ロボロックS7シリーズとQ7シリーズの違いは?どっちがおすすめ?
ネット広告でもよく目にしたり、テレビでも紹介されたりと話題のロボット掃除機、ロボロックが気になる人も多いのではないでしょうか?
ロボロックいいかも……!と思って比較検討しようとしたら、あまりにも色々な品番があって驚かれるかも知れません。
S7シリーズにQ7シリーズ、さらにQ5シリーズやEシリーズ……とどれを選んだら良いのかわからなくなるのも頷けます。
ここではバラエティ豊かなS7シリーズとQ7シリーズについて比較していきたいと思いますが、大前提として、両シリーズ全てに水拭き機能が搭載されています。
S7シリーズは比較的ベーシックなモデルからS7MaxVUltraのようなハイスペックモデルまで多彩なラインナップになっていて、水拭き性能が高いのが特徴です。
対するQ7シリーズは比較的価格が抑えめですが、それでいて必要十分な機能をカバーしています。
いずれも品番に「+」が付いていれば自動ゴミ収集あり、「Max」が付いていれば吸引力上位となっています。
本文では、ロボロックS7シリーズとQ7シリーズについてもっと掘り下げて比較し、どれがおすすめかを紹介していきます。
▼S7+
▼S7Max Ultra
▼Q7+
▼Q7Max+
ロボロックS7とQ7シリーズの違いを比較
ロボロックS7シリーズとQ7シリーズの違いを比較していきます。
今回比較対象にするのは、現行の「S7、S7+、S7Max、S7MaxV、 S7Max Ultra」、そして「Q7、Q7+、Q7Max、Q7Max+」です。
これだけでも目が回りそうですが^^;まずはS7シリーズとQ7シリーズの概要を紹介しながらそれぞれの違いを比較していきます。
S7シリーズとQ7シリーズ
S7シリーズとQ7シリーズ、それぞれのコンセプトについてロボロック公式サイトで調べてみました。
S7シリーズは従来のS6シリーズに比べて水拭き機能を大幅にアップさせ、さらにハイエンドモデルのS7Max Ultraでは自動モップ洗浄まで搭載されています。
一方のQ7シリーズはハイエンドモデルを擁したシリーズではないものの、高レベルの機能を必要十分に備えたバランスのよいラインナップといえます。
機能面でのそれぞれの違いは、品番に「+」が付いていれば自動でゴミを収集する機能があり、「Max」が付いていれば吸引力が高いといったように、目印のように区別されています。
吸引力はどう違う?
吸引力、つまりゴミを床から浮かせる力「Pa」がどのくらいかについて全モデルまとめてみました。
- S7:2500Pa
- S7+:2500Pa
- S7MaxV:5100Pa
- S7MaxV+:5100Pa
- S7Max Ultra:5100Pa
- Q7:2700Pa
- Q7+:2700Pa
- Q7Max:4200Pa
- Q7Max+:4200Pa
このように一覧に並べてみると、品番に「Max」のあるものがより吸引力が高いことが分かります。
吸引力を何よりも優先する人にはMaxモデルがおすすめといえますね。
自動ゴミ収集の有無
S7シリーズとQ7シリーズいずれも、自動ゴミ収集機能が搭載されているモデルがあります。
S7シリーズではS7+、S7MaxV+、S7Max Ultraに、Q7シリーズではQ7+とQ7Max+が該当します。
自動ゴミ収集を重視するなら、品番に「+」が付いているものと、シリーズ最上位モデルのS7Max Ultraがおすすめです。
自動ゴミ収集のあるモデルは全て、60日間のゴミを自動収集してドックに溜めておけるので、お掃除の都度本体から捨てる手間もありません。
サイクロン式と紙パック式
自動ゴミ収集機能のあるモデルでは、ダストボックスが紙パック式のもの、紙パックとサイクロン式を選べるものがあります。
- 紙パック式:Q7、Q7Max+、S7Max Ultra
- 紙パックorサイクロン式:S7、S7MaxV+
紙パックは0.3㎛(マイクロメートル)の微粒子も99.7%キャッチし、排気もきれいです。
ちなみに1㎛とは0.001mmに換算され、0.3㎛となると0.0003mmというとてつもない細かさです。
自動収集機能のあるモデルは全て紙パックが使えます。
サイクロン式では紙パック分のコスト削減にはなりますが、花粉やハウスダストが気になる人には紙パックがあると安心ですよね。
水拭きモップの振動の有無
ロボロックS7シリーズとQ7シリーズは全ての機種で水拭きが可能になっていますが、モップの振動については明らかな違いがあります。
S7シリーズは「人の手で行う水拭き」を再現するように、モップに600gの加重をかけて、さらにモップを高速振動させることによってしつこい汚れも拭き取ります。
モップの振動モードは強力(1分間に3,000回)、標準(同2,300回)、ソフト(同1,650回)の3つから選べるので、汚れの程度に応じて臨機応変に掃除ができます。
さらに「水拭き強力モード」では、吸引を一旦停止して水拭きに専念するため、こびりついた汚れもきれいさっぱり拭き上げます。
Q7シリーズにはモップの高速振動や加重の機能はなく、水拭き対応ができる、というレベルです。
物体回避機能の有無
物体回避機能については、S7シリーズの方が圧倒的に優れています。
