ロボット掃除機エコバックスDEEBOT N8 Pro+とルンバの同等機種を徹底比較!どっちがおすすめ?
掃除機を買い替える時に、ロボット掃除機を検討する方も多いと思います。
ロボット掃除機市場は広がっていて、だからこそメーカーや機種選びは迷いますよね。
エコバックスDEEBOT(ディーボット)シリーズはコスパが良く、リニューアルの度に機能がどんどん進化しています。
ルンバはロボット掃除機の代名詞といわれるくらい知名度が高く、企業に対する信頼度も高いですよね。
そこで、コスパ最高と呼び声も高いエコバックスDEEBOT N8 Pro+と、アイロボットの同等機種、ルンバi3+、j7+という両社それぞれの人気機種を徹底比較してみました。
簡単に結論からお伝えすると…
- DEEBOT N8 Pro+:コスパ最強。水拭き機能付き。静音性も高い。アプリが充実。音声アシストはないけどマッピング機能と衝突回避機能が優秀
- ルンバi3+:N8Pro+と同等のお値段。ゴミを最大1年貯めれる。音声アシスト付き。特に汚れている場所を感知できる
- ルンバj7+:N8Pro+と同等の機能。ゴミを最大1年貯めれる。音声アシスト付き。特に汚れている場所を感知できる。アプリも充実
という印象です。
本文では、エコバックスDEEBOT N8 Pro+と、アイロボットの同等機種、ルンバi3+、j7+の3機種の違いについて、詳しくご紹介していきます。
▼DEEBOT N8 Pro+ コスパ最強の人気機種
▼ルンバi3+ N8 Pro+と価格帯が類似
▼ルンバj7+ N8 Pro+と機能性が類似
DEEBOTのエコバックス とルンバのアイロボット 会社の違いを比較
まず最初にDEEBOTを販売しているエコバックス社と、ルンバで知られるiRobot社について特徴と違いを挙げていきます。
ECOVACS(エコバックス)
エコバックスは1998年に中国で創業されたロボット掃除機メーカーで、2014年に日本に上陸しました。
上海証券取引所に上場していて、子会社は日本、ドイツ、アメリカにあります。
他にもカナダ、フランス、スペイン、スイス、チェコ共和国、ポーランド、マレーシアなど多くの国や地域に販売を拡大しています。
日本では知名度は高くないですが、APAC(アジア太平洋)市場では2017年にシェアNo.1となったほか、競争の激しいヨーロッパ市場でもNo.2になっています。
2021年8月時点での時価総額は約1兆7,069億円とアイロボット社の約2,557億円を大きく上回っているのは驚きです。
エコバックス社は登録商標が345件、特許を1000件以上(2022.8の記事作成時点)取得したほか、利益の半分を研究開発費に惜しみなく充てることで成長してきた企業です。
中国の企業というと、なんとなくアヤシイと感じてしまう人もいまだに多いかもしれませんね。
「中国製のロボット掃除機」と「マサチューセッツ工科大学のロボット学者達が立ち上げたメーカーのロボット掃除機」を比べたら、日本人に受けがいいのは断然後者です。
日本進出のスタートダッシュがきれずに、アイロボットに全面体に持っていかれてしまった一因じゃないかな、と勝手に考察してます。
ですが、今は中国も世界に売り出す商品を扱う企業が多くなっていてます。
あまりにいい加減な商品では流石に世界は相手にできません。
少し前の印象だけで決めてしまうのはもったいないくらいですよ。
中国製品というと、お問い合わせ先の担当者の日本語がイマイチで、印象が悪いという人もいるかもしれませんが、エコバックスは日本支社があって、電話対応なども専門のスタッフがしっかり対応してくれます。
私も一度エコバックスのお客様センターに電話したことがありますが、質問に丁寧にお答えいただき、好印象でした。
オフィスフロアをDEEBOTが掃除する様子も聴かせてくれましたよ^^
「中国製」というラベルからうける印象がデメリットになりえるかと思いますが、実際にどれほどデメリットになるかというと…エコバックスに関していえば疑問の残るところです。
エコバックス社の特徴
- 1998年中国で創業されたロボット掃除機メーカー
- 2014年に日本に上陸
- アジア太平洋市場ではシェアNo.1、ヨーロッパ市場ではNo.2
- 時価総額はアイロボットの約6.6倍
- 利益の半分を研究費に
iRobot(アイロボット)
ルンバというと日本ではロボット掃除機の代名詞的な存在でもありますよね。
ルンバを作るアイロボット社は1990年にアメリカで創業し、エコバックスより歴史は古いです。
