エコバックスロボット掃除機DEEBOT T20 OMNIとT10 OMNIの違いを比較!どっちがおすすめ?
エコバックスのロボット掃除機DEEBOTといえば、何もかもお任せできるハイスペックなロボット掃除機というイメージが浸透していますよね。
T10 OMNIは吸引力や物体回避能力、自動モップ洗浄&乾燥などこれ以上進化しようがないくらいの高機能を備えていますが、それを超えてくるT20 OMNIが2023年6月に新発売となります。
どのように進化しているのか、主な違いを挙げていきます。
- 吸引力が6000Paに
- モップ自動リフトアップ
- メインブラシがラバー製に
- 壁際の水拭き性能がアップ
- 55℃の温水洗浄
- 4つの清掃をカスタムで設定
- 物体回避システムの違い
- 価格の違い
ざっと挙げただけでもこれだけバージョンアップしていますが、T10 OMNIにあった見守りカメラはカットされています。
機能差と価格差を考えると、進化したハイエンドモデルか、十分にすぐれた機能をもつ従来モデルのどちらを選ぶか悩ましいところではありますよね。
本文では、エコバックスDEEBOT T20 OMNIとT10 OMNIでどこが違っているのかを詳しく見ていきますね。
▼エコバックスDEEBOT T20 OMNI

▼エコバックスDEEBOT T10 OMNI

DEEBOT T20 OMNIとT10 OMNIの違いを比較
エコバックスロボット掃除機DEEBOT T20 OMNIとT10 OMNIの違いを比較していきます。
T20 OMNIは吸引力6000Pa
掃除機の吸引力を表す単位として「Pa(パスカル)」がよく使われていますが、これは物体を床から浮き上がらせる力のことです。
つまりゴミを浮かせて吸い込む力で、ロボット掃除機は3000Paでもかなりの高水準とされていますが、今回のT20 OMNIでは6000Paとかなりのレベルになっています。
どこまで進化するのか、と思うと同時に体験したい気持ちも出てきますよね。
モップ自動リフトアップ機能
T20 OMNIにはエコバックス初の「モップ自動リフトアップ機能」が搭載されています。
従来モデルでは、吸引+水拭きの同時清掃する際はカーペットを認識して自動で回避していましたが、T20 OMNIは回避しません。
カーペットを検知すると、自動的に水拭きモップが持ち上がった状態でカーペット上を吸引清掃します。
そのため、吸引+水拭きに設定していてもフローリングとカーペットを同時にお掃除することが可能になりました。
お掃除が終了した後や途中再開する時にも、モップを自動でリフトアップすることで移動もスムーズです。
従来モデルと同じように、水拭き時にカーペットを回避するようにアプリで設定することも可能です。

メインブラシがラバー製に進化
メインブラシがラバー製になったのもエコバックス初です。
ゴム製のラバーブラシは髪の毛やペットの毛などの絡まりを防ぎ、ラグもカーペットもスムーズに清掃し、さらに耐久性にもすぐれています。

▼エコバックスDEEBOT T20 OMNI

▼エコバックスDEEBOT T10 OMNI

エッジディープクリーニング
ロボット掃除機の課題は「壁際の水拭き」ではないでしょうか。
丸形だとどうしても死角になりやすい壁際ですが、T20 OMNIの新機能「エッジディープクリーニング」では水拭きでのカバー率を向上させ、壁際もしっかりと水拭きができるようになっています。
自動給水&55℃の温水モップ洗浄
お掃除しながらモップに自動で給水できるのはT20 OMNIのみで、T10 OMNIはステーション内でモップを濡らしてから水拭きするタイプです。
さらにT20 OMNIでは初めて「温水モップ洗浄」が搭載されています。
少し熱めの55℃でモップを洗うことで油汚れや皮脂、頑固な汚れやにおいも落としやすくなります。

