ルンバコンボj9+とSDはどこが違う?j9シリーズのおすすめはどれ?
どんどん進化しているロボット掃除機ですが、圧倒的知名度のルンバも、驚くほどの高機能モデルが人気になっています。
なかでも高スペックのj9シリーズになると、どれを選んだら良いのか悩む方も多いのではないでしょうか。
早速、ルンバコンボj9+とルンバコンボj9+SD、ルンバj9+のj9シリーズ3機種について違いを比較していきます。
- 吸引+水拭きが1台でこなせるかどうか
- クリーニングシステムの違い
- 水拭きタイプは自動給水できるか
- ゴミをどのくらい溜められるか
- 充電ステーション外観の違い
ルンバコンボj9+とルンバコンボj9+SDは吸引と水拭きの2in1タイプで、その時点でj9+とは大きな違いがあります。
j9+はブラーバと連携することで水拭きをこなしますが、掃除機1台で全て済ますかブラーバをセット使いにするかでニーズが分かれてきそうです。
そしてコンボj9+とj9+SDの違いは、自動給水機能の有無とゴミをどのくらい溜められるか、そして外観の違いです。
本文では、ルンバj9シリーズの違いを比較し、どれがどんな人におすすめかまとめて紹介していきます。
▼ルンバ コンボj9+

▼ルンバ コンボj9+SD

▼ルンバ j9+

ルンバ コンボ j9+とコンボ j9+SDとj9+の違いを比較

ルンバコンボj9+とルンバコンボj9+SD、ルンバj9+のj9シリーズ3機種の違いを比較していきます。
2in1タイプかどうか
ルンバコンボj9+とルンバコンボj9+SDは吸引と水拭き機能が1台で賄える2in1モデルですが、ルンバj9+は吸引掃除のみです。
これ1台で水拭きまでできるかが最も大きな違いなので、どっちが我が家にとって合っているか?と選ぶ最初のポイントになりそうですよね。
クリーニングシステムが3段階か4段階か
- ルンバコンボj9+:4段階クリーニングシステム
- ルンバコンボj9+SD:4段階クリーニングシステム
- ルンバj9+:3段階クリーニングシステム
iRobot独自のクリーニングシステムが3段階か4段階かの違いです。
「エッジクリーニングブラシ、2本のゴム製デュアルアクションブラシ、パワーリフト吸引」で3段階ですが、ルンバコンボ2機種はこれに「水拭き」が加わって4段階になります。
ルンバj9+はブラーバと連携
ルンバj9+本体は吸引清掃のみですが、ブラーバと連携しての水拭きが可能です。
iRobot独自のリンクテクノロジーで、ルンバが吸引清掃した後でブラーバが自動で拭き掃除を始めるため、2台を使い分ける煩わしさや手間はありません。

水拭きの自動給水
水拭きについてはルンバコンボ2機種の比較のみとなります。
- ルンバコンボj9+:自動給水あり
- ルンバコンボj9+SD:自動給水なし
水拭き時の自動給水機能があるのはj9+のみです。
水タンクは大容量の3Lで、約30日間(清掃環境で前後します)分の貯水が可能なので何度も水の補給をする必要がありません。
水拭き中に水が少なくなった時にも自動でステーションに戻り、残りのお掃除に必要な分だけ給水し、中断した箇所から再開します。
その他の水拭き機能として「拭き掃除禁止指定」「モップパッドのリフトアップ」パッドに圧力をかけて前後にゴシゴシとしっかり水拭きする「スマートスクラブ」機能がありますが、これらは両モデルに共通しています。
▼ルンバ コンボj9+

▼ルンバ コンボj9+SD

▼ルンバ j9+

ゴミを溜められる容量
ゴミを溜められる容量もそれぞれ異なります。
ルンバコンボj9+は数ヶ月分のゴミを溜めておけますが、j9+SDとルンバj9+は約1年分のゴミを溜める容量があります。
数ヶ月間ゴミ捨て不要なのも便利ですが、1年ともなるとゴミ捨て自体を忘れそうなくらいですよね^^;
ルンバコンボj9+は大容量の給水タンクがある分、ゴミを溜める量は少なめですが、それでもお掃除ごとにゴミを捨てる煩わしさを考えると本当に便利です。
充電ステーション外観の違い
ルンバコンボj9+の充電ステーションの外観は、天面がシックな木目調になっています。
少しクラシカルな雰囲気もあり、ちょっとした小物を置ける家具のような役割も果たします。
比較するとルンバコンボj9+SD、ルンバj9+は黒を基調としたシンプルな外観なので、どんなお部屋にも馴染むデザインです。