日本に上陸したのは2017年と比較的遅かったのですが、日本支社が出来る以前から知名度は高かったのでちょっと意外ですね。
本社はマサチューセッツ州にあり、マサチューセッツ工科大学のロボット学者達が立ち上げた会社ということもあって技術力の高さにも納得です。
ロボット掃除機の他にも、床拭きロボットの「ブラーバ」でもよく知られています。
支社は日本、カリフォルニア州パサデナ、ロンドン、上海、広州、香港にあり、アメリカのNASDAQ市場に上場しています。
2022年にはロボット掃除機の国内累計出荷台数が500万台を突破するなど名実ともにトップメーカーとなっています。
アイロボット社の特徴
- 1990年アメリカで創業されたロボット掃除機メーカー
- NASDAQ上場
- 2017年に日本に上陸
- 日本国内では売り上げトップメーカー
▼DEEBOT N8 Pro+ コスパ最強の人気機種
▼ルンバi3+ N8 Pro+と価格帯が類似
▼ルンバj7+ N8 Pro+と機能性が類似
DEEBOT N8 Pro+とルンバi3+の違いを比較
エコバックスDEEBOT N8 Pro+とルンバi3+の違いを詳しく比較していきます。
※吸引力については単純比較が困難ですが、いずれも前モデルに比較してN8 Pro+は73%アップ、i3は10倍アップを謳っています。
DEEBOT N8 Pro+は1台で水拭きまで可能
DEEBOT N8 Pro+は1台で吸引と水拭きが可能ですが、ルンバi3+に水拭き機能はありません。
水拭きロボットのブラーバと連携可能ですが、ロボット掃除機が2台必要になるため、コスパと手軽さではDEEBOT N8 Pro+に軍配が上がります。
- DEEBOT N8Pro+:水拭き機能付き
- ルンバi3+:水拭き機能なし
自動ゴミ収集はルンバi3+が上
DEEBOT N8 Pro+、ルンバi3+共に自動ゴミ収集機能があり、吸い取ったゴミを自動で紙パックに集めてくれるので、ゴミを目にすることも触れることもなく快適に処理ができる優れた機能です。
違いは2つあり、1つ目はDEEBOT N8 Pro+が60日分のゴミを収納するのに対し、ルンバi3+では最大1年分のゴミが収納できます。
ただ、口コミなどをみていると、2ヶ月半程度でゴミ用パックの取り替えお知らせサインが点灯したという話もありました。
あくまで”最大”1年分なので、お知らせサインにしたがって交換する必要はあります。
もう1つは、ルンバi3+のゴミバッグはアレルゲンロック仕様になっていて、花粉やカビなどのアレルゲンを99%封じ込めることです。
DEEBOT N8 Pro+のゴミバッグも回収時に口が閉まるようになっているので、ホコリやアレルゲンに触れることはありません。
- DEEBOT N8Pro+:60日分のゴミを収納
- ルンバi3+:最大1年分
ルンバi3+には音声アシスタントがある
音声アシスタント機能はルンバi3+に搭載されていて、話しかけるだけでお掃除を開始します。
また、花粉の時期やペットの毛が抜け替わる時期にはお掃除回数を増やす提案をしてくれます。
- DEEBOT N8Pro+:音声アシストなし
- ルンバi3+:音声アシストあり
*DEEBOTシリーズの音声アシストYIKOは、T10シリーズ、X1シリーズに搭載されています。
ダートディテクトテクノロジー
ダートディテクトテクノロジーはルンバi3+に搭載されている機能で、特に汚れている場所を検知して集中的に清掃してくれます。
3D回避機能、マッピング機能に優れたDEEBOT N8 Pro+
DEEBOT N8 Pro+には3D物体回避テクノロジーが搭載されていて、家具や物体の高さ、形状を立体的に認識します。
業界最高水準のTrue Mappingシステムで、間取りを360°測定し記憶します。
どこに何があるかを把握して清掃するので、家具への衝突やコードの巻き込みなどもありません。
▼DEEBOT N8 Pro+ コスパ最強の人気機種
▼ルンバi3+ N8 Pro+と価格帯が類似
▼ルンバj7+ N8 Pro+と機能性が類似
専用アプリの機能
DEEBOT N8 Pro+はルンバi3+に比べて専用アプリが高レベルになっています。
ルンバi3+は上記で触れた音声アシスタントの他、清掃するお部屋の指定とブラーバ(水拭きロボット)との連携が可能です。
対するDEEBOT N8 Pro+は音声アシスタントこそ対応していませんが、清掃場所の指定はもちろん、清掃状況をリアルタイムで見れるので経路を確認することも可能です。
