ホームベーカリー2機種を比較!シロカSB-2D151とパナソニックSD-MDX4-Kはどっちがおすすめ?
パンを焼くにはこね方や発酵など難しい工程が多く、自分にはちょっと無理かも……という人でも簡単に美味しい焼きたてパンが楽しめるホームベーカリーが人気です。
今回は手軽でコンパクトながら豊富なメニューが搭載されているシロカSB-2D151と、こねや発酵に独自のこだわりをもつパナソニックSD-MDX4-Kの2機種を、メーカーの垣根を越えて比較していきます。
主な違いは以下の通りです。
- メニュー数の違い
- パンのサイズの違い
- パナソニックに搭載の「3D匠ねり」
- パナソニックのWセンシング発酵
- 具材の自動投入
- タイマー予約方法
- サイズの違い
- 価格帯の違い
パナソニックはメニュー数が多く、こだわりのねり&発酵機能が搭載されている点に注目したいですね。
サイズ感はシロカの方がコンパクトながら、パンの最大サイズが大きいのが特徴です。
本文では、シロカSB-2D151とパナソニックSD-MDX4-Kの違いを比較しながら、どっちがどんな人におすすめかも併せて紹介していきます。
▼シロカSB-2D151
▼パナソニックSD-MDX4-K
シロカSB-2D151とパナソニックSD-MDX4-Kホームベーカリーの違いを比較
シロカSB-2D151とパナソニックSD-MDX4-Kの違いを比較していきます。
オートメニューの違い
両モデルとも、豊富なオートメニュー機能が搭載されていますが、メニュー数と内容は異なります。
シロカは30種類なのに対し、パナソニックは43種類と大きく上回っています。
シロカSB-2D151には「こねる」「発酵」「焼く」といったように工程ごとのコースがあるため、こね作業だけ、発酵だけといったようにパン作りの自由度が高くなります。
乳製品メニューが豊富なのもシロカの特徴で、フレッシュバターやチーズ、ヨーグルト、生キャラメルまで作れます。
焼きいもメニューもシロカのみです。
一方のパナソニックは食パンコースが細かく分かれていて、サンドイッチ用食パンやパン・ド・ミ、白パン風食パンなど様々な食パンに対応しています。
さらに高級生食パンで有名な「乃が美」が監修したレシピで「おうち乃が美」も作れちゃいます(ホームベーカリー専用レシピのため、乃が美の生食パンと同じではありません)。
ケーキも米粉ケーキやベジケーキ、ソイスコーンなどいろいろなケーキが作れるほか、生チョコやミルクジャム、あんこまで作れます。
米粉パンについては、シロカはグルテン無しのみですが、パナソニックは小麦粉のあり/無し両方のコースがあります。
特筆したいのがパン生地メニューで、カンパーニュやそば粉パンなどのハード生地と、クロワッサンやバターロールなどのリッチ生地もオートで作れてしまいます。
もちろん別メーカーの製品のため単純比較はできませんが、ホームベーカリー選びのポイントは「どんなメニューが作れるか」が重要ですよね。
パンの最大サイズの違い
食パンを作る場合の最大サイズは、シロカが1.5斤なのに対してパナソニックは1斤です。
家族が多い、食べ盛りの子どもがいるといったご家庭では、1斤だと物足りない場合もあると思いますが、1.5斤分あれば安心ですよね。
パナソニックの「3D匠ねり」機能
パナソニックSD-MDX4-Kには、「3D匠ねり」機能があります。
パンケースの構造と羽根の設計、そして独自のプログラムで、最初はゆっくりねり始め、途中から叩くように立体的にこねる「匠の技」を実現しています。
ムラが少なく伸びが良い生地となり、さらにグルテンもしっかりと鍛えられて、パンのふくらみが良くなります。
パナソニックの「Wセンシング発酵」
「Wセンシング発酵」とは、一年中安定したパンの美味しさを守る機能です。
室温センサーと庫内温度センサーの2つが温度変化を検知し、温度状況に応じたプログラムを自動で設定するため、イーストを最適なタイミングで投入できます。
日本には四季があり、地域によっても気温差が大きいため、どの季節でもどこに住んでいても最適な発酵が可能になります。
パナソニックは具材を自動投入できる
レーズンパンやくるみパンなど具材の入ったパンを作る際に、パナソニックSD-MDX4-Kは具材の自動投入が可能です。
あらかじめ自動投入容器に具材を入れておけるので、具材入りのパンを頻繁に作るご家庭には便利ですよね。
自動投入できない具材もありますが、取扱説明書に詳しく記載してありますよ♪
▼シロカSB-2D151
▼パナソニックSD-MDX4-K
タイマー予約方法の違い
両モデルともタイマー予約でパンを焼くことが可能ですが、シロカは最大13時間のタイマーなのに対し、パナソニックは時計機能があるため焼き上がり時間を指定できます。
時計設定があると、時間を逆算しなくてよいのが楽ですよね。
サイズとカラーの違い
サイズはシロカの方がコンパクトで、幅23.3cm×奥行き29.7cm×高さ29.4cm、重量は3.6㎏、カラーはホワイトです。
パナソニックは一回り大きく、幅26.3cm×奥行き35.6cm×高さ35.3cm、重量は6.0㎏と重さがあり、カラーはブラックです。
シロカはコンパクトながらパンのサイズは大きく、パナソニックはねり作業と発酵に特化した高い技術を搭載している分、サイズと重さに反映されている感じですね。
価格帯の違い
価格には大きな開きがあり、シロカSB-2D151は楽天で17,820円、対するパナソニックSD-MDX4-KはPanasonic公式販売サイトで46,530円です。
倍以上の開きがあるため、どの機能が自分には必要かをじっくり検討したいですよね。
価格は2023年7月6日現在のもので、今後変動の可能性も大きいため、常に最新の情報をチェックすることをおすすめします。
▼シロカSB-2D151
▼パナソニックSD-MDX4-K
シロカSB-2D151とパナソニックSD-MDX4-Kホームベーカリーどっちがおすすめ?
