ルンバコンボエッセンシャルロボットと、エコバックスYシリーズ、どっちがおすすめか違いを比較していきます。
メーカーを超えた比較記事になりますが、どちらも欲しい機能がしっかり付いていながらお手頃価格で人気になっています。
異なるメーカーのため一概には言えない点もありますが、主な違いは以下の通りです。
- 吸引力の表記
- 自動ゴミ収集の有無(機種による)
- 障害物回避機能とマッピングのレベル
- 連続稼働時間と充電後の自動再開
- 音声アシスタント対応について
- 価格帯
吸引力についてはルンバでは具体的な数値として公表されていませんが、エコバックスでは「Pa」で統一されています。
ルンバコンボエッセンシャルロボットには自動ゴミ収集機能はありませんが、エコバックスYシリーズは機種により搭載されています。
障害物回避機能、マッピングなど全体的にはエコバックスY1シリーズの方がスペックは高くなっていますが、エッセンシャルロボットは3万円台という低価格が魅力です。
メーカーの垣根を超えてのことで単純比較は難しいですが、本文ではルンバコンボエッセンシャルロボットと、エコバックスYシリーズ各機種との違いを比較し、どんなニーズにどの機種がおすすめかまとめていきます。
▼ルンバコンボエッセンシャルロボット
▼エコバックスYシリーズ(Y1)
▼エコバックスYシリーズ(Y1 PRO)
▼エコバックスYシリーズ(Y1 PLUS自動ごみ収集機能付)
▶︎エコバックスYシリーズの違いはこちらの記事でご紹介してます。
ルンバコンボエッセンシャルロボットとエコバックスYシリーズの違いを比較
ルンバコンボエッセンシャルロボットと、エコバックスYシリーズの違いを比較していきます。
吸引力
吸引力については、ルンバは具体的な数字での公表はされていませんが、エッセンシャルロボットの公式販売サイトによると、「ルンバのスタンダード」とのことです。
吸引力は3段階に調節できて、お部屋の状況によってその都度変えられます。
一方のエコバックスYシリーズですが、「Y1」「Y1 PLUS」が5000Pa、「Y1 PRO」「Y1 PRO PLUS」が6500Paとなっています。
Yシリーズでは商品名の後ろに「PRO」の付くものが、より吸引力が高いということがわかります。
単純比較は出来ないまでも、いずれ劣らない吸引力であることはそれぞれのブランド力からもわかります。
自動ゴミ収集機能
お掃除が終わるとステーションに戻って、吸い取ったゴミを自動で紙パックに収納してくれる機能の付いているロボット掃除機が増えています。
ルンバのエッセンシャルロボットには自動ゴミ収集機能は残念ながら付いていません。
エコバックスYシリーズはやはり商品名で区別することができ、「Y1 PLUS」「Y1 PRO PLUS」のように「PLUS」の付くものが自動ゴミ収集機能付きです。
この2モデルは5Lの大容量ダストバッグにゴミをすばやく収納し、最大で約150日分のゴミを溜めておけます。
お掃除の度にゴミを捨てる手間が大きく省けるのも特徴です。
障害物回避機能
障害物を検知して回避する機能については、エッセンシャルロボットには搭載されていないため、カーペット部分にモップで乗り上げる恐れがあります。
カーペットを敷いているお部屋にはあらかじめモップを外しておく、扉を閉めておくなどの対策が必要になります。
一方のエコバックスYシリーズは、LDS LiDARとバンパーで障害物を検知し、回避する機能があります。
カーペットも検知して回避して動くので、モップを付けた状態でどこでもお掃除が可能です。
マッピングのレベル
ルンバ、エコバックスともにマッピング機能がありますが、エコバックスの方が高度なマッピングに対応しています。
ルンバエッセンシャルロボットはお掃除した場所をマップで表示することで、どの部屋をお掃除したか確認できます。
一方のエコバックスYシリーズですが、高性能のAIを搭載しているためルンバに比べて高度なマッピング機能があります。
複数(最大3つ)のマップを管理することが可能で、スポット清掃や進入禁止エリアも指定できますよ。
フル充電からの稼働時間
フル充電からの稼働時間も異なります。
- エッセンシャルロボット:120分
- Yシリーズ各機種:270分
ルンバに比べてエコバックス各機種が2倍以上と、連続稼働時間が長くなっています。
そのためルンバは3~4部屋対応、エコバックスは5~6部屋まで一度にお掃除が可能です。
充電後の自動再開
ルンバコンボエッセンシャルロボットもエコバックスY1各機種も、充電の残量が乏しくなったら自動でステーションに戻って充電を開始します。
充電した後、自動でお掃除を再開する機能があるのはエコバックスYシリーズのみとなります。
