよね。
雑穀米も炊き分ける
両モデルとも雑穀米、麦飯、玄米をおいしく炊くことができますが、NW-YA10では「ふつう」のみで炊き分けはできません。
NW-CB10はさらに「雑穀米炊き分け3コース」が搭載されているので、雑穀米のボソボソした食感が苦手という方にも、もちもち食感のおいしい雑穀米を楽しんでいただけます。
健康のために雑穀米を食べたいのに、ご主人が嫌がるという話も多く聞かれるので、炊き方を変えることでおいしく食べられそうですよね。
さらにNW-CB10には「胚芽米」メニューがあるのもポイントです。
わが家も家族が玄米をあまり好まず、せめて胚芽米を、と炊くことも多いので、あると嬉しいメニューです。
「わが家炊きメニュー」はNW-CB10だけ
NW-CB10には49種類もの「わが家炊き」メニューが搭載されています。
例えば「新米は水を少なめに」といったように、お米は同じ銘柄であっても時期によって炊いた時の食感が微妙に違ってきます。
お米の炊き方にも好みがあって、お家の炊飯器だと本当に好きな食感には炊き上がらないといったこともあるかも知れません。
わが家炊きメニューなら、前回の味の感想をアンケートに回答するだけで炊き方を微妙に調整し、炊飯するごとに我が家好みの味と食感に進化してくれます。
厚釜の構造の違い
厚釜の構造にも違いがあり、NW-YA10は厚さ1.7mmの「黒まる厚釜」、一方のNW-CB10は「鉄器コート黒まる厚釜」です。
発熱効率の高い「鉄」を釜の外側にコーティングすることで、大火力を最大限に生かして炊きムラを抑えます。
最大保温はNW-CB10が長い
炊飯器の機種によっては、保温であっという間に味が落ちてしまう事も少なくありません。
NW-YA10、NW-CB10ともに保温しても美味しく食べられますが、おいしく保温できる最大時間はNW-YA10が30時間、NW-CB10が40時間とかなり長くなっています。
- NW-YA10:うるつや保温で30時間
- NW-CB10:極め保温で40時間
翌朝のお弁当用に保温したい方や、忙しい朝にご飯を冷凍する時間がないといった方にも、保温後もおいしく食べられる機能は有り難いですよね。
底面のセンサーが保温に最も適した火加減で温度をコントロールするので、水分の過度な蒸発を抑えて、ご飯がパサパサになりません。
液晶パネルの違い
液晶パネルは、NW-YA10がオレンジの液晶に黒い文字ではっきり見やすく、NW-CB10はグレーに黒文字ですが高コントラストでこちらも見やすい表示となっています。
サイズと重さの違い
両モデルのサイズと重量は以下の通りになっています。
- NW-YA10:幅25×奥行き36.5×高さ20.5cm、重量5kg
- NW-CB10:幅27.5×奥行き34.5×高さ21.5cm、重量6kg
奥行きこそNW-YA10の方が若干ありますが、全体的にNW-CB10の方が一回り大きくなっていて、重さも1kgプラスされています。
価格について
この記事を作成している2023年9月30日現在、象印の公式オンラインストアでの価格は、NW-YA10が47,080円、NW-CB10が60,280円となっています。
炊き分けのバリエーションやわが家炊きメニューなど、スペックの差がそのまま価格になっているようです。
尚、価格は日々変動しますので、常に最新の情報をチェックすることをおすすめします。
▼NW-YA10
▼NW-CB10
NW-YA10とNW-CB10どっちがおすすめ?
象印の「極め炊き」NW-YA10とNW-CB10の違いを比較してきましたが、どっちがどんな人におすすめかもまとめてみました。
NW-YA10がおすすめの人
- シンプルな機能でおいしいご飯が食べたい人
- 価格を抑えたい人
- それほど長く保温しない人
NW-YA10の炊き分けメニューは3種類で、わが家炊きのような細かな調整をする機能はありませんが、基本のシンプル機能でおいしく食べたい人には必要十分です。
たとえば、普通のご飯とカレー、すしめしだけ炊き分けられればOKなら、価格を抑えてNW-YA10を選ぶのがおすすめです。
大火力でご飯のうまみ、甘みを引き出してふっくらつやつやに炊き上げる機能は共通しているので、細かなこだわりがなければ十分おすすめのモデルといえます。
ご飯を長く保温する習慣がなく、すぐに冷凍するという人も多いと思います。
NW-YA10も30時間おいしく保温するのが可能ですが、それほど長い保温機能は要らないという人にも判断材料になりそうです。
NW-CB10がおすすめの人
- お米の炊き方にこだわりたい人
- 玄米や雑穀米、胚芽米を食べる機会の多い人
- 保温時間が長くなりやすい人
NW-CB10は7種類の炊き分けができるだけでなく、好みに合わせた微調整も可能になるので、お米のおいしさにこだわりたい人には是非おすすめしたいモデルです。
玄米や雑穀米の炊き分けも可能で、胚芽米モードもあるので、健康のために白米より玄米派の人にも満足のいく仕上がりになりますよね。
