エコバックスのDEEBOT T20 OMNIとX1 OMNIはどっちがおすすめ?違いを徹底比較!
エコバックスのロボット掃除機DEEBOTシリーズから、最新モデルのT20 OMNIと2022年発売のハイスペックモデルX1 OMNIの比較をしていきます。
どちらも一度は使ってみたいハイエンドモデルですが、主な違いはこんなにありました。
- 吸引力の違い
- モップ洗浄が温水かどうか
- ブラシの違い
- モップの自動リフトアップ
- お掃除パターンの数
- 壁際清掃に強いかどうか
- 障害物の識別・回避システム
- 見守りカメラの有無
- デザインへのこだわり
- 価格の違い
DEEBOT T20 OMNIは最高峰を謳ったX1シリーズを上回る吸引力を実現し、さらに温水モップ洗浄やモップのリフトアップ等、エコバックス初の機能がふんだんに盛り込まれています。
一方のX1 OMNIは、より優れた障害物回避システムや見守りカメラなど、X1ならではの機能で差別化しています。
本文では、エコバックスロボット掃除機DEEBOTの最高峰ともいえる2機種、T20 OMNIとX1 OMNIを比較し、どっちがどんな人におすすめかまとめていきます。
▼DEEBOT T20 OMNI
▼DEEBOT X1OMNI
DEEBOT T20 OMNIとX1 OMNIの違いを比較
エコバックスDEEBOT T20 OMNIとX1 OMNIの違いを比較していきます。
さらに上をいくT20の吸引力
DEEBOT X1 OMNIが発売された当初、吸引力(真空度)5000Paは驚異の数値だったことを覚えていますが、T20 OMNIではさらに上をいく6000Paを実現しています。
T20 OMNIが誇る6000Paは、業界最強レベルといえる吸引力で、フローリングやカーペットを問わずどんな細かなホコリまで吸引します。
T20 OMNIは初の温水モップ洗浄
DEEBOTシリーズのハイエンドモデルでは、モップの洗浄と乾燥はもはや当たり前のように搭載されていますが、T20 OMNIでは初の「温水モップ洗浄」機能が加わっています。
温水は55℃と、手で触れるには熱い温度なので、しつこい油汚れやべたつき汚れも落ちやすくなってより衛生面での安心感がありますよね。
別売りの洗浄液を併せて使用することで、より洗浄効果はアップしますので、気になる方は試してくださいね。
メインブラシ構造の違い
T20 ONNIのメインブラシは、エコバックスでは初のラバー素材(ゴム製)になりました。
髪の毛や長毛種のペットの毛が絡まることも防ぎ、お手入れも格段に楽になっています。
床にしっかり密着し、らせん状の構造になっているためカーペットのゴミも効率よく掻き上げます。
モップの自動リフトアップ機能
こちらもシリーズ初の「モップの自動リフトアップ機能」です。
従来のDEEBOTロボット掃除機の場合は、カーペットを掃除する際には自動で回避していました。
カーペットを濡らさないための大切な機能でしたが、T20 OMNIではカーペットを検知すると自動的にモップが上がって吸引清掃だけを行うことが可能になりました。
吸引清掃の時にその都度モップを外す手間がなく、濡れたモップが付いたまま自由自在にお掃除ができるという便利さです。
▼DEEBOT T20 OMNI
▼DEEBOT X1OMNI
4つのお掃除パターンを設定
モップの自動リフトアップ機能があるからこそ、4つのお掃除パターンがアプリで使い分けられるようになりました。
- 吸引&水拭き:普段のお掃除に
- 吸引してから水拭き:ペットの毛やホコリの多い部屋に
- 吸引のみ:カーペットなど水拭きできないお部屋に
- 水拭きのみ:飲み物をこぼした時やべたつきが気になる時に
なかでも2番目の「吸引してから水拭き」する際にモップを付け直さなくて良いのが便利ですよね。
エリアごとの設定も可能なので、そのお部屋に最適なお掃除を自動でしてくれます。
X1 OMNIの清掃モードは「吸引&水拭き」と「吸引のみ」の2つです。
T20モップを自動でリフトアップすることでより細かな使い分けが可能になっています。
エッジディープクリーニング
特に丸型のロボット掃除機では、水拭きの際に壁際の部分の汚れが残ってしまう……という悩みがつきものですが、T20 OMNIでは「エッジディープクリーニング」で見事に解決しています。
小刻みに振動しながら壁際を進むことで、モップが際の部分までしっかり届いてきれいにします。
この機能はアプリでのON/OFF切り替えも可能です。
障害物識別・回避システム