音声アシスタントについて
多機能のロボット掃除機には、音声アシスタントに対応している機種が少なくありません。
ルンバコンボエッセンシャルロボットもエコバックスYシリーズも、スマートスピーカーを使って音声で指示を出すことが可能です。
エッセンシャルロボットはGoogleアシスタント、Amazon Alexa、Siriショートカットに対応しています。
Yシリーズの方はSiriショートカットには対応していないので、今後アップデートがあるかは不明ですが現時点ではその点のみ注意が必要です。
価格の比較
価格の違いも気になるところですが、この記事を作成している2024年5月15日時点での各モデルの楽天での価格を比較してみます。
- エッセンシャルロボット:39,660円
- Y1:49,800円
- Y1 PRO:59,800円
- Y1 PLUS:79,800円(一時的に在庫切れ)
- Y1 PRO PLUS:89,800円
わかりやすく価格が異なっていてまるで階段状ですが、ルンバコンボエッセンシャルロボットが最もお求めやすくなっています。
エコバックスYシリーズは、自動ゴミ収集機能のあるモデルが価格帯高めで、吸引力も合わせてスペックにきれいに比例しています。
Y1は一時的とは思いますが楽天では在庫切れしているようで、人気の程も伺えますよね。
いずれにしても、価格は日々変動する可能性が高いため、常に最新の情報をチェックすることをおすすめします。
▼ルンバコンボエッセンシャルロボット
▼エコバックスYシリーズ(Y1)
▼エコバックスYシリーズ(Y1 PRO)
▼エコバックスYシリーズ(Y1 PLUS自動ごみ収集機能付)
▶︎エコバックスYシリーズの違いはこちらの記事でご紹介してます。
ルンバコンボエッセンシャルロボットとエコバックスYシリーズどっちがおすすめ?
ルンバコンボエッセンシャルロボットと、エコバックスYシリーズを比較してきましたが、どんなニーズを持った人にどれがおすすめか、まとめていきますね。
吸引力重視なら
やっぱり吸引力を重視したい!という人には、エコバックスY1 PROとY1 PRO PLUSがおすすめです。
ルンバコンボも数値化はされていないものの、長く支持されているルンバのパワフルな吸引力は間違いないですし、Y1とY1 PLUSの5000Paも、ロボット掃除機としては優秀な数値です。
数字として可視化されている分Y1 PROとY1 PRO PLUSを特におすすめしましたが、吸引力についてはどのモデルも高い水準といえるでしょう。
自動ゴミ収集が必要なら
毎回ゴミを捨てるのが煩わしい!細かいホコリが舞うのがイヤ!という人なら、自動ゴミ収集機能の付いたY1 PLUSとY1 PRO PLUSがおすすめです。
こちらの2モデルの違いは吸引力だけなので、価格も込みで検討してみてくださいね。
障害物を回避してほしいなら
障害物を回避する機能はエコバックスYシリーズのみに搭載されているので、モップの付け替えが面倒、またはカーペットを敷いている範囲が広いといった人は、Yシリーズがおすすめです。
マッピングを駆使したいなら
マッピング機能はエッセンシャルロボットにもありますが、お掃除の結果を確認することにとどまっています。
Yシリーズでは高性能のAIで間取りを把握し、生成されたマップをもとにアプリを使って様々な指示が可能です。
エリア指定や進入禁止指定などができるので、より自分好みのお掃除が実現できます。
▼ルンバコンボエッセンシャルロボット
▼エコバックスYシリーズ(Y1)
▼エコバックスYシリーズ(Y1 PRO)
▼エコバックスYシリーズ(Y1 PLUS自動ごみ収集機能付)
▶︎エコバックスYシリーズの違いはこちらの記事でご紹介してます。
バッテリー長持ちが良いなら
1回のフル充電で長く動いてくれることに越したことはないですよね。
違いを比較するところでも触れましたが、エッセンシャルロボットは連続120分、対するYシリーズは全て270分なので、部屋数が多い人ならYシリーズの方が中断の心配も少ないでしょう。
ルンバ、エコバックスともに自動充電機能があるため、途中で立ち往生する心配はありませんが、ルンバの方は自動再開する機能はなく、中断したところからのスタートではありません。
価格重視なら
ロボット掃除機を少しでも安く買いたいなら、ルンバコンボエッセンシャルロボットとエコバックスのY1が5万円を切る価格なのでおすすめです。
どちらも低価格帯とはいえ、吸引清掃と水拭きが1台でこなせて吸引力も十分なので、コスパ的にもかなり優秀です。
そこからさらに吸引力の高い方が良いか、自動ゴミ収集や障害物回避が必要かで選ぶ機種が決まってきますね。
