エコバックスのロボット掃除機4モデル、DEEBOT Y1とPRO、PLUS、PRO PLUSの違いを比較していきます。
さすがに4つ並べると目が滑ってしまいそうですが、Y1シリーズ4種の違いを一気に比較すると、「PRO」「PLUS」のどれが付くかでどんなスペックかわかりやすくなっています。
DEEBOT Y1をベースとすると、「PRO」が付くと吸引力が高く、「PLUS」が付くと自動で収集されたゴミが5Lの大容量紙パックに収納されて、お手入れ頻度が極端に減るというメリットがあります。
「PRO PLUS」は高い吸引力と自動ゴミ収集機能があり、最もハイスペックといえます。
4モデルとも吸引と水拭きの2in1タイプで、カーペットの自動検知、迅速かつ正確なマッピングといった機能は共通しています。
本文では、エコバックスのロボット掃除機4モデル、DEEBOT Y1とPRO、PLUS、PRO PLUSの違いを比較しながら、どんな人にどの機種がおすすめなのか紹介していきます。
▼DEEBOT Y1
▼DEEBOT Y1 PRO
▼DEEBOT Y1 PLUS
▼DEEBOT Y1 PRO PLUS
DEEBOT Y1とPROとPLUSとPRO PLUSの違いを比較
エコバックスの4モデル、DEEBOT Y1とPRO、PLUS、PRO PLUSの違いを一つずつ比較していきます。
吸引力の違い
DEEBOT Y1シリーズの吸引力を比較すると以下のようになります。
- Y1:5000Pa
- PRO:6500Pa
- PLUS:5000Pa
- PRO PLUS:6500Pa
冒頭でも紹介した通り、「PRO」が付いている2機種は6500Pa、他の2機種は5000Paとなっています。
Y1とPLUSは5000Paなので吸引力が劣ると思われそうですが、そもそもロボット掃除機の吸引力が5000Paというのはかなり高いレベルです。
吸引清掃のパワーを追求し続けるDEEBOTならではの、ハイレベルな比較ですね。
自動ゴミ収集の有無
自動ゴミ収集機能があるのが、PLUSとPRO PLUSです。
お掃除終了後に自動でステーションに戻り、たったの12秒という高速でゴミを自動収集します。
5Lの大容量ゴミパックは密閉設計で、チリやホコリを99%ブロックしてくれるので、排気もきれいでホコリっぽさもありません。
Y1シリーズが4つもあってどれがどれやら……となったら、吸引力が「PRO」級で、自動ゴミ収集が「PLUS」されていると覚えておくと良いですね♪
ステーションの大きさ
自動ゴミ収集の有無で、ステーションの大きさも異なります。
- Y1、Y1 PRO:(本体)直径325×高さ101mm (充電台)幅181×奥行き136×高さ97mm
- PLUS、PRO PLUS:(本体)直径328×高さ101mm (充電台)幅320×奥行き210×高さ269mm
本体のサイズはほぼ変わらないといって良いですが、充電ステーションはPLUSとPRO PLUSはダストパックが収納できる分大きくなっています。
自動収集のないモデルは置き場所を確保しやすい利点がありますが、自動収集があって幅32cm、高さが30cm未満というのはかなりコンパクトに抑えられているともいえますよね。
価格について
価格は、搭載されている機能にわかりやすく比例しています。
エコバックス社の公式販売サイトの価格で比較してみましょう。
- Y1:49,800円
- PRO:59,800円
- PLUS:79,800円
- PRO PLUS:89,800円
これまでDEEBOTのロボット掃除機について価格帯を調べたことのある人なら、Y1シリーズが比較的お手頃の価格設定であることに気付くかもしれません。
シリーズのコンセプトが「シンプルにして究極」という通り、ハイスペックを詰め込んで価格を抑えている理想のカタチとなります。
Y1に至っては5万円を切る価格なので、吸引と水拭きが一体となったモデルとしてはかなりコスパが良いですよね。
スペックと価格を比較しやすいシリーズではありますが、価格は日々変動する可能性があるため、常に最新の情報をチェックすることをおすすめします。
▼DEEBOT Y1
▼DEEBOT Y1 PRO
▼DEEBOT Y1 PLUS
▼DEEBOT Y1 PRO PLUS
DEEBOT Y1とPROとPLUSとPRO PLUSの違いを表で比較
DEEBOT Y1シリーズの4モデル、Y1、PRO、PLUS、PRO PLUSの違いを以下の表にまとめました。
特徴 | Y1 | PRO | PLUS | PRO PLUS |
---|---|---|---|---|
吸引力 | 5000Pa | 6500Pa | 5000Pa | 6500Pa |
自動ゴミ収集 | なし | なし | あり | あり |
ステーションサイズ | 本体:直径325×高さ101mm<br>充電台:幅181×奥行き136×高さ97mm | 同左 | 本体:直径328×高さ101mm<br>充電台:幅320×奥行き210×高さ269mm | 同右 |
価格(エコバックス社公式) | 49,800円 | 59,800円 | 79,800円 | 89,800円 |
この表から見て取れるように、「PRO」モデルは吸引力が高く、「PLUS」モデルは自動ゴミ収集機能が付加されています。
その結果、PRO PLUSは吸引力と自動ゴミ収集の両方を兼ね備えた最上位モデルとなっており、価格もそれぞれの機能追加に比例して高く設定されています。
吸引力が重要か、自動ゴミ収集が必要か、または両方を求めるかによって、選ぶべきモデルが変わってきます。
繰り返しになりますが、価格は変動する可能性があるため、購入前には最新情報を確認することをお勧めします。
DEEBOT Y1とPROとPLUSとPRO PLUSどっちがおすすめ?