T20 OMNIの障害物回避システムは「True Detect3.0」を採用していて、走行中に発見した障害物を瞬時に3Dスキャンします。
X1 OMNIに搭載されているシステムは「True Detect2.0」と、T20 OMNI以前のバージョンではありますが、「地平線Sunrise3チップ」がプラスされています。
これは処理速度が1秒間に5億万回という超高速の障害物識別機能で、AIが18種類の物体を識別することが可能です。
さらに障害物回避システム「AIVI3.0」も搭載されていて、120万画素の高性能HDRカメラが物体を正確にとらえます。
共通する回避システム「True Detect」のバージョン新旧の違いはありますが、X1では物体を認識して回避する機能が二重、三重にもなっており、回避性能については上回っています。
▼DEEBOT T20 OMNI
▼DEEBOT X1OMNI
X1 OMNIには高画質の見守りカメラ
前の項で触れましたが、X1 OMNIには120万画素&超広角(148.3°)レンズのStarlight RGBカメラがあり、物体を認識するのと同時に見守りカメラとしての役割もあります。
ペットカメラとしても使えますし、通話も可能なので留守中の家族とのコミュニケーションを取ることも可能です。
X1 OMNIはヤコブイェンセン・デザイン
X1 OMNIのデザインは、デンマークの世界的デザイン事務所「ヤコブイェンセン・デザイン」によるものです。
ダークカラーでスタイリッシュ、無駄のないシンプルな外観はこだわりのインテリアにもよく馴染みます。
価格について
いずれも最高峰モデルということで価格が気になるところですが、この記事を作成している2023年6月20日現在、楽天およびエコバックス公式サイトでは以下の通りです。
- T20 OMNI:179,800円
- X1 OMNI:198,000円
T20 OMNIの方が新機能満載で、それなのに約20,000円も価格が安いのはちょっと驚きですが、X1 OMNIは発売から1年以上経過しており、価格.comでの最安値を見ると13万円台での取り扱いを多く見かけます。
在庫状況や送料の有無などもあるので一概にはいえませんが、購入時の参考になればと思います。
尚、価格は日々変動しますので、常に最新の情報をチェックしてくださいね。
▼DEEBOT T20 OMNI
▼DEEBOT X1OMNI
DEEBOT T20 OMNIとX1 OMNIどっちがおすすめ?
エコバックスDEEBOT T20 OMNIとX1 OMNIの違いを比較してきましたが、どっちがどんな人におすすめかまとめてみました。
T20 OMNIがおすすめの人
- 吸引力の高さ、壁際の清掃力を求める人
- モップの温水洗浄がいい!という人
- お掃除の全てをロボットに任せたい人
T20 OMNIは吸引力、ブラシ形状、エッジ部分のクリーニングとこれまでにないレベルの清掃力を実現しています。
とにかく家を完璧にキレイにしたい人や、ハイクオリティの家電が好きという人にはかなり魅力なのではないでしょうか。
さらにモップを温水で洗浄してくれるので、食べこぼしやペットの足跡汚れなどが気になる人にももってこいです。
エコバックスのハイエンド機種では当たり前の「吸引+水拭き+自動収集」に加えてモップの温水洗浄と熱風乾燥、さらにカーペットを検知するとモップが自動でリフトアップするところまで来ると、もうやることが無いくらいです。
やることは2ヶ月ごとのゴミバッグ交換と、水の入れ替えだけなのでもはや家電というよりお掃除スタッフです。
お掃除は全てロボットにお任せしたい人のための新機種といっても過言ではありません。
X1 OMNIがおすすめの人
- 物体回避性能に重きを置きたい人
- 見守りカメラを活用したい人
- (安く買えるところがある場合)予算を抑えて高機能ロボット掃除機が欲しい人
X1 OMNIの物体回避性能は、まさにシリーズ最高峰といえます。
3Dで物体認識をする「True Detect2.0」に加えて超高速で物体識別をする「地平線Sunrise3チップ」高性能カメラを駆使した「AIVI3.0」と幾重にも搭載された回避システムはこれ以上ないほどです。
モノが多い人や、頻繁にモノの配置や模様替えをするという人のライフスタイルにもしっかり対応できますね。
また、通話ができる見守りカメラもあると嬉しい機能です。
ペットや家族の具合が悪い時など、出先から様子を見て安心したり、すぐに対応したりすることができるのは今の時代大きなメリットになり得ます。