ブランドで選ぶなら
ロボット掃除機にどんなスペックを求めるか、予算は折り合うかでおすすめ機種は決まってきますが、やはりブランドで決めるという人も少なくないと思います。
ルンバのブランドイメージは強いですし、水拭き一体化のルンバコンボが3万円台というのはとても魅力で、多くの機能を必要としない人や、ロボット掃除機を初めて使う人にも良さそうです。
エコバックスの知名度もかなり上がっており、ハイエンドモデルがずらりと並ぶ中でYシリーズのコスパは驚きですよね。
ブランドと機能面、予算を擦り合わせて、お気に入りの1台を見つけてくださいね。
▼ルンバコンボエッセンシャルロボット
▼エコバックスYシリーズ(Y1)
▼エコバックスYシリーズ(Y1 PRO)
▼エコバックスYシリーズ(Y1 PLUS自動ごみ収集機能付)
▶︎エコバックスYシリーズの違いはこちらの記事でご紹介してます。
ルンバコンボエッセンシャルロボットとエコバックスYシリーズの共通の機能や特徴
ルンバコンボエッセンシャルロボットとエコバックスYシリーズに共通する機能や特徴について紹介していきます。
吸引清掃と水拭きが1台でこなせる
エッセンシャルロボットは、ルンバ「コンボ」という名の通り、ゴミの吸引と水拭き機能が一つになっています。
そしてエコバックスYシリーズは水拭き機能がありながらお手頃な価格帯で注目を集めています。
確かな吸引力と水拭き機能で、お掃除の手間や負担が大きく軽減されますね。
壁際のゴミにもアプローチ
ルンバもエコバックスも、壁際や家具の脚部分に溜まりやすいゴミにもしっかりアプローチします。
エッセンシャルロボットはルンバ独自設計のエッジクリーニングブラシが回転して隅や際のゴミもかき出します。
Yシリーズは回転するブラシが壁際1.5cmまで届いて、隅に溜まったホコリも逃しません。
センサーで段差があっても安心
ルンバ、エコバックスそれぞれにセンサーが付いており、段差を乗り越えたり落下を防止したりします。
ルンバは何cmの段差を乗り越えるか、ではなく「低い段差を乗り越える」という表現になっており、床の状態、段差の形状によっても変わってくるようです。
エコバックスの方はYシリーズ全て2cmの乗り越えが可能と明記されています。
また、階段や玄関などをセンサーが感知して、落下しないように回避する機能は共通しています。
専用アプリに対応
ルンバコンボエッセンシャルロボット、エコバックスYシリーズそれぞれに専用アプリに対応しています。
ルンバはiRobot Homeアプリで遠隔操作、吸引力や水量の3段階調節、さらにスケジュール設定もできます。
エコバックスはECOVACS HOMEアプリを使用して、ルンバ同様に遠隔操作やスケジュールの設定、さらにはエリア指定や進入禁止の指定も可能になっています。
アプリでできることはエコバックスの方が多いですが、共通の機能として紹介させていただきました。
▼ルンバコンボエッセンシャルロボット
▼エコバックスYシリーズ(Y1)
▼エコバックスYシリーズ(Y1 PRO)
▼エコバックスYシリーズ(Y1 PLUS自動ごみ収集機能付)
▶︎エコバックスYシリーズの違いはこちらの記事でご紹介してます。
ルンバコンボエッセンシャルロボットとエコバックスYシリーズを比較まとめ
ルンバコンボエッセンシャルロボットと、エコバックスYシリーズの違いを比較し、どれがどんな人におすすめかまとめてきました。
別メーカーとなるため単純比較は難しいのですが、それでも多くの違いがわかりました。
吸引力はルンバでは数値化されていませんが、それ以上にエコバックスの方が自動収集に自動再開、障害物回避、高度なマッピングなどすぐれた点が多く見られました。
価格面ではルンバが最も低価格帯でお求めやすく、吸引と水拭きの一体タイプということを考えれば非常にコスパが良く、多機能は要らないというロボット掃除機ビギナーにおすすめです。
エコバックスYシリーズ4機種はそれぞれ、吸引力の高さと自動収集の有無で分かれていますが、障害物回避やマッピングを駆使したい人に向いています。
どこまでの機能を求めているのか、予算はどのくらいかを検討材料にしながら、ぴったり合った機種を選んでいただければと思います。
ルンバコンボエッセンシャルロボットと、エコバックスYシリーズの違いを調べている人や、どれを購入したらよいのか迷われている人の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
▼ルンバコンボエッセンシャルロボット
▼エコバックスYシリーズ(Y1)
▼エコバックスYシリーズ(Y1 PRO)
▼エコバックスYシリーズ(Y1 PLUS自動ごみ収集機能付)