ロボロックS8 Pro UltraとS7MaxV Ultraはどっちがおすすめ?違いを徹底比較!
人気のロボット掃除機ブランド「ロボロック」の上位モデル「S8 Pro Ultra」と「S7MaxV Ultra」の違いを比較し、どっちがどんな人におすすめかをまとめていきます。
いずれも価格が20万円越えの上位モデルなので、その機能にも興味津々ですが、主な違いは以下の通りです。
- 吸引力の違い
- 自動モップ乾燥機能があるか
- メインブラシの数
- モップ振動エリアの数
- 水拭き超強力モード、カーペット念入りモードの有無
- メインブラシリフトアップ
- OFFピークアワー対応の有無
- ダストボックス容量
- 物体回避機能
- 見守り機能、通話機能の有無
サイズや価格を省いてもこれだけの違いがありますが、全体的にS7MaxV UltraからS8 Pro Ultraに大きく進化し、一部カットされた機能があります。
本文では、ロボロックS8 Pro UltraとS7MaxV Ultraの違いをさらに詳しく比較し、どっちがどんな人におすすめかも併せて紹介していきます。
▼ロボロックS8 Pro Ultra
▼ロボロックS7MaxV Ultra
ロボロックS8 Pro UltraとS7MaxV Ultraの違いを比較
ロボロックS8 Pro UltraとS7MaxV Ultraの違いを一つずつ比較していきます。
S8 Pro Ultraは吸引力が6000Paに
S8 Pro Ultraの吸引力はロボロック史上最高の6000Paにアップしています。
S7MaxV Ultraは5100Paなので、かなりのバージョンアップといえます。
カーペットの毛足の奥まで入り込んだ微細なハウスダストから、猫砂などの大きめの粒までさまざまなゴミをパワフルに吸引します。
6000Paというと日本のロボット掃除機の中でも最高レベルともいえる数値ですが、一般的に高機能といわれるロボット掃除機が3000Pa前後であることからも、S7MaxV Ultraも含めてかなり高い吸引力であることは間違いありません。
自動モップ乾燥機能
S8 Pro Ultraは自動洗浄されたモップを自動で熱風乾燥までしてくれます。
S7MaxV Ultraは洗浄までで乾燥機能までは搭載されていないので、手間はもちろんのことモップの衛生状態も保ちやすくなっています。
乾燥時間は2~4時間の1時間ごとに、室内の湿気や天候などの状況に合わせて設定できるようになっています。
メインブラシの数
吸引力の大幅アップと同時に、S8 Pro Ultraではメインブラシが2本になりました。
ラバー製の2本のブラシが、奥に潜んだ微細なゴミやホコリをかき出します。
S7MaxV Ultraと比較すると、カーペットの毛の除去率が30%も向上しています。
▼ロボロックS8 Pro Ultra
▼ロボロックS7MaxV Ultra
モップ振動エリアも2ヶ所に
メインブラシも2本に増えていますが、S8 Pro Ultraは水拭きモップの振動エリアも2ヶ所に増えたことで、さらに水拭き機能がパワフルになりました。
人やペットの皮脂汚れは、フローリングのべたつきやざらつきの原因になりがちですが、しつこい皮脂もしっかり拭き取ってくれるので、いつもスッキリです。
水拭き超強力モード
S8 Pro Ultraには「水拭き超強力モード」が新たに追加されています。
水拭き超強力モードにすると、自動的に吸引を停止し、毎秒20cmのゆっくりとした動きでより丁寧な水拭き動作をします。
コーヒーやジュースなどをこぼして時間が経った時のべたつき汚れやペットの粗相など、取れにくい汚れやしっかり落としたい汚れも丁寧に拭き上げます。
カーペット念入りモード
アプリ内のカーペットモードは両モデルとも対応していて、カーペットを自動検知して吸引力を上げる仕様になっていますが、S8 Pro Ultraにはさらに「カーペット念入りモード」が搭載されています。
清掃が終了した後に、カーペット部分だけ再度清掃するという、まさに「念入り」ですね。
▼ロボロックS8 Pro Ultra
▼ロボロックS7MaxV Ultra
メインブラシのリフトアップ
清掃中にカーペットを検知した時、水拭きモップが5mmのリフトアップを行うことでカーペットが濡れるのを回避する機能は両モデル共通していますが、S8 Pro Ultraはメインブラシのリフトアップ機能が搭載されています。
メインブラシをリフトアップするメリットは、動作音を抑えること、水拭き時や移動時にブラシが床に触れることで汚れの再付着を防ぐことです。
OFFピークアワー対応
S8 Pro Ultraは、電力のオフピーク時間帯に充電をする「OFFピークアワー対応」です。