DEEBOT Y1シリーズ4モデルについて違いを比較してきましたが、どの機能を重視するかでおすすめモデルが決まってくると思います。
やっぱり吸引力が大事!という人
吸引力を重視する人には「PRO」または「PRO PLUS」をおすすめします。
ロボット掃除機業界でもかなり上位といえる6500Paなので、ペットの毛が気になる、花粉が気になるという人にも安心ですよね。
Y1とPLUSは5000Paと上記2機種には及びませんが、それでも高いレベルであることは間違いありません。
ゴミ処理が楽な方がいい人
自動ゴミ収集機能があるのは「PLUS」と「PRO PLUS」で、5Lの大容量ゴミパックにおよそ150日分の(環境によって変わります)ゴミを収納できます。
頻繁なゴミ捨てが面倒だという人や、ゴミ捨て時にホコリが舞うのに抵抗がある人に特におすすめです。
ちなみに、自動ゴミ収集のない2機種のダストボックスは400mlで決して小さくないので、溜まったら捨てるというペースで問題なさそうですね。
場所を取らないステーションを求める人
ロボット掃除機は欲しいし、出来れば自動でいろいろこなしてくれる機種が良いけど、充電ステーションの場所を取るのはちょっと……という人には、自動収集のタイプであれば場所をそれほど取らずに済みます。
幅も20cm以下、高さも10cmないくらいなので、置き場所には困りません。
それでもやっぱり自動収集が欲しいという人は、サイズ感がコンパクトに抑えられているPLUS、PRO PLUSなら十分有りだと思います!
価格の安さが決め手となる人
便利な機能を詰め込んだ上で価格を抑えたラインナップのY1シリーズですが、Y1なら5万円以内で購入することができます。
次の項で共通する特徴について紹介しますが、吸引も水拭きもできて長時間稼働、マッピングも音声操作も可能なモデルが5万円以内というのはかなりコスパが良いですよね。
他の3モデルも5~8万円台で、同じDEEBOTロボット掃除機の中でも比較的求めやすいラインナップなので、どこまでのスペックが必要かをじっくり検討して選ばれることをおすすめします。
▼DEEBOT Y1
▼DEEBOT Y1 PRO
▼DEEBOT Y1 PLUS
▼DEEBOT Y1 PRO PLUS
DEEBOT Y1とPROとPLUSとPRO PLUSの共通の機能や特徴
続いて、DEEBOT Y1とPRO、PLUS、PRO PLUSに共通する機能や特徴について紹介していきます。
吸引と水拭きを1台で!