家族が玄米や雑穀米を好まないという人も多いですが、おいしく炊けることによって食べてくれるかな、と期待もできそうです。
保温したご飯はおいしくない、というイメージが強いですが、NW-CB10はおいしい状態を最大40時間もキープしてくれるので、うっかり冷凍し忘れても大丈夫です。
炊飯器選びは食生活パターンで決まってきそうですね。
▼NW-YA10
▼NW-CB10
NW-YA10とNW-CB10の共通の特徴
次に、象印の炊飯器「極め炊き」NW-YA10とNW-CB10に共通する特徴について紹介していきます。
甘みを引き出す「豪熱大火力」
両モデル共に「豪熱大火力」を採用し、お釜の中では大火力で炊き続けることで激しい対流を起こし、お米が一粒一粒舞いながらムラなく炊き上がっていきます。
大火力によってお米のアルファ化が進み、甘み成分が引き出されて芯までふっくらおいしいご飯となります。
うまみ圧力蒸らし
「うまみ圧力蒸らし」とは、蒸らしの工程で圧力をかける仕組みです。
通常は蒸らしでは圧力がかからず、ご飯から出る湯気で蒸らされていきますが、圧力をかけることによって釜の中心部まで高温にして、うまみを引き出します。
もうひと圧力かけることで余分な水分を飛ばして、ふっくらしゃきっと仕上がります。
大火力ユニット
大火力の炊飯器ならではのふきこぼれを防ぐ工夫として「大火力ユニット」構造になっています。
蓋の内側に小さな穴を開けて泡をつぶし、泡を蒸気とおねば(デンプン)に分けることで蒸気だけを外に逃します。
大火力でもふきこぼれを心配せずにご飯が炊けます。
玄米や雑穀米もおいしく!
NW-YA10には玄米と雑穀米の炊き分けはできませんが、玄米、麦ごはん、雑穀米のメニューがそれぞれあるので、お米の性質に合った炊き方が可能です。
NW-YA10だと白米しかおいしく炊けないということではなく、両モデルとも玄米や雑穀米をおいしく炊く機能は十分に備わっているので、安心してヘルシーご飯生活を始められますよ。
無洗米もおいしく炊ける
玄米や雑穀米だけでなく、無洗米メニューもあります。
無洗米メニューでは火力を高めて、ご飯の甘み成分をしっかりと引き出します。
あったか再加熱
おいしく保温できる時間の長いNW-YA10とNW-CB10だからこそ活きてくる機能が「あったか再加熱」です。
保温中に再加熱キーを押すことで、4分~8分後においしい温度にあたためます。
お昼ご飯の準備をしながらキーを押しておけば、保温したご飯を電子レンジで加熱する手間が省けるので、意外に便利な機能です。
2パターンのメモリータイマー
タイマーセットは2パターン記憶しておけるので、朝に炊く時と夕方に炊く時で使い分けが可能になります。
朝夕で毎回タイマー設定を変える必要がないのが便利ですよね。
0.5カップごとの親切目盛り
通常、炊飯器の内釜には1カップごとに目盛りがあって、水加減の時に便利ですが、NW-YA10とNW-CB10には0.5カップごとに目盛りがついています。
2.5合や3.5合といった微妙な量で炊きたい場合(お弁当用に残しておく時によくあります)に便利な親切設計です。
炊飯容量5.5合
両モデルとも、炊飯容量は5.5合で、4~5人家族でも十分な量が炊けます。
前述のように0.5合刻みで水加減しやすいのも便利です。
よく触れる部分が抗菌加工
添付の立つしゃもじには銀イオン(Ag+)で抗菌加工がされています。
さらにプッシュボタンもAg抗菌加工なので、よく触れる部分が抗菌になっていると安心ですよね。
洗うパーツが少なくお手入れカンタン
NW-YA10とNW-CB10いずれも、お手入れがカンタンなのも大きなポイントです。
毎回水洗いするのは、内釜と内蓋の2点だけなので、毎回のお手入れも苦になりません。
本体の外側と内側はフラットトップで、拭き掃除も楽々です。
▼NW-YA10
▼NW-CB10
NW-YA10とNW-CB10の違いを比較まとめ
象印「極め炊き」NW-YA10とNW-CB10の違いを比較し、どっちがどんな人におすすめかも紹介してきました。
両モデルとも大火力でお米が釜の中で舞うように対流させることで、お米のアルファ化を促進して甘みのあるふっくらしたご飯に炊き上げるのが最大の特徴です。
白米だけでなく玄米や雑穀米、無洗米もお米の特徴を生かして最適に炊き上げます。
基本機能はほぼ共通していながら、NW-YA10にはない「7種類の炊き分け」「わが家炊き」がNW-CB10には搭載されています。
家族の好みに合わせて炊き分けることができる上にカスタマイズできるという優れものです。
さらに保温時間も10時間伸びて40時間となったので、おいしさが長続きします。
細かくこだわりたいか価格を抑えたいかが決め手になりそうですよね。
NW-YA10とNW-CB10でどこが違うのか調べている人や、どちらを買うかで迷われている人の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
▼NW-YA10
▼NW-CB10