カメラを別途買わなくとも、掃除機で賄えてしまうというのも単純に「すごい!」と思います。
価格(定価)はX1の方が高く設定されていますが、通販サイトやお店によっては下がっているものもあるようです。
安く取り扱っているショップがあれば、という前提ではありますが、これだけのハイスペックモデルが値下がりしていたら、購入のハードルもかなり下がりそうですよね。
▼DEEBOT T20 OMNI
▼DEEBOT X1OMNI
DEEBOT T20 OMNIとX1 OMNIの共通の機能や特徴
エコバックスDEEBOT T20 OMNIとX1 OMNIに共通する機能や特徴について紹介していきます。
吸引と水拭きの2in1
エコバックスのDEEBOT上位機種では当然のようではありますが、吸引と水拭きが一度に完結するのはやはり魅力です。
吸引力が弱いとゴミやホコリが残ったまま水拭きをすることになってしまいそうですが、T20もX1もシリーズ最高レベルの吸引力なので、吸引も水拭きもスッキリ一度で済みます。
電動モップは2枚の丸形モップが、圧力をかけながら1分間に180回転する「OZMO Turbo2.0」を採用していて、べたつく汚れもしっかりからめ取ります。
60日分のゴミを自動収集
吸い取ったゴミはステーションに戻って自動で回収します。
4つの抗菌層からなる独自のゴミバッグに約60日分収納できるので、捨てる頻度も低い上に塵が舞うことも手を汚すこともありません。
モップの自動洗浄と熱風乾燥
モップや雑巾を洗う作業は面倒で手も汚れるし、とストレスになりやすいですが、T20とX1いずれもモップを自動で洗って熱風で乾燥までしてくれるので、人がすることは汚水を捨てて清水をセットするだけです。
最も減らしたい作業を代わりにしてくれるので、一度使ったら戻れなくなりそうですよね。
温水洗浄はT20 OMNIのみですが、熱風乾燥は両モデルに共通していて、衛生面での安心度が高いです。
マッピングシステム
マッピングは両モデルとも最先端の「True Mapping2.0」を搭載し、車の自動運転にも使われる「D-ToF技術」を応用し、物体との距離を瞬時に測定します。
本体自身の位置をマップの中でリアルタイムに把握するため、間取りに沿って最適なルートで無駄なく走行します。
▼DEEBOT T20 OMNI
▼DEEBOT X1OMNI
音声アシスタント
スマートスピーカーでロボット掃除機に指示を出す機種が増えていますが、T20とX1のいずれも、直接本体に話しかけるだけでお掃除を指示できます。
エコバックス独自の音声アシスタント「YIKO(イコ)」名前もかわいいですが、機能も優秀です。
もちろんスマートスピーカーを通すことも可能です。
充電時間と稼働時間
充電時間は両モデルとも6.5時間、最大連続稼働は260分と4時間以上あります。
バッテリーが少なくなってくると自動でステーションに戻り、充電して元の場所に戻って再開します。
アプリで各種設定
エコバックスの専用アプリではエリア別の清掃モードの設定はもちろんのこと、スケジューリングや禁止エリアの指定など細かな設定や指示が可能です。
上位機種ではもう当たり前ではありますが、機能が充実しているほどアプリの使い勝手がアップするのも確かですよね。
▼DEEBOT T20 OMNI
▼DEEBOT X1OMNI
DEEBOT T20 OMNIとX1 OMNIを比較まとめ
エコバックスのロボット掃除機DEEBOTの最新モデルT20 OMNIと、2022年発売のハイエンドモデルX1 OMNIの違いを比較し、どっちがどんな人におすすめかまとめてきました。
T20 OMNIではこれまでになかった吸引力と温水モップ洗浄、モップの自動リフトアップに加えて、ブラシの素材を変えたり壁際の清掃力をアップさせたりと、人がすることが殆どないくらいです。
一方のX1 OMNIは新機能というところではT20に水をあけられた感がありますが、シリーズ最高峰の物体回避性能に見守りカメラなど、家電の可能性を追求したい人も高い満足度を得られるスペックです。
いずれにしても、生活スタイルやロボット掃除機に求めるスペックがどこまで自分に合うかを、価格と合わせて検討するのがベストですよね。
エコバックスのDEEBOT T20 OMNIとX1 OMNIの違いを調べている方や購入検討中の方の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
▼DEEBOT T20 OMNI
▼DEEBOT X1OMNI