4つの自動モードをカスタムで設定
T20 OMNIでは、4つのお掃除モードをカスタムで設定することが可能になりました。
- 吸引と水拭きの同時清掃
- 吸引清掃後に水拭き
- 水拭きのみ
- 吸引清掃のみ
これらをお部屋のエリアごとに設定できるので、たとえばLDKは吸引+水拭きモード、ペットがいるエリアは吸引してから水拭き、といったような微調整が可能になります。
これらを人の手でエリアごとに掃除するとなるとかなりの労力ですが、ロボットがすべて思い通りに行ってくれるので、T20 OMNIのコンセプト「もう、何もしなくていい。」そのものです。
▼エコバックスDEEBOT T20 OMNI

▼エコバックスDEEBOT T10 OMNI

物体回避機能の違い
物体回避機能は異なるシステムを採用していますが、いずれも高い機能を誇っています。
- T20 OMNI:3D物体回避(True Detect)3.0
- T10 OMNI:AIVI3.0
T20 OMNIの物体回避機能はD-ToF距離測定センサー(光の反射による距離測定)で、お部屋の間取りや家具の位置を正確に把握します。
間取りを把握するだけでなく、障害物をリアルタイムで3Dスキャンするので効果的に回避します。
T10 OMNIにはAIを駆使した高性能の障害物回避システムを採用しています。
AIによる障害物処理速度が圧倒的に速く、家具などへの衝突をスマートに回避します。
さらにAIでゴミを認識することで吸引力をアップさせて、より効率の良いお掃除が可能になります。

見守りカメラはT10 OMNIに
掃除機本体の見守りカメラ機能はT20 OMNIではカットされていて、T10 OMNIに搭載されています。
外出時に家族やペットの様子をアプリを通して見ることができるので、何かと心配な時にあると助かります。
価格の違いについて
価格が気になるところですが、T20 OMNIはエコバックス公式および楽天で179,800円、T10 OMNIは149,800円となっています。
価格差は3万円ですがいずれも10万円台のハイエンドモデルなので、T20 OMNIのスペックを求める人にとっては是非前向きに検討したいといったところでしょうか。
価格は2023年6月13日現在のもので、今後変わってくる可能性もあるため常に最新の情報をチェックしてくださいね。
▼エコバックスDEEBOT T20 OMNI

▼エコバックスDEEBOT T10 OMNI

DEEBOT T20 OMNIとT10 OMNIどっちがおすすめ?
ここまで進化したか、と思わせるT20 OMNIと、既に十分すぎる機能を備えているT10 OMNIですが、どっちがどんな人におすすめかまとめてみました。
T20 OMNIがおすすめの人
- よりハイレベルな清掃効果を求める人
- とにかく手間を掛けたくない人
- モップの温水洗浄に惹かれる人
シリーズ最強の6000Paを誇る吸引力には驚きですが、他にも壁際部分の水拭き効果や加圧しながら回転するモップと、あらゆるしつこい汚れに対応する仕様です。
そして何より、モップの給水に洗浄、乾燥まで全てお任せできる上にモードをアプリで指示するだけでお掃除がされている状態になるので、本当にやることがないレベルです。
忙しい人はもちろんですが、家電の機能をとことん追求したい、いわゆる家電マニアにもたまらないですよね。
モップの温水洗浄が可能になったのも、衛生面でより安心感が増しますよね。
これなら3万円の価格差も納得するレベルです。
T10 OMNIがおすすめの人
- T10の機能があれば十分という人
- ハイスペックながら予算を抑えたい人
- 見守りカメラがあった方がいい人
T20 OMNIの新機能にも驚かされますが、T10 OMNIもかなりのハイスペックであることは間違いありません。
吸引力は5000Pa、自動給水はないまでもモップ洗浄に熱風乾燥、精巧な回避性能にマッピング、音声アシスタントとどれをとっても申し分ありません。
それでいてT20 OMNIよりお求めやすい価格なので、ハイスペックを求めながらも予算をできるだけ抑えたい人におすすめです。
見守りカメラはT20 OMNIではカットされているので、留守中に家族やペットの見守りとしても活用したい人には是非T10 OMNIをおすすめします。
大きな買い物ですので、価格とスペック、生活スタイルにどちらが合っているかをじっくり検討して選択されるのをおすすめします。
▼エコバックスDEEBOT T20 OMNI