S7とS7+は18種26個のセンサーで家具や壁までの距離などを測り、追突や落下を防ぎます。
さらにS7MaxVとS7MaxV+、S7Max Ultraでは物体回避機能が大きく向上していて、顏認証の技術を活用したストラクチャードライト&カメラとRGBカメラの2つのカメラを搭載しています。
家具や小物を瞬時にAIによって分析されるので、種類の特定まで可能になっています。
スリッパや電源タップ、さらにはペットの排泄物なども認識して回避するので、床に物がある状態でも難なくお掃除できます。
Q7とQ7+は13種類19個のセンサー、Q7MaxとQ7Max+は14種20個のセンサーで、壁や家具への衝突はもちろんのこと、階段や玄関からの落下も防ぎます。
物体回避機能についてはS7シリーズの上位モデルが圧倒的に優れており、カジュアルモデルでもQ7シリーズよりセンサーの数が多くなっています。
見守り・通話の有無
見守りと双方向通話の有無も、S7シリーズの上位モデルのみになります。
- 見守り・通話あり:S7MaxV、S7MaxV+、S7Max Ultra
- 見守り・通話無し:S7、S7+、Q7、Q7+、Q7Max、Q7Max+
ダブルカメラが付いている=見守りカメラ機能があるということですね。
価格について
価格についてはロボロック公式と各ECサイトで差異はありますが、現時点(2023年12月12日)の公式価格を一覧にしますね。
- S7:129,800円
- S7+:90460円
- S7MaxV:149,600円
- S7MaxV+:123,300円
- S7Max Ultra:217,800円
- Q7:62,800円
- Q7+:84,500円
- Q7Max:98,780円
- Q7Max+:131,780円
S7シリーズの公式価格設定が少し不思議なのですが、自動ゴミ収集機能のあるモデルの方が安価になっていました。
但し、価格.comで見たところS7とS7MaxVはかなり価格が下がっていたので、各ECサイトを比較しながら、最新の価格をチェックすることをおすすめします。
▼S7+
▼S7Max Ultra
▼Q7+
▼Q7Max+
ロボロックS7とQ7シリーズの違いを表で比較
ここまでご紹介したロボロックS7とQ7シリーズの違いを表で比較してみました。
特徴 | S7 | S7+ | S7MaxV | S7MaxV+ | S7Max Ultra | Q7 | Q7+ | Q7Max | Q7Max+ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
吸引力(Pa) | 2500 | 2500 | 5100 | 5100 | 5100 | 2700 | 2700 | 4200 | 4200 |
自動ゴミ収集機能 | なし | あり | あり | あり | あり | なし | あり | あり | あり |
紙パック式 | あり | あり | あり | あり | あり | あり | あり | あり | あり |
モップ振動機能 | あり | あり | あり | あり | あり | あり | あり | なし | なし |
物体回避機能 | あり(高度) | あり(高度) | あり(高度) | あり(高度) | あり(高度) | あり | あり | あり | あり |
見守り・通話機能 | あり | あり | あり | あり | あり | なし | なし | なし | なし |
価格(公式価格、円) | 129,800 | 90,460 | 149,600 | 123,300 | 217,800 | 62,800 | 84,500 | 98,780 | 131,780 |
▼S7+
▼S7Max Ultra
▼Q7+
▼Q7Max+
ロボロックS7とQ7シリーズどれがおすすめ?
ロボロックS7シリーズとQ7シリーズの違いを比較してきました。
シリーズごとに明らかな違いがあるのは「水拭き」についてですが、品番によって特徴が分かれているため一見分かりにくいかも知れません。
求める機能ごとに、以下のようにまとめてみました。
吸引力重視の人
品番に「Max」の付いているモデルは、吸引力が高くなっています。
花粉が気になる、土埃が多い、ペットの毛が気になる……吸引力に対するニーズはかなり高いですが、吸引力で選ぶなら以下の機種です。
- S7MaxV、S7MaxV+、S7Max Ultra、Q7Max、Q7Max+
とにかく楽で手間がかからないのが良い人
60日分のゴミを自動収集して、お手入れの頻度が低く済む機種なら、忙しい方やゴミ捨てが煩わしいという人におすすめです。
自動収集で手間を大きく省けるのは以下の5機種です。
- S7+、S7MaxV+、S7Max Ultra、Q7+、Q7Max+
予算的にOKなら、自動モップ洗浄機能の付いているS7 MaxV Ultraならさらに楽ですね♪
水拭き重視の人
水拭き重視であれば、高速モップ振動と加重モップ機能のあるS7シリーズ一択ですね。
- S7、S7+、S7MaxV、S7MaxV+、S7Max Ultra
Q7シリーズも水拭き機能は備わっていますが、水拭き機能が強化されているのはS7シリーズです。