他にも進入禁止場所の指定やタイマー設定、水拭き時の水量などアプリで細かな設定もできます。
静音性
DEEBOT N8 Pro+と、ルンバi3+の両方を体験したという人からN8 Pro+の方が断然静かという口コミがありました。
ペットが驚かずに昼寝をしていられたそうです。
お昼寝をする子供やペットがお家にいるご家庭や、集合住宅にお住まいの方ですと、音も気になりますよね。
DEEBOT N8 Pro+は57dBという公式情報が公開されていますが、ルンバの方は非公開です。
非公式で測定された方で、約65dBという数値を観測されていました。
少しでも静かな方が良いという方でしたら、DEEBOT N8 Pro+の方がお勧めできます。
コストパフォーマンス
価格を単純に比較すると、楽天の公式メーカーサイトではDEEBOT N8 Pro+が85,000円、ルンバi3+が79,800円と、5,200円ほどの差があります。
5,200円の差で水拭き機能が付いていて、静音性も高い上に、優れた衝突回避、マッピング機能をもつDEEBOT N8 Pro+のコスパはかなり良いといえます。
特に水拭き機能が欲しい人はi3+の場合、水拭き専用のお掃除ロボット、フラーバを別で購入する必要が出てくるので、プラスしてフラーバを買う分が5,200円で賄えます。
さらに、お掃除ロボットを2台並べておく必要もないので、収納スペースも省エネですよ。
- DEEBOT N8Pro+:85,000円
- ルンバi3+:79,800円
N8 Pro+とi3+の基本的な共通機能について
別メーカーの製品になるので性能の水平比較は難しいですが、ロボット掃除機として共通する基本的な機能を載せておきますね。
- 無駄のない動きで効率よく床を清掃
- 落下防止センサー
- 自動で充電、自動で再開
▼DEEBOT N8 Pro+ コスパ最強の人気機種
▼ルンバi3+ N8 Pro+と価格帯が類似
▼ルンバj7+ N8 Pro+と機能性が類似
DEEBOT N8 Pro+とルンバj7+の違いを比較
次に、エコバックスのDEEBOT N8 Pro+とルンバj7+の違いを比較していきます。
ルンバj7+は、i3+と同様に自動ゴミ収集機能がありますが、さらに高機能に生まれ変わっています。
ルンバj7シリーズはルンバ初の本体前面カメラを搭載しているため、ルンバi3+になかった障害物を認識して回避する機能が追加され、マッピングもより詳細になりました。
アプリで清掃場所や進入禁止エリアの指定も可能になり、かなりのアップデートですがDEEBOT N8 Pro+にもなかった機能があるので早速紹介していきます。
ルンバj7+は…
- i3+より障害物回避機能、マッピング機能がUP
- ペットの(固形)排泄物も回避
- チャイルドロック機能がついた
ペットオーナーさんに嬉しい機能と保証
上記でルンバj7+には障害物回避機能が追加されたことに触れましたが、散らかった状態でも障害物や物体を認識して回避しながら清掃をします。
その際に障害物が見つかるとアプリに画像が送信されますが、j7+はペットの排泄物を認識できるようになっています。
ペットを迎え入れたばかりのお家や、シニアのペットがいる場合は粗相をすることもあり、そうなるとロボット掃除機の導入にも二の足を踏みがちです。
ルンバj7+ならペットの排泄物(ただし固体のみ)をしっかり認識して回避してくれるだけでなく、清掃中にルンバ本体に排泄物が付着してしまった場合、保証期間内1回に限り無償でサポートが可能です。
ペットを飼っている方に優しい機能とサポートですよね。
チャイルド/ペットロック機能
ルンバj7+にはチャイルド/ペットロック機能が付いています。
猫がルンバの上に乗っている動画は微笑ましいですが、ボタン操作までされてしまったら困りますよね。
ルンバj7+は本体のボタン操作を無効にして、アプリまたは音声アシスタントから操作するように設定を変えることができるので、お子さんやペットの誤操作も起きません。
価格面の違い
最後に価格ですが、上の項でも紹介した通りDEEBOT N8 Pro+は楽天の公式サイトで64,900円、ルンバj7+は同じく楽天の公式サイトで129,800円と、ほぼ2倍になっています。
障害物回避機能、マッピング機能、進入禁止エリア設定機能など、ロボット掃除機の上位機種に搭載される機能が両機種についていますが、お値段が約2倍というのが大きな差になってきます。