▼エコバックスDEEBOT T10 OMNI

DEEBOT T20 OMNIとT10 OMNIの共通の機能や特徴
次に、エコバックスのDEEBOT T20 OMNIとT10 OMNIに共通する機能や特徴を紹介していきます。
1台で吸引&水拭き
もはや言うまでもないといった感じですが、両モデル共に1台で吸引、水拭きが可能です。
もちろん吸引のみ、水拭きのみでの清掃指示もできるので、床の形状や汚れ具合によって最適なお掃除をロボットがしてくれます。
加圧回転式デュアルモップ
両モデルとも1分間に180回転する2つのモップで水拭き清掃を行います。
圧力をかけながら高速回転し、べたつくような汚れもしっかり落とせて床もスッキリです。
自動ゴミ収集
清掃が終了するとステーションに戻り、ゴミを自動で専用バッグに吸い上げます。
最大で60日分のゴミを収納できるので、毎回ゴミを捨てるわずらわしさも手を汚すこともありません。
モップの自動洗浄と熱風乾燥
床の掃除というと雑巾を洗って絞る作業やモップを洗う作業が必要ですが、これを全て手で行うのは面倒ですし、忙しい時にはストレスです。
それでもやらないわけにはいかないし……という悩みからも解放されるのがモップの自動洗浄と熱風乾燥です。
一度使ったらもう手放せない機能の一つですよね。
自動で充電&再開
こちらもDEEBOTでは当たり前の機能ですが、バッテリーが不足したら自動的にステーションに戻って充電し、中断した場所からお掃除を再開します。

充電時間と最長稼働時間
フル充電になるまでの時間は約6.5時間、連続稼働時間は最長260分(4時間20分)なので、通常の使用であればバッテリー不足にはなりにくい大容量バッテリーです。
▼エコバックスDEEBOT T20 OMNI

▼エコバックスDEEBOT T10 OMNI

True Mapping2.0
マッピング機能はTrue Mapping2.0 を採用していて、車の自動運転にも応用されている技術です。
間取りをすぐに把握してアプリに反映し、最適な走行経路を導き出してくれる優れものです。
さらにお掃除を続けることで家具や床材などを学習していくので、より効率的で正確なお掃除が可能になります。

音声アシスタント「YIKO」
「YIKO(イコ)」はDEEBOTシリーズのハイエンドモデルではお馴染みの音声アシスタントです。
人の声を正確に認識することで、お掃除の開始や設定の変更も掃除機に話しかけるだけで可能になります。
「テーブルの下を掃除して」など、特定のエリアを声で指示することができるので、例えばジュースをこぼした時など、手元にスマホがなくともすぐにお掃除してくれます。

その他共通する機能
その他細かい部分での共通点を紹介します。
- 落下防止センサー
- 2cmの段差を乗り越える
- アプリと連動して各種設定
- 67㏈の静音設計
DEEBOTシリーズでは言うまでもない基本仕様となりますが、安心して使っていただけるための仕様になっています。


▼エコバックスDEEBOT T20 OMNI

▼エコバックスDEEBOT T10 OMNI

DEEBOT T20 OMNIとT10 OMNIを比較まとめ
エコバックスロボット掃除機DEEBOT T20 OMNIとT10 OMNIの違いを比較し、どっちがどんな人におすすめかをまとめてきました。
2023年6月発売の最新機種「T20 OMNI」の進化したスペックにはただただ驚くばかりです。
吸引力6000Paに、壁際の水拭きもカバー、メインブラシの材質も見直し、回転モップには圧力をプラス……など、清掃のレベルは格段に上がったといえます。
さらにモップ洗浄は55℃の温水で行うことで、より衛生的です。
その分、T10 OMNIにあった見守りカメラはカットされていて、お掃除に特化したモデルといえそうです。
価格差は3万円ありますが、さらなるハイスペックを求める人には決して大きくないのかな、という印象です。
まもなく発売日を迎えるので、今後の口コミも楽しみになるモデルです。
エコバックスDEEBOTの新モデルT20 OMNIが気になっている方や、T10 OMNIとの違いを調べている方の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
▼エコバックスDEEBOT T20 OMNI

▼エコバックスDEEBOT T10 OMNI