シロカSB-2D151とパナソニックSD-MDX4-Kの違いを比較してきましたが、どっちがどんな人におすすめかまとめてみました。
シロカSB-2D151がおすすめの人
- 予算を抑えたい人
- 1斤より1.5斤焼ける方を選びたい人
- 乳製品メニューを作りたい人
シロカは1万7千円台、パナソニックは4万6千円台という価格差があります。
だからといってシロカが劣っているということではなく、バラエティ豊かなパンやスイーツ、生地作りに大活躍することは間違いありません。
むしろ2万円を切る価格でこれだけの多機能ならかなりの高コスパですし、ホームベーカリー初心者にもおすすめの1台です。
そしてパン1斤だと物足りない、というご家庭にもおすすめです。
乳製品メニューが作れる点でもシロカのおすすめ度は高いです。
焼きたてのパンに自家製のフレッシュバターを添えたら、これだけで贅沢な朝食になりますよね。
パナソニックSD-MDX4-Kがおすすめの人
- 価格が高くても高機能にこだわりたい人
- 作れるメニューが多い方がいい人
- 寒い地域や寒い時期の発酵が不安な人
パナソニックはより質にこだわったパン作りをしたい人におすすめです。
プロの手技による「ねり」を目指した3D匠ねり、温度に合わせて発酵タイミングを最適化したWセンシング発酵を搭載したハイスペックモデルです。
ホームベーカリーは初めて、というよりはこれまで色々な機種を使ってきたベテラン向きかも知れません。
オートメニューが43種と豊富で、食パンだけでもソフト食パンやサンドイッチ用、白パン風などその日の気分によっていろいろなパンを楽しめます。
スコーンやケーキ生地、生チョコやあんこまで作れる多機能ホームベーカリー、とことん使いこなしたい人におすすめです。
SD-MDX4-Kの「Wセンシング発酵」は、温度を検知して自動的にイーストの投入タイミングを最適な状態にしてくれます。
寒い時期には発酵がゆるやかになりますし、寒冷地と温暖地でも違ってきますよね。
一年中安定した美味しさのパンを焼くために、あるとうれしい機能ですよね。
総合すると、コスパ重視ならシロカ、高機能重視ならパナソニックというところですが、自分の作りたいメニューがあるかも大切なポイントです。
▼シロカSB-2D151
▼パナソニックSD-MDX4-K
シロカSB-2D151とパナソニックSD-MDX4-Kホームベーカリーの共通の機能や特徴
次に、シロカSB-2D151とパナソニックSD-MDX4-Kに共通する機能や特徴を紹介していきます。
コスパが良いシロカSB-2D151と、ハイスペックのパナソニックSD-MDX4-Kでは単純に比較することはできませんが、個人的にもおすすめしたい共通機能を紹介しますね。
充実のレシピブック付き
ホームベーカリーには必ずと言っていいほどレシピブックが付いていますが、両モデルとも豊富なレシピが掲載されていて、「こんなものも作れるの!?」と驚くほどです。
見ているだけで楽しくなってしまうレシピブックなので、とことん使いこなしたくなりそうです。
ヘルシーなパンが作れる
両モデルとも、米粉パン、低糖質パン、全粒粉パン、天然酵母パンといったヘルシーなパンが簡単に作れます。
天然酵母パンについては、生種おこしから出来るので、一から自分で作ると満足度も高まります。
米粉パンや低糖質パン、ましてや天然酵母のような健康志向のパンは外で買うと高いので、長い目で見ると非常にコスパが良いといえます。
▼シロカSB-2D151
▼パナソニックSD-MDX4-K
シロカSB-2D151とパナソニックSD-MDX4-Kホームベーカリーを比較まとめ
異なるメーカーのホームベーカリー2機種、シロカSB-2D151とパナソニックSD-MDX4-Kの違いを比較し、どっちがどんな人におすすめかをまとめてきました。
シロカSB-2D151はコンパクトながら1.5斤分のパンを作ることができて、オートメニューもバラエティ豊かでコスパの良いモデルです。
対するパナソニックSD-MDX4-Kは「3D匠ねり」「Wセンシング発酵」といった高機能を搭載し、質を極めたパン作りを実現しています。
両モデルとも天然酵母パン、米粉パン、低糖質パンといった健康志向のパンにも対応している点も注目ですよね。
シロカはバターやチーズ、ヨーグルトなどの乳製品メニュー、パナソニックは多彩なパンメニューとケーキ、生チョコなどユニークなメニューが揃っています。
シロカはコスパが良く、パナソニックはハイスペックモデルなのでユーザー層は分かれるかと思いますが、どこまでの機能を求めるのか、どんなメニューを作りたいのかが選ぶ決め手になりそうです。
シロカSB-2D151とパナソニックSD-MDX4-Kの違いを調べている方、購入を迷われている方の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
▼シロカSB-2D151
▼パナソニックSD-MDX4-K