本体がドックに戻っていても、充電する時間を夜間に指定しておけば無駄に充電することがありません。
小さなエコの積み重ねですが、あるとうれしい機能です。
ダストボックス容量
ダストボックスの容量はS8 Pro Ultraの方が若干小さく350ml、S7MaxV Ultraが400mlです。
50mlの違いはありますが、そもそもゴミは自動で収集されるのでユーザーとしては気にする必要はあまりないといえますね。
▼ロボロックS8 Pro Ultra
▼ロボロックS7MaxV Ultra
物体回避機能
物体回避の仕組みについてもそれぞれ違いがあります。
- S8 Pro Ultra:3Dストラクチャードライト&カメラ+赤外線イメージングシステム
- S7MaxV Ultra:ストラクチャードライト&カメラ+RGBカメラ
S8 Pro Ultraはストラクチャードライト&カメラに赤外線イメージングシステムが搭載され、幅5cm×高さ3cm以上の物体を認識して回避します。
スリッパ、コード、電源タップ、ファブリック類、ペットの排泄物、扇風機など家電の台座、体重計、ちりとり、紙くず、ペット、家具(挟まれやすいもの)と、大まかに11種類の物体を認識するので、うっかりしまい忘れたコードや電源タップがあっても安心です。
一方のS7MaxV Ultraの物体回避はストラクチャードライト&カメラとRGBカメラ、2つのカメラを駆使して同じく幅5cm×高さ3cm以上の物体回避が可能です。
認識&回避可能な物体は障害物8種(スリッパ、コード、電源タップ、ファブリック類、ペットの排泄物、扇風機など家電の台座、体重計、ちりとり)と5種の家具(ベッド、ソファ、TVスタンド、ダイニングセット、洋式トイレ)になっています。
認識できる物体に違いはあっても、ぶつかったり巻き込んだりして欲しくないものをきっちり認識してくれるのはとても優秀ですよね。
見守り機能、通話機能の有無
お掃除以外にも「見守り・通話機能」が搭載されているのは、S7MaxV Ultraのみです。
S8 Pro Ultraではカットされた機能ですが、室内の様子をリアルタイムで確認できるほか、リモートで本体を動かせるので、ペットカメラとしても使えます。
LEDフィルライトで暗闇でも対応できるので、夜間のお出かけの際にも室内の様子が確認できて安心です。
さらにマイクが内蔵されているので、双方向での通話もできます。
留守番中の家族とロボロックを通じて会話ができるので見守る安心がありますよね。
価格について
いずれもロボロック最上位クラスのスペックを誇ることもあり、お値段も気になりますよね。
この記事を作成している2023年12月7日時点でのロボロック公式価格は以下の通りです。
- S8 Pro Ultra:229,000円
- S7MaxV Ultra:217,800円
いずれも税込ですが、意外といって良いのか価格差は11,200円と極端に大きくありません。
次の項ではどっちがどんな人におすすめかをまとめていきますので、この価格差とスペックの違いで迷われている人の参考になればと思います。
尚、価格は日々変動する可能性がありますので、常に最新の情報をチェックすることをおすすめします。
▼ロボロックS8 Pro Ultra
▼ロボロックS7MaxV Ultra
ロボロックS8 Pro UltraとS7MaxV Ultraの違いを表で比較
以下は、ロボロックS8 Pro UltraとS7MaxV Ultraの違いを比較した表です。
特徴 | S8 Pro Ultra | S7MaxV Ultra |
---|---|---|
吸引力 | 6000Pa | 5100Pa |
自動モップ乾燥機能 | あり | なし |
メインブラシの数 | 2本 | 1本 |
モップ振動エリア | 2ヶ所 | 1ヶ所 |
水拭き超強力モード | あり | なし |
カーペット念入りモード | あり | あり |
メインブラシのリフトアップ | あり | なし |
OFFピークアワー対応 | あり | なし |
ダストボックス容量 | 350ml | 400ml |
物体回避機能 | 3Dストラクチャードライト&カメラ+赤外線イメージングシステム | ストラクチャードライト&カメラ+RGBカメラ |
見守り機能、通話機能の有無 | なし | あり |
価格 | 229,000円 | 217,800円 |
価格は変動する可能性があるため、最新の情報を確認することをお勧めします。
▼ロボロックS8 Pro Ultra
▼ロボロックS7MaxV Ultra
ロボロックS8 Pro UltraとS7MaxV Ultraどれがおすすめ?