価格帯の違い
アイロボット公式販売サイト(2023年10月6日現在)で価格を比較すると、違いがはっきりわかります。
- ルンバコンボj9+:199,800円
- ルンバコンボj9+SD:169,800円
- ルンバj9+:139,800円
ルンバコンボj9+は20万円に手が届きそうなお値段ですが、それぞれちょうど3万円ずつの価格差となっています。
3万円の差は大きいですし、どの機能が必要かの取捨選択が非常に重要になります。
どこまでの機能が必要かじっくり考えつつ選びたいものですよね。
尚、価格は日々変動する可能性がありますので、常に最新の情報をチェックすることをおすすめします。
▼ルンバ コンボj9+

▼ルンバ コンボj9+SD

▼ルンバ j9+

ルンバ コンボ j9+とコンボ j9+SDとj9+の違いを表で比較
ルンバ コンボ j9+とコンボ j9+SDとj9+の違いを表にして比較してみました。
特徴 | ルンバコンボj9+ | ルンバコンボj9+SD | ルンバj9+ |
---|---|---|---|
2in1タイプ | 吸引と水拭き機能付き | 吸引と水拭き機能付き | 吸引掃除のみ |
クリーニングシステムの段階 | 4段階 | 4段階 | 3段階 |
ルンバj9+とブラーバの連携 | あり | なし | なし |
水拭きの自動給水 | あり | なし | なし |
ゴミ容量 | 数ヶ月分 | 約1年分 | 約1年分 |
充電ステーション外観の違い | 天面が木目調 | シンプル | シンプル |
価格帯 | 199,800円 | 169,800円 | 139,800円 |
▼ルンバ コンボj9+

▼ルンバ コンボj9+SD

▼ルンバ j9+

ルンバ コンボ j9+とコンボ j9+SDとj9+どれがおすすめ?
ルンバコンボj9+とコンボj9+SD、ルンバj9+の違いを比較してきましたが、どれがどんな人におすすめかをまとめてみました。
ルンバコンボj9+がおすすめの人
- 水拭きする面積が大きい人
- 毎回の給水を面倒に感じる人
- ハイスペックモデルを追求したい人
ルンバコンボj9+独自の機能「スマート給水」は、水拭きの水が足りなくなったら自動でステーションに戻り給水しますが、3Lの大容量水タンクがあるため最大約1ヶ月間も手動での給水が必要ありません。
もちろん水拭き機会が多いとそれだけ給水の間隔は狭くなりますが、毎回お掃除する度にタンクに水を補充する作業は必要ありません。
水拭きする面積の多い人や、手動での給水が面倒という人にはうってつけの新モデルです。
ロボット掃除機業界は、戦国時代のように各社とも新機能をどんどん盛り込んでいますが、「これまで出来なかったことを可能にする」機能を実現したのがルンバj9+といえます。
ハイエンドを極めたい、清掃を極めたいという人にもルンバコンボj9+は満足できるスペックですよね。
ルンバコンボj9+SDがおすすめの人
- こまめなゴミ捨てが面倒な人
- 比較的価格を抑えながらも、2in1タイプが欲しいという人
ルンバコンボj9+が給水のわずらわしさを軽減するのなら、j9+SDはゴミ捨ての間隔がなんと約1年と、ゴミバッグの容量が大きいタイプです。
水拭きはもちろん必要だけど、吸引の方に重きを置きたいという人にもおすすめです。
価格差が3万円あるので、2in1タイプが欲しいけれど価格は抑えめが良いという人にj9+SDはおすすめです。
ルンバj9+がおすすめの人
- 既にブラーバを持っている人
- 水拭き機能を求めていない人
- 価格を抑えながらもルンバのハイスペックモデルが欲しい人
ルンバj9+はこの3モデルで唯一、水拭き機能がそれ自体には付いていません。
その代わりブラーバと自動連携が可能なので、結果として吸引と水拭き清掃が自動で行なえます。
既にブラーバを持っていて、例えば買い替えの時期に来ているわけでもない場合にはルンバj9+があれば十分です。
ルンバだけ買い替えたいという人、水拭き機能は特に求めていないという人ならルンバj9+一択ともいえますね。
価格面を抑えながらも、ルンバのハイスペックモデルを使いたいという人にもおすすめです。
▼ルンバ コンボj9+

▼ルンバ コンボj9+SD

▼ルンバ j9+

ルンバ コンボ j9+とコンボ j9+SDとj9+の共通の特徴
ルンバj9シリーズに共通する特徴を紹介していきます。
ハイレベルな吸引力
ロボット掃除機の吸引力は、吸込仕事率(Pa)で数値化されることが多いのですが、ルンバでは具体的な数値を公表することは殆どありません。
Paでの数値化ではありませんが、ルンバj9シリーズは全て「iシリーズの最大2倍の吸引力」かつ「ルンバ史上最高の吸引力」を謳っています。

どんな床材にも対応
水拭き機能を除くと、3モデルとも「エッジクリーニングブラシ」「2本のゴム製ブラシ」でゴミをもれなくかき入れて、パワーリフト吸引で強力に吸い込む仕組みになっています。
フローリングに畳にラグにカーペットと、あらゆる床材に対応するほか、カーペットを検知して自動的に吸引力を上げるので、毛足に潜んだ微細なチリも逃しません。