吸引と水拭きが1台でこなせるロボット掃除機も珍しくなくなっていますが、4モデルとも吸引+水拭きタイプです。
「吸引のみ」「吸引+水拭き」の2モードから選んでお掃除できますよ。
モップは丸形の回転モップではなく半月型の大判モップで、吸引した後を追いかけて拭き取っていく仕組みです。
吸引のみの時にはモップを外し、水拭きを一緒にする時は手で毎回付ける手間はありますが、お掃除自体はロボットがしてくれるので総合的にはとっても楽です♪
カーペットを自動検知
水拭きモードの時にカーペットのエリアに来てしまったら……と心配になることもありますよね。
Y1シリーズには超音波センサーが搭載されていて、吸引+水拭きモード時にカーペットを検知すると乗り上げることなく回避します。
優れたエッジクリーニング
ロボット掃除機は壁際に取り残しが発生する心配がつきまといますが、Y1シリーズはエッジ部分もしっかり対応します。
お部屋の隅や壁際から15mmまでアプローチし、隅に溜まったホコリも逃しません。
▼DEEBOT Y1
▼DEEBOT Y1 PRO
▼DEEBOT Y1 PLUS
▼DEEBOT Y1 PRO PLUS
5200mAhバッテリーで長時間稼働
4モデルとも、5200mAhのバッテリーを搭載しています。
連続で稼働できる時間は最大で270分(4時間30分)とかなり長いので、フル充電なら数日間まったく充電がいらないくらいです。
とはいえお掃除が終わったら自動で充電しますし、フル充電まで約5時間なので、基本的に充電残量を気にすることはなさそうです。
LiDARナビゲーションでスムーズなお掃除
ナビゲーションシステムはLDS LiDARを採用しています。
LiDAR とは「Light Detection And Ranging」の略で、レーザー光を照射することで対象物までの距離やその形を計測する技術のことです。
面白いところでは、ゴルフの飛距離を測るのに簡易なLiDARが使われたことがあるそうですよ。
物体までの距離を測るので、お部屋の間取りを正確に把握するほか、階段や障害物もちゃんと回避してくれます。
TrueMappingで迅速なマップ生成
マッピング技術はTrueMappingテクノロジーで、120㎡のお部屋をわずか10分でマッピングし、アプリに表示させます。
最大で3フロア分のマップを生成、管理することが可能で、マンションでも戸建てでも、どんな間取りでも対応できそうですよね。
▼DEEBOT Y1
▼DEEBOT Y1 PRO
▼DEEBOT Y1 PLUS
▼DEEBOT Y1 PRO PLUS
狭い場所もスイスイ動けるコンパクトな本体
若干の違いはありますが、本体の直径は4モデルとも約33cm、高さは約10cmです。
コンパクトで小回りが利くので、テーブル下などの狭い場所や家具の間もスイスイ進みます。
乗り越え可能な段差はいずれも2cmなので、たいていの段差は難なく乗り越えられますね。
音声アシスタント対応
DEEBOTの高スペックロボット掃除機ではお馴染みですが、Y1シリーズの4モデルとも音声アシスタントに対応しています。
Amazon AlexaとGoogleアシスタントを介して、音声で指示が出せます。
起動したい時には「掃除を始めて」、一時停止したい時には「掃除を一時停止して」といったように、起動や一時停止、停止、バッテリー残量確認なども音声で操作可能です。
専用アプリでさまざまな設定
こちらもお馴染みの機能ですが、エコバックスの専用アプリを使うことによってさまざまな設定が可能です。
お掃除の開始、一時停止、再開、停止といった基本の操作はもちろん、タイマー設定や吸引モード変更、水量の調整も可能です。
マップを使ったエリアごとの清掃指示に、チャイルドロックもアプリで設定ができて便利です。
▼DEEBOT Y1
▼DEEBOT Y1 PRO
▼DEEBOT Y1 PLUS
▼DEEBOT Y1 PRO PLUS
DEEBOT Y1とPROとPLUSとPRO PLUSを比較まとめ
エコバックスのロボット掃除機、DEEBOT Y1とPRO、PLUS、PRO PLUSの違いを比較し、ニーズによってどのモデルがおすすめかをまとめてきました。
機能面での大きな2つの違いは、吸引力と自動ゴミ収集の有無です。
4機種並べられると混乱しそうですが、商品名に「PRO」が付くと吸引力が高く、「PLUS」が付くと自動ゴミ収集があるという目印になるので、実はとてもわかりやすいのです。
吸引力重視ならPROが付く機種、自動ゴミ収集を求めるならPLUSが付く機種がおすすめなのと同時に、必要十分な機能がある上で価格を抑えたいなら、Y1がおすすめです。
吸引と水拭きの1台2役に、障害物やカーペットの検知、迅速で正確なマッピング、アプリや音声で自由に操作できる点は共通しており、それでいて手に取りやすい価格帯であることは共通しています。
ハイエンドモデルにはちょっと手が出ないけれど、スペックの高いロボット掃除機が気になるという人にはどれもおすすめのラインナップであることは間違いありません。
エコバックスのロボット掃除機4モデル、DEEBOT Y1とPRO、PLUS、PRO PLUSの違いを調べている人や、購入を迷われている人の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
▼DEEBOT Y1
▼DEEBOT Y1 PRO
▼DEEBOT Y1 PLUS
▼DEEBOT Y1 PRO PLUS