ロボロックS8 Pro UltraとS7MaxV Ultraの違いを比較してきましたが、どっちがどんな人におすすめなのでしょうか。
S8 Pro Ultraがおすすめの人
- 清掃能力がより高い方がいい人
- モップ乾燥も自動でしてほしい人
- 進化した物体回避機能を求める人
S8 Pro Ultraは吸引力もそうですが、メインブラシやモップ振動エリアが2つに増えたことで清掃能力が格段にアップしています。
さらに水拭き超強力モードやカーペット念入りモードといった「さらに上」モードが付いているので、これまで落とし切れなかった汚れにも対応します。
清掃力をとことん追求したいなら、S8 Pro Ultraがおすすめといえます。
モップを自動乾燥する機能が新たに加わった点も見逃せませんよね。
洗ったモップを干す作業を考えると、この価格差なら私もより楽な方を選ぶと思います^^
物体回避機能もさらに進化していて、回避できる障害物が増えたのも大きいですよね。
価格差を鑑みても、全体的にかなりバージョンアップしているS8 Pro Ultraは非常におすすめです。
S7MaxV Ultraがおすすめの人
- 見守り機能があるといい人
全体的なスペックや清掃能力でS8 Pro Ultraに軍配を上げた形になりましたが、S7MaxV Ultraには見守り機能や通話機能があります。
留守中でもペットの様子は気になるものですし、お子さんや高齢者のいるご家庭では何かと心配なこともあるかも知れません。
S8 Pro Ultraではカットされた機能ですが、見守りがあるといいという人にはS7MaxV Ultraがおすすめです。
清掃能力はS8 Pro Ultraがかなり向上しているとはいえ、十分ハイスペックモデルであることは間違いありません。
▼ロボロックS8 Pro Ultra
▼ロボロックS7MaxV Ultra
ロボロックS8 Pro UltraとS7MaxV Ultra共通の機能や特徴
次に、ロボロックS8 Pro UltraとS7MaxV Ultraに共通する特徴や機能を紹介していきます。
吸引と水拭き2in1
もはやどのメーカーのロボット掃除機でも、上位機種では吸引と水拭きが一体化しているのが当たり前の時代になっています。
ロボロックS8 Pro UltraとS7MaxV Ultraも当然のように吸引+水拭きの2in1です。
微細なゴミまでしっかり吸引したら、すかさずモップで丁寧に水拭きという、効率的なお掃除を人の手なしで自動的にこなしてくれる優れものです。
自動でゴミ収集から給水、モップ洗浄
両モデルとも全自動ドックでゴミ収集や給水、モップの洗浄まで人の手を介さずに行います。
およそ60日分のゴミを自動で吸い上げて紙パックに保存するので、2ヶ月ごとにそれを捨てるだけです。
水拭きとモップ洗浄に必要な水も自動で給水されるので、ユーザーがすることはとても少なくなります。
自動モップ洗浄では、ブラシが毎分600回転しながらモップの汚れを落とし、洗浄時間は5分ごとに10~50分まで細かく設定が可能です。
S8 Pro Ultraにはモップ乾燥機能がありますが、洗浄までの工程は両モデル共通です。
高速振動&高加重モップ
S8 Pro UltraとS7MaxV Ultraいずれも、すぐれた水拭き機能を搭載しています。
モップは最大で毎分3,000回振動し、モップには600gの加重をすることでより頑固な汚れをこすり落としてくれます。
水拭きモードは3段階
水拭きモードは両モデルとも3段階から選べます。
- 強力モード:3,000回/分
- 標準モード:2,300回/分
- ソフトモード:1,650回/分
さらに水拭き強力モード(S8 Pro Ultraは超強力モードも)では、吸引を停止して水拭きのみに集中します。
べたついた床もスッキリサッパリ拭き上げてくれるので、素足で歩くのが気持ちよさそうです。
▼ロボロックS8 Pro Ultra
▼ロボロックS7MaxV Ultra
自動充電と自動再開
こちらも今ではほぼ標準装備されているレベルの機能ですが、S8 Pro UltraとS7MaxV Ultraにも当然、自動充電と自動再開機能があります。
充電量低下でドックに戻った後は、残りのお掃除に必要な分だけ充電し元の場所に戻る効率的な充電をしてくれます。
フル充電から最長の稼働時間はいずれも3時間ですし、自動充電機能があるので充電量を気にせずお掃除できますね。
自動カーペット回避