自動ゴミ捨て機能
j9シリーズはゴミの吸引を終えて充電ステーションに戻ると、自動でゴミを吸い上げて専用バッグに収納します。
コンボj9+は数ヶ月間、コンボj9+SDとルンバj9+は約1年間ゴミを収納しておけるため、毎回ゴミを捨てる面倒がありません。
しかも専用バッグはアレルゲンロック仕様となっており、アレルギーの原因になる花粉やカビなどを99%封じ込めます。
バッグの交換時期が近付くとランプが点灯するので、普段は忘れていてもいいレベルですよね。
10種類以上の障害物を認識
ハイエンドモデルのロボット掃除機は正確なマッピングと物体回避が求められますが、ルンバj9シリーズは「Precision Visionナビゲーション機能」により、状況をリアルタイムに把握し対応します。
ケーブルや衣類、靴下、スリッパ、おもちゃやトイレなどのペット用品、ファブリック類など10種類の障害物を認識して回避することが可能なため、ルンバを使用する前にきれいに片付いていなくとも大丈夫です。
もちろんきれいに片付いていてモノがない状況で清掃するに越したことはないですが、例えばペットがおもちゃを散らかした後でもゴミやホコリだけきれいに吸い取ってくれるのは本当に助かりますよね。

▼ルンバ コンボj9+

▼ルンバ コンボj9+SD

▼ルンバ j9+

ペットオーナーあんしん保証
ルンバj9シリーズが認識して回避する物体にはペットに関するものが多いことにお気付きの方も多いと思います。
実は本シリーズには「ペットオーナーあんしん保証」がついていて、ペットの排泄物を避けられずに本体に付着してしまった場合、保証期間内1回に限り無償サポートがあります。
万が一の大惨事、話には聞いたことがありますが、そんな時の無償保証は有り難いですよね。
対象となるのは固形の糞のみということで、欲を言えば、猫は毛玉をよく吐くのでこちらもサポートしてもらえたらな…とは思います。
スマート充電
ルンバj9シリーズに共通する「スマート充電」はロボット掃除機としては既に当たり前になっている機能ではありますが、自動で清掃を中断して充電し、その箇所に戻って再開するため使う側は本当に何もしなくて良いレベルです。
しかも中断したままフル充電するのではなく、残りの清掃範囲から「どのくらい充電したらよいか」を判断して必要な分だけ充電するという「賢さ」には驚かされますよね。
アプリと連携して多機能に使える
iRobot Homeアプリは日々進化していて、初回の走行で間取りをきっちり認識します。
場所によって清掃の回数や吸引力の強さもそれぞれ設定できますし、それを学んで自動的に「この部屋にはどんな清掃方法が効率的か」を提案してくれます。
さらに、ペットの換毛期や花粉のピーク時期になるとお掃除頻度を上げる提案もしてくれる優れものです。
もちろん、「ピンポイントで重点的に清掃したい」「この場所には入ってほしくない」といった細かな指示も可能です。
外出先からの指示やスケジュール設定はもちろんのこと、パーツの交換時期も的確に知らせてくれますよ。

音声アシスタント
ルンバj9シリーズは音声アシスタントにも対応していますので、料理中など手が離せなくても声でお掃除指示が可能です。
Googleアシスタント、Amazon Alexa、Siriショートカットに対応しています。

▼ルンバ コンボj9+

▼ルンバ コンボj9+SD

▼ルンバ j9+

ルンバ コンボ j9+とコンボ j9+SDとj9+の違いを比較まとめ
ルンバのハイエンドモデルj9シリーズ「ルンバコンボj9+、ルンバコンボj9+SD、ルンバj9+」3機種について違いを比較し、どれがどんな人におすすめかもまとめてきました。
まずは商品名に「コンボ」とあるものは1台で水拭きまで対応する2in1タイプで、ルンバj9+が吸引清掃のみです(ブラーバと自動連携あり)。
コンボj9+、コンボj9+SDの違いは「自動給水の有無と水タンク容量、ゴミバッグの容量」です。
水拭きをする面積の多い人なら自動給水できて1ヶ月分の水を溜めておけるコンボj9+が、価格を抑えながら2in1を求めるならコンボj9+SDがおすすめといえます。
既にブラーバを持っていたり、水拭きは特に求めていなかったりする人ならルンバj9+一択ですね。
価格差はそれぞれ3万円なので、予算とニーズを照らし合わせることで「わが家に合った機種」が決まってくると思います。
ルンバj9シリーズの違いを知りたい人、どれを購入するかで迷われている人の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
▼ルンバ コンボj9+

▼ルンバ コンボj9+SD

▼ルンバ j9+