小さなお子さんがいて食べこぼしがある、ペットを飼っているなど床が汚れやすい環境にある場合は、より高い水拭きレベルが備わっていると安心ですよね。
障害物回避を重視する人
障害物回避を重視するなら、S7シリーズの上位機種がおすすめです。
- S7MaxV、S7MaxV+、S7Max Ultra
ペットのいるご家庭や、スリッパやケーブルが散らかりがちな部屋にも、しっかりした物体回避機能があると衝突や巻き込みも防止できて安心です。
見守り機能が欲しい人
ペットカメラとしても使いたい、お子さんが留守番する機会があったり介護中の家族がいたりといった様々な事情にも強い味方になるのが「見守り・通話機能」です。
見守り・通話機能が付いているのがこちらの機種で、前の項でも紹介した通りダブルカメラが搭載されているS7シリーズの上位機種がそのまま該当します。
- S7MaxV、S7MaxV+、S7Max Ultra
水拭きができれば良いので価格が安い方が良い人
バリエーション豊富なS7シリーズとQ7シリーズですが、多彩な機能はあってもシンプルに水拭きができて、さらに低価格だと尚良いといった意見が多いと思います。
そんな人におすすめなのがこちらの機種です。
- S7、S7+、Q7、Q7+、Q7Max
ロボロック公式での価格設定はS7とQ7が少し高めになっていますが、ECサイト等ではかなりばらつきがあるため、お得に購入できるならおすすめです。
総合すると、自動ゴミ収集や吸引力については機種によって両シリーズに共通していますが、水拭き性能や物体回避、見守り機能についてはS7シリーズの上位機種が優れています。
比較する機種が多い分迷うことも多いと思いますが、どこまでの機能が必要なのかをしっかり検討して、自分のライフスタイルに合ったものを選ぶのがベストですね♪
ちなみに自分だったらどれを選ぶかというと……吸引力、水拭きは高い方が良くて自動ゴミ収集は外せず、見守りは特に必要ありませんが物体回避が優れているS7MaxV+かな、と思います。
▼S7+
▼S7Max Ultra
▼Q7+
▼Q7Max+
ロボロックS7とQ7シリーズ共通の機能や特徴
ロボロックS7シリーズとQ7シリーズで、全てのモデルに共通している機能や特徴について紹介していきます。
吸引と水拭きの2in1
両シリーズ、全モデルが吸引と水拭き清掃の2in1タイプです。
水タンクの容量や1度の給水で拭ける広さは機種によって差異はありますが、水拭き機能を求める人のニーズにも対応しています。
3Dラバーブラシで微細なゴミもキャッチ
メインブラシはいずれもラバー製です。
毛のブラシと違って床面の凹凸にもしっかりと密着するので、ホコリや花粉のような微粒子も逃さず取り込んでくれます。
LDSレーザーマッピング
全てのモデルでLDSレーザーマッピング機能を採用しています。
レーザーセンサーが毎分300回も回転し、室内を360°スキャンして正確なマッピングをします。
正確なマッピングによって無駄な往復のない掃除ルートで走行していくので、効率よくハイレベルなお掃除が実現できます。
アプリ連携で便利にお掃除
全てのモデルがアプリと連携しています。
アプリ連携できるロボット掃除機ではもはや基本中の基本といえる「スケジューリング」「清掃結果レポート」「エリア指定」「進入禁止エリア指定」「お掃除の順番設定」などは全モデル対応しています。
但し、Q7とQ7+では水拭き禁止エリア指定ができないので要確認ですね。
音声でお掃除指示が可能
両シリーズともスマートスピーカーを介しての音声指示が可能です。
Googleアシスタント、Amazon Alexa、Siriが使えるので、手が離せない時にも便利です。
ダストボックスとフィルターが水洗いできる
自動収集の有り無しに関わらず、ダストボックスとフィルターが水洗いできるのでお手入れも簡単で、なにより清潔に保てます。
▼S7+
▼S7Max Ultra
▼Q7+
▼Q7Max+
ロボロックS7とQ7シリーズの違いを比較まとめ
ロボロックS7シリーズとQ7シリーズの違いを比較し、どの機種がどんなニーズに台頭しているかをまとめてきました。
シリーズごとに明らかな違いがあるのは「水拭き性能」で、S7シリーズはモップに加重をしながら高速振動することで水拭きのレベルを上げています。
また、S7シリーズの上位機種(S7Max~)ではダブルカメラによる物体回避機能が向上し、見守り&通話機能もプラスされています。
シリーズを問わず明らかな違いがあるのは、品番に「+」が付いているものは自動ゴミ収集機能があり、「Max」が付いているものは吸引力が高くなっています。
S7シリーズの最上モデルS7Max Ultraは自動ゴミ収集や吸引力上位なのはもちろん、自動モップ洗浄まで搭載されています。
2シリーズ9機種とかなり迷ってしまいそうですが、それぞれの特徴をじっくり分析&検討しながら自分の生活パターンに最も合うものを選んでいただければと思います。
ロボロックのS7シリーズとQ7シリーズで違いを調べている人、どの機種を選んだらよいか迷われている人の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
▼S7+
▼S7Max Ultra
▼Q7+
▼Q7Max+