価格は全て2022年8月17日現在ですが、ショップによってもセールのタイミングがあったりして変動もあり得るので、常に最新の価格をチェックしてくださいね。
- DEEBOT N8Pro+:64,900円
- ルンバj7+:129,800円
▼DEEBOT N8 Pro+ コスパ最強の人気機種
▼ルンバi3+ N8 Pro+と価格帯が類似
▼ルンバj7+ N8 Pro+と機能性が類似
DEEBOT N8 Pro+とルンバi3+、j7+を表で比較
DEEBOT N8 Pro+、ルンバi3+、j7を簡単に表で比較してみました。
表にまとめると分かりやすいですが、DEEBOT N8 Pro+と同等の価格帯のルンバi3+と比較すると、N8 Pro+の方が断然機能が充実しています。
N8 Pro+と同等の機能があるルンバj7+と比較すると、値段が倍違ってきます。
もちろん、ルンバには音声アシストがあったり、ゴミステーションの容量が約1年と大きかったり、利点もあります。
同等レベルの機種であっても、どこを重要視するかでお好みの機種が選べるのは、消費者としては嬉しい悩みですよね^^
▼DEEBOT N8 Pro+ コスパ最強の人気機種
▼ルンバi3+ N8 Pro+と価格帯が類似
▼ルンバj7+ N8 Pro+と機能性が類似
DEEBOT N8 Pro+とルンバどっちがおすすめ?
DEEBOT N8 Pro+とルンバのi3+、j7についてそれぞれ違いを比較してきましたが、個人的にはDEEBOT N8 Pro+がおすすめです。
マッピングと物体回避機能が優れている上に、1台で吸引と水拭きが両方できることを考えると、コスパが最強です。
N8 Pro+にはない音声アシスタント機能が魅力的と感じる方や、ペットを飼っている方でj7+のあんしん保証を受けたい場合にルンバを選ぶのが良いと思います。
DEEBOT N8 Pro+がおすすめな人
- コスパ重視な人
- 1台で水拭きもできることに魅力を感じる人
- 高機能な障害物回避機能、マッピング機能が欲しい人
- 少しでも静かな方が良い人
メーカーブランドにこだわりがなく、音声アシストも重要でない方なら、DEEBOT N8 Pro+がおすすめです。
ルンバi3+がおすすめな人
- アイロボットブランドに魅力を感じる人
- 最大1年ゴミ捨て不要に惹かれる人
- 音声アシスタントを使いたい人
どうしてもアイロボットの「ルンバ」で、ゴミステーション機能付きを探したい、という方なら、お値段的に手が出やすく、機能も充実しているのがi3+です。
j7+に比べると障害物回避機能、マッピング機能などの機能性がやや落ちますが、少し前のロボット掃除機からの買い替えや、初めてのロボット掃除機なら間違いなく満足できると思いますよ♪
ルンバj7+がおすすめな人
- アイロボットブランドに魅力を感じる人
- 最新高機能な障害物回避システム、マッピングシステムに惹かれる人
- 音声アシストを使いたい人
- ペットの粗相対応に魅力を感じる人
予算に少し難がありますが、アイロボットの「ルンバ」のゴミステーション付きで、充実したアプリ操作、障害物回避機能やマッピングシステムの機能性を求めるならj7+がおすすめです。
DEEBOT N8 Pro+とルンバを比較まとめ
エコバックスのDEEBOT N8 Pro+とルンバの2機種i3+、j7+を比較しました。
最も大きな違いは、N8 Pro+のみ1台で吸引と水拭きの両方ができることです。
ルンバのi3+、j7+単体では水拭き機能がなく、水拭きロボット「ブラーバ」を別途購入しアプリで連携することになるため、1台で賄えるDEEBOT N8 Pro+は非常にコスパが良いです。
マッピング機能と3D物体回避についてはDEEBOT N8 Pro+がリードしていますが、ルンバj7+では網羅されていて、さらにペットオーナーさん向けの回避機能や保証もついています。
価格的にはDEEBOT N8 Pro+がかなり安くなっています。
性能面、コスパ面からもエコバックスのDEEBOT N8 Pro+を推したいですが、ライフスタイルに合わせてどちらの機能が必要かなどを十分検討されることをおすすめします。
これからロボット掃除機を購入したい方、エコバックスとルンバで悩まれている方の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
▼DEEBOT N8 Pro+ コスパ最強の人気機種
▼ルンバi3+ N8 Pro+と価格帯が類似
▼ルンバj7+ N8 Pro+と機能性が類似