両モデルとも、超音波のカーペットセンサーでカーペットを識別し、自動で回避して走行します。
但し、カーペットでも毛足が4mm以上のものはアプリでカーペット回避モードに設定する必要があります。
アプリではカーペット回避機能無効モードも選択できるので、ゴムやポリエチレン製(水拭き可能なものに限ります)のマットなどを水拭きすることもできます。
段差乗り越え2cm
廊下とお部屋の継ぎ目部分などの段差が気になる場面も多いですが、両モデルとも2cmあまでの段差を問題なく乗り越えます。
落下防止センサーも搭載されているので、玄関や上階から落ちる心配もありません。
高性能の紙パック
ゴミを収集する紙パックはおよそ60日分のゴミを溜めておける2.5Lの大容量です。
さらに0.3㎛までの微粒子も99.7%キャッチするので、排気もクリーンです。
LDSレーザーマッピング
ロボロックS8 Pro UltraとS7MaxV UltraはLDSレーザーマッピングを採用しています。
清掃と同時にセンサーが毎分300回転してお部屋を360°スキャンします。
室内の状況を99%正確にマッピングすることで、障害物を避けて効率よく清掃します。
さらにお掃除を何度も繰り返すことで間取りを学習し、よりスムーズなルートを作ります。
スマートスピーカー対応
両モデルともスマートスピーカー対応で、Googleアシスタント、Amazon Alexa、Siriが使えます。
音声でお掃除指示ができるので、忙しい時やすぐ拭きたい汚れにも便利です。
アプリで多彩な設定
ロボロックS8 Pro UltraとS7MaxV Ultraのアプリには、多彩で便利な機能がたくさんあります。
お掃除のモード設定やエリア指定、進入禁止や水拭き禁止の指定はもう当然のようにありますが、面白いのは「お掃除の順番設定」「フローリングの木目やタイルの目地に合わせたお掃除設定」「お急ぎ掃除モード」「音声案内バリエーション」などです。
気分に合わせてどの部屋からお掃除するかを選べたり、汚れやすい木目や目地に合わせたお掃除を指示できたり、急ぐ時に30%速くお掃除を完了させたりと、ユニークな機能ばかりです。
音声案内のバリエーションは日本語、英語はもちろんですが、アニメ声や執事声、さらに関西弁や博多弁、京都弁に津軽弁など個性的な方言バージョンも搭載されています。
自分の地元でない方言での音声案内、ちょっと聞いてみたいです♪
チャイルドロック
チャイルドロックも標準装備されていて、お子さんやペットが触れて誤作動することを防ぎます。
アプリからでも設定できますし、3秒の長押しでも設定と解除ができます。
お手入れ簡単
S8 Pro UltraとS7MaxV Ultra共に、水洗いできるパーツが多いことでお手入れがとても楽です。
ダストボックスと本体フィルターは水洗いが可能で、常にスッキリ清潔に保てます。
メインブラシはラバー製で、髪の毛などを取り除きやすい構造な上に、お手入れも湿った布で拭くだけでOKです。
メンテナンスが楽だからこそ長く愛用できますよね。
▼ロボロックS8 Pro Ultra
▼ロボロックS7MaxV Ultra
ロボロックS8 Pro UltraとS7MaxV Ultraの違いを比較まとめ
ロボロックS8 Pro UltraとS7MaxV Ultraの違いを比較し、どっちがどんな人におすすめかをまとめてきました。
S8 Pro Ultraは吸引力が6000Paに大幅アップした他、メインブラシが2本になり水拭きモップの振動エリアも2ヶ所に増えて、全体的な清掃能力が向上しています。
水拭き超強力&カーペット念入りモードも、しっかりお掃除したい時に便利です。
自動モップ乾燥機能が新たに加わった点も見逃せないですよね。
意外にも価格差は11,000円程度なので、清掃能力と便利さを重視するならS8 Pro Ultraがおすすめといえます。
S7MaxV Ultraには見守り機能と通話機能が付いているので、ペットカメラとしても使いたい人におすすめです。
いずれにしても、高機能のロボット掃除機であることは間違いないので、どの点を重要視するかがポイントになりそうですね。
ロボロックS8 Pro UltraとS7MaxV Ultraの違いを比較している人や、購入検討中の人の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
▼ロボロックS8 Pro